この記事は、敏感体質の人の恋愛の諸問題に、逆エンパス的感性で解答をするものです。多くの人に該当する悩みではないかもしれませんが、敏感体質の人には一部当てはまることもあるのではないかと思って作成いたしました。よろしければ読んでみてください。
もうひとつの【逆エンパス的】恋愛記事
敏感恋愛ケース1.過去の恋愛にトラウマがある
過去に強烈な失敗経験があると、すべての恋愛で同じことが起きてしまうと思ってしまう。恋愛に苦手意識が出てしまう。
積極的な対処法は、過去の経験を誰かに聞いてもらい、その時の感情を洗い流し、その経験をしっかりと過去のものとし、その経験を活かせるようになること。
過去から学べれば、同じことの繰り返しにならないように、自分の意志で選択できる。
まずは、自分の欲しいものを欲しがることのできる元気を取り戻しましょう。
敏感恋愛ケース2.相手の気持ちばかりが気になってしまう
恋愛の展開が、相手の気持ち次第になってしまう。相手が自分を選ぶことのメリットが感じられない。自分が相手のパートナーにふさわしいかどうかに自信がない。
自分が相手にとって特別であるかどうかなんて、自分自身で見出せるものではありません。それは、相手にしか見い出せないものです。
自分が相手にどう思われるかを軸において恋愛しようとしても、満足いく結果は得られにくいです。
大事なのは、自分がいかに相手に特別性を見い出せるか、なんです。そこが恋愛の肝になります。
こちらの特別性は相手しか見い出せない。相手の特別性はこちらしか見い出せない。
敏感恋愛ケース3.自分が相手を好きかどうかわからない
相手に、めちゃめちゃ惹かれているし、めちゃめちゃ気になるし、めちゃめちゃ嫉妬するし、めちゃめちゃ依存するし、めちゃめちゃ心奪われているのに、
相手のことが好きか?と聞かれるとわからないと答えてしまう。
もちろん、ここでいう好きは、ライクではありません。
唯一無二のパートナーにしたいかどうか、ということです。
それについてはどうしてもわからないと言いたくなってしまう。
好き嫌いであったり、長く連れ添うパートナーにしたいかどうかということと、恋愛感情はあまり関連付けないで考えたほうが自然なようです。
好きっていうのは穏やかな感情。
パートナーの選択は冷静な判断によるもの。
恋愛感情は、相手に激しく要求するもの。
その人を好きかどうか、パートナーとして選べるかどうか判断できるのは、きっと恋が終わった後なんです。
敏感恋愛ケース4.依存的になりやすい
恋人のことしか考えられなくなって、恋人を束縛してしまう。恋人の言動が自分に与える影響が大きすぎて苦しい。
恋愛していて、依存的になりやすいのはある程度しょうがないです。依存的にならない恋愛というものは、お互いに複数のパートナーを持つことを許容しない限りは無理です。
それは外交的な人と、外交的な人の組み合わせのカップルだったら成立するかもしれませんが、どちらか一方が内向的だったら破綻します。
とにかく内向的で、恋人との依存関係に悩む人は、自分の依存傾向を拒否しないことです。
それよりも、どうしたら相手とステキな依存関係になれるかを創造するほうが建設的だと思われます。パートナーと積極的な話し合いの場を持ちましょう。
敏感恋愛ケース5.傷つきやすい
相手のつれないそぶりに傷ついてアプローチがかけられない。電話もLineも相手の拒否的反応がこわくてなかなか満足にできない。
感受性が強ければ恋愛に傷つきやすいことは仕方がないことと思います。
しかし、実は恋愛上手の男性は(女性もでしょうか?)、一人の女性との交際を狙うとき、複数の女性を同時に狙うことで心のバランスをとっているらしいのです。
もしこっちの人がダメでもあっちの人がいるし、と。
ダメだった時の保険が余裕をつくり、自尊心を保つことができ、ひとつひとつの落ち着いたアプローチが生まれ、相手に安心感を与え、成功率も上がるとのこと。
ズルいですが合理的ですね。テクニックとはつまりそういうことです。
これによってわかることは、基本的には誰もが、恋愛には傷つきやすいということです。
恋愛に傷つくことは妥当です。だから安心して傷ついてください。
傷ついても時間をかけて立ち直って、また次の欲求を満たそうと努力すればいいのです。
敏感恋愛ケース6.相手の思わせぶりな態度に勘違いしてしまう
また、勘違いだった…。あの人は絶対私のことが好きなんだと思ったのに…。私はなんて愚かなんだろう・・・。
これは特に逆エンパス体質の人へのアドバイスです。恋愛時は逆エンパスの無意識アンテナを放棄しなくてはなりません。
恋愛時、相手の様子を見て、「この人、私のこと好きなのかも・・・?」と思うことはあると思います。
結論から言うとそれを相手の好意の判断材料にしては絶対にダメです。
恋愛時には、テクニックとして、意識的に気のある素振りを見せるということがありますね。
逆エンパス体質の人は、(エンパス体質もなのかな?)相手のその意図をキャッチした瞬間ひいてしまいます。しかしそれは大した問題ではありません。
逆エンパス体質の人にとって大問題なのは、相手の無意識的な好意をキャッチしてしまったときなのです。
逆エンパスは、常日頃から、相手の無意識的な振舞いをとらえ、それに対し、相手の意識的な振舞いよりも真実味を感じています。それは恋愛中も同じです。
