体感と実感

【愛情飢餓に苦しむ人へ】他者から愛情をもらう方法の体験的理解

人間の精神が健全に成長していくためには、どうやら愛情というものがどうしても必要なようです。

今回は成長の過程で充分な愛情をもらうことができずに育ったため、愛情の飢餓状態になってしまった人が、それを克服していくにはどうしたらいいのかということを書いていきたいと思います。

愛情というものの本質についても詰めよってみました。よろしければ読んでみてください。

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【愛情飢餓の克服の体験的理解】愛情は他者からもらうもの

愛情の飢餓状態になってしまっている自分を思うと、いたたまれない気持ちになり、自分を責めたくなるような気持ちになるかもしれません。

しかし、基本的には愛情というものは自分の能力でどうこうするものではなく、自分以外の他者よりもらうしか方法のないもののようです。

また、自信や、自分の価値や、自己肯定感という類のものは、基本的には他者との関係の中で愛情を感じることで確認し、身につけていくものです。

自分一人では愛情は手に入れることが出来ず、結果、自分一人では自分を信じることも、価値づけることも、肯定することもできません。これはとても自然なことのようです。

もちろんこれは、自分だけに当てはまることではなく、他者にも言えることです。他者も、自分一人では愛情を手に入れることができず、自分を信じることも、価値づけることも、肯定することもできないのです。

クロダ
クロダ
いつも自分に自信があり、ニコニコと快活で羨ましいあの人も、別に自家発電で自信や自己肯定感を手にしているわけではないということですね。

基本的に、愛情は他者よりもらうより他ないもの。

感情探偵
感情探偵
だから、1対1の関係においてはね、私はあなたからしから愛情をもらえないし、あなたは私からしか愛情をもらえないんだよ。
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【愛情飢餓の克服の体験的理解】執着に気づく

どこの家族もそれなりの問題を含んでいることは間違いありませんが、著しい機能不全の家族で生育してしまうと、充分な愛情をもらうことができず、愛情が飢餓状態に陥り、精神が充分に発達できないまま、大人と言われる年齢に達してしまうことはあります。

愛情は人間の精神的成長には必要不可欠なものです。しかるべきときに愛情をもらえなかったという経験は、怒りにも似た激しい感情とともに、ずっとその人の心を支配してしまいます。

自分にとって愛情を与えてくれるべき人が与えてくれなかったことに、自分でもどうしようもないぐらいに固執し、それが、他者との人間関係にも大きく影響を与えてしまうのです。

クロダ
クロダ
母や父に愛情をもらえなかったという感情を異性のパートナーにぶつけてしまうことはありがちなことだね。

【愛情飢餓の克服の体験的理解】愛情は必要、だからくれる人からもらう

機能不全家族を構成している主要人物は、同じく機能不全家族で育ってきたという可能性が高いです。愛情を与えてくれない母や父もまた、愛情を与えてもらえない家庭で育ってきたということです。

感情探偵
感情探偵
だけど、「だから仕方ない…」なんて思いたくないよね。

繰り返しますが、人間の精神的成長には愛情というものは必要不可欠なものです。しかるべき時に、しかるべき人が与えてくれなかったから私は諦めますだなんて、人のいいことを言っていられません。

また、愛情の与え方を学んでこれていない相手に対して、愛情をくれなかったことを恨むことに長い期間エネルギーを費やしてしまうのは少しもったいない気もします。

必要なものはちゃんと手に入れましょう。そのためにはちゃんともらえる人、もらいやすい人を選びましょう、ということです。

まずは、親という役割を持った人から愛情をもらわなくてはならないという発想から自由になりましょう。

【愛情飢餓の克服の体験的理解】他者から愛情をもらう方法

さて、親以外の他者から愛情をもらう方法を考えていきます。そのためにもまずは、愛情というものの本質は何なのか?ということにふれていきます。

愛情っていうけど、具体的に欲しいものは何だろう?

私自身の経験を振り返ってみたところ、特定の誰かから欲しくて欲しくてたまらなかったもの、私にとって愛情という言葉に託され、渇望していたものは・・・、

・他者からの不動の好意

・他者からの無条件の肯定

これを感じることで、自分の存在意義を保ちたい。確認したいというものでした。

不動の好意…無条件の肯定…。あらためて考えてみると、これらを本当の意味で誰かに提供することって人間業(わざ)ではないような気がしています。

人間の精神は非常に不安定

そもそも人間の精神、心というものは、非常に不安定です。常に移ろい、変化し、色を変えるものです。

それが自然であり、健全な心というものです。むしろ固定的で変化を許さない心というのは脆く、病気になりやすい心です。

その人間の不安定な心で、他の人間の不安定な心を支えようとしたら大変です。どちらも支えあうこともできず、共倒れしてしまいそうです。

人の心で、もう一人の人の心を支えようとすること、支えてもらおうとすることは、諦めたほうが建設的なようです。

クロダ
クロダ
人の心で人の心を支えることはできない。これは当たり前のことだと理解したほうが良さそうだね。

心の安定は望んではいけないの?

