相手のエネルギーを乱したり、奪うことで自らのエネルギーのバランスをとるような傾向のある人をエナジーバンパイアと呼ぶことがあります。
今回の記事は3種類のエナジーバンパイアの特徴を説明し、その対策を書いてみました。
現在エナジーバンパイアに苦しんでいる人の何かヒントになればと思います。
興味のある人は読んでみてください。
エナジーバンパイアの特徴とは?

社会で生きていく中で、いろいろな人との出会いがあります。
その中には一緒にいるだけで楽しくて、元気をもらえるような人もいれば、一緒にいるとなんだか気持ちが落ち込んでしまったり、疲れてしまうような人もいます。
もちろん、一人の人間でも、心境、体調、バイオリズムの変化によって、相手に与える影響、相手から与えられる影響は変わってきます。
昨日は元気をくれたその人も、今日はなんだか一緒にいて疲れる・・・。
そんなことは日常的にありますよね。
しかし、世の中には、自分自身の慢性的なエネルギー不調和状態から、相手のエネルギーを奪ったり、乱したりすることで自分のバランスを整えるようなことを常日頃からやってしまう人もいます。
そのような傾向を持つ人はエナジーバンパイアと呼ばれています。
自分自身の慢性的なエネルギー不調和状態を他者のエネルギーを利用して一方的に整えている人。
3種類の手強いエナジーバンパイアの特徴

これから日常で遭遇する可能性のある手強い3種類のエナジーバンパイアの特徴を紹介します。
巻き込み型エナジーバンパイアの特徴
巻き込み型エナジーバンパイアの特徴は、近くにいる相手を自分と同じような気分に巻き込むことで自分の心の苦しみをシェアしようとすることです。
厄介なのは、行動の動機が、話すことで、自分の気持ちを相手に受け止めてもらうことで、自分の気持ちを楽にしたいという建設的なものではなく、相手を自分と同じ苦しみに巻き込み、引き込むことでバランスをとろうとするという特徴にあります。
自分が良い方向に進むための関わりではなく、相手を悪い方向に引っ張るための関わりをしてくるということですね。
巻き込み型エナジーバンパイアの特徴がわかる例
責任転嫁型エナジーバンパイアの特徴
責任転嫁型エナジーバンパイアの特徴は、物事に対する責任を一方的に他者に押し付けることで、自分の心を軽くしようとすることです。
自分に甘く、他罰的。
自分の責任は棚上げにして、相手に責任を追及することでバランスをとっています。
自分では出来ないことをどんどん相手に要求できてしまうので、しっかりとした正当性はあるが、人間味のない理不尽な要求が飛び交うというエグい状況ができあがります。
責任転嫁型エナジーバンパイアの特徴がわかる例
寄生型エナジーバンパイアの特徴
寄生型エナジーバンパイアの特徴は、自分のエネルギーが枯渇してしまっていて、他の誰かのエネルギーを利用しないと立っていられないとうことです。
人と極端な依存的関係を構築するのが特徴的ですね。
寄生型エナジーバンパイアの特徴がわかる例
(1人称が常に私たち)

エナジーバンパイア対策の基本

今回紹介している、どのエナジーバンパイアも本当に手強い特徴を持っています。
エナジーバンパイアの特徴は基本的に、あなたのエネルギーを生贄にして自分のバランスをとろうとすることです。
他者に優しい人間でありたい気持ちは山々でしょうが、エナジーバンパイアに標的にされているときは同情の気持ちは禁物です。
同情心すらもエナジーバンパイアの餌になってしまうと考えてください。
対策としては、どの型のエナジーバンパイアに対しても基本的には近づかないこと、そして、近づけないこと。
しかし、そうもいかない場面も必ずあります。
エナジーバンパイアからの逃げ場がないときは、覚悟を決めて、エナジーバンパイアとの関係の破綻を狙っていくことが基本的な対策の方針となります。
エネルギー搾