相手の無意識の態度、言動から、「この人、私のこと本当に好きなんだ」ということを感じ、それに真実味があるわけですから、嬉しくなってしまいます。そして多くの場合、そのタイミングで逆エンパス側が相手のことを好きになってしまいます。
しかし、恋愛時にも相手の意識と無意識の動きには相当のギャップがあります。
相手が無意識的に好意があるような反応をしていても、相手の意識が好意を自覚していなければ、その好意はないものと同じです。
特に恋愛時は、相手の意識と、相手の無意識は別人の反応であると捉えるぐらいの気持ちが必要なのです。
相手(特に女性の場合)はパートナー選びにすこぶる慎重です。
その場が終われば、無意識的な反応は意識の力で抑えこまれます。そしてパートナー選びは、通常、理性によってのみ行われます。
つまり、今回の場で、相手から感じられた無意識的な好意は、次回会うときは全く参考にならないということです。
相手と真剣に交際を考えてアプローチする場合は、相手の無意識ではなく、相手の意識にいかに好きになってもらうかが大事です。それに必要なのは、空気の読みあいではなく、真摯でデリケートな相手への好意を示す言葉の積み重ねなのです。
・逆エンパスは相手の意識的なテクニックには引っかかってしまうことはあっても、惹かれることはない。
・相手の無意識部分の好意的な反応に嬉しくなったとしても、それは相手にとってはないものも同じ。
・相手の好意の判断は、無意識の反応ではなく、意識の反応をみること。
敏感恋愛ケース7.恋に酔えない
恋に酔えない。現実的なことばかり考えてしまう。ムードがどうのとかは本当に苦手。
そもそも恋というものは酒に酔うのと似ています。
もしかしたら、恋が苦手な人は酒に酔うことも苦手なのかもしれません。
自分を演じること、自分に嘘をつくこと、都合の良い自己認識を持つことも、拒絶しているのではないでしょうか?
そんな純粋なあなたは恋愛をテクニックだけでとらえることは向きません。
恋愛の深い目的を自覚し、それを達成するための意欲に包まれることが何よりも必要なのです。上にリンクがある、【逆エンパス的恋愛観】の記事も是非参考にしてください。
敏感恋愛ケース8.嫉妬
相手のちょっとした行動に嫉妬してしまう。相手を受け入れたい、愛したいのは山々なのに、焼かれるような嫉妬感情がそれを許さない…。
人間は醜く嫉妬をしてしまう生き物であることを受け入れましょう。嫉妬感情は、抱えているだけでもつらいものです。嫉妬をする自分を拒否し、嫉妬をする自分自身を責める、追い打ちのような流れは止めましょう。
残念ですが、なにをどうしても嫉妬感情は起こります。それを拒絶しても何も建設的なことにはなりません。
努力するなら、上手に嫉妬できる方法を考えましょう。嫉妬をしない方法を考えるよりも非常に建設的です。
上手な嫉妬、それは嫉妬によるお互いの被害を最小限に抑えるということです。
嫉妬をする醜い自分を受け入れることができれば、自分がつらい思いをしないように、相手にしてほしくない行為をお願いすることができます。時には頭を下げることだってできます。
相手がそれに応じてくれるかどうかわかりませんが、大人のパワーで子供のように駄々をこねるよりはお互いにとって安全な展開になると思います。
敏感恋愛ケース9.誰も自分を好きになってくれない
自分の外見や内面にコンプレックスがある。自分はこれまでモテなかった。誰も振り向いてくれなかった。だから恋人ができない。
もし本当に恋愛がしたい、恋人が欲しいのであれば、そのための行動を自分からしなくてはなりません。
自分が特別性を感じる、もしくは付与できる相手を見つけ、その気持ちを言葉で表現し伝え、積み重ねていく。
相手が好きになる、相手が深く恋に落ちるのは、あなたの外見や、あなたの内面にではなく、あなたが相手に直接伝えた好意的な言葉によってです。
少なくとも外見、内面が不利でも恋人が必要なら、そう信じる必要があります。
是非、どんな言葉を積み重ねれば相手が深く恋に落ちるのかを研究してみてください。
恋愛に不利な条件がそろっている人ほど、魔法の言葉を生み出せる可能性を秘めています。
【逆エンパス的】敏感な人の恋愛問題集まとめ
今回【逆エンパス的】恋愛記事を作成するにあたって、あらためて恋愛に関する情報を調べてみましたが、本当にしっかりした情報がいろいろとあってビックリしました。
今の世の中は恋愛に関するテクニックがこうも出回っていたのですね。なんだか読んでいる途中で、ビジネスの情報を読んでいるような感覚に陥ってしまいました。
私は、これまでの人生で、やんわりとですが、恋愛を通して得たいものは、テクニックで得られるものではないという感覚がずっとありました。
私はずっと恋愛の本質を知り、その苦しみから解放されたかった。
そして今回の記事作成によって、やっとそのために必要なのは統計と経験に基づいたテクニックではなくて、スピリチュアリティだと気が付いたのです。
今回の連続記事は別に悩まなくても、豊かで充分な恋愛ができてきた人たちには必要のない記事です。
私はこの記事が、これまで恋愛がどうしてもうまくいかなくて、強い違和感があって、心的不一致があって、どうしようもなかった人にとっての一筋の光となればと思うのです。
どうぞよろしければ上記のリンクの記事も読んでみてください。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
多感な凡人 黒田明彦