常に人の心は移り変わるもの。逆説的ですが、安定している心ほど、不安定な変化に富んでいます

心がバランスを失うのは、変化が滞ってしまう、心の流れがせき止められてしまうときです。

種々の原因から、人の心が固まってしまい、苦しくて苦しくて息もできないような心境になることはあると思います。

変化というものは、常に一定の不安と、おそれをともなうものです。

しかし、生育環境が著しく不安定で、愛情をもらうことができない状態で育ってしまうと、心が正常な不安定さ(変化に富む)を保つことができないのです。

人は、自分の心の不安定な変化に耐えるために、他者に不動で無条件の愛情というものを渇望するようなのです。

人の心は安心感がある程度高まっていないと変化していけない。だから愛情は、心の不安定な変化(成長)にとても必要。

【愛情飢餓の克服の体験的理解】不動の愛情とは具体的には何か?

上述した通り、人の心は不安定であることこそ、健全であり、そもそも他者に不動の愛情を与えられるような形をもっていません。

それでは、どうやって他者から不動の愛情をもらえばいいのでしょうか。

他者からもらえる不動の愛情の具体的な例をここでは2つ紹介します。

まず一つ、それは言葉です。

揺れ動き変化に富む心を、言葉は一定のすがたにとどめてくれます。

愛しています。信頼しています。価値を認めます。

心は変化に富みますから、その気持ちは必ずしも不動ではないかもしれません。

しかし、言葉のすがたになったその瞬間は間違いなく不動の愛情として具現化しています。

不動の愛情を与えてくれるもの、それは人間の心ではなく、声になった言葉のすがたなのです。

不動の愛情のもらいかた1

お願いを聞いてくれる優しい人に、言ってほしい、かけてほしい言葉のすがたを具体的に伝え、それを言ってもらうこと。

二つ目、それは体温です。

繰り返しますが、人間の心は不安定であることが健全であり、他者に不動の愛情を与えることができる形をもっていません。

しかし、人間の心が健全な不安定を保つためには、ある程度安心感が必要であります。その安心感は、不動のものに支えてもらいたい。

人間において不動のものは何か。不動を確認できるものは何か。それは心ではなく身体のはたらきです。

とてもとても小さな頃、身近な他者に抱き着き、とても安心できた記憶はないでしょうか?

人間の体温の温もりは、その人間の心の不安定な動きに関係なく、不動なものです。肌の接触により、不動の体温を確かめさせてもらうことで安心感をもらいましょう。

不動の愛情のもらいかた2

お願いを聞いてくれる優しい人の肌にふれ、または自分の肌にふれてもらい、体温を感じさせてもらう。

他人に体温(不動の愛情)を感じさせてもらうやり方の例

1.あなたのために少しの時間を気兼ねなく割いてくれる、優しい人を選ぶ。

2.優しい人の手をあなたの背中に当ててもらう。お互い心の中で60秒間数える。

3.優しい人の背中にあなたの手を当てる。お互いの心の中で60秒間数える。

4.優しい人と握手をする。お互いの心の中で10秒間数える。(相手の目を見たりはしなくてよい。)

被虐待経験などから、本当に不安が強い人は、意識のある人間にふれること、ふれられることは怖いことだろうと思います。

理論的に言えば、人の体温を感じさせてもらう一番怖くない方法は、寝ている人(生きているけど意識のない人)の手にふれることだと思います。まずは、あなたに協力してくれる人を見つけ、自分にとって安全な不動の愛情のもらいかたをいろいろと考えてみましょう。

【愛情飢餓の克服の体験的理解】まとめ

愛情の飢餓状態の人がそれを克服していくにはどうしたらよいかということを考えてきました。

愛情は自分一人で生み出すことはできず、他者よりもらうしか手がありません。

愛情という言葉に託されているもの、渇望されているもの、それは、人間の不安定な心の変化を支える不動の安心感でした。

そして、心で心を支えることはできません。支えられないことが自然なのです。

ほしいものはほしいと言って良いし、また、あげられないものはあげられないと言っても良い。

いつだって心は自由です。

大事なことは、自分のほしいものが何なのかを理解し、それをくれる相手をしっかりと選び、相手の負担になりすぎない程度にそれをもらうことなのです。

ずっと誰かにかけてほしいと思っていた言葉を相手から具体的にもらうこと、そして、少しの間だけ不動の愛情(体温)を共有すること。

愛情の飢餓感に苦しむ人は是非やってみてください。

 

多感な凡人 黒田明彦

 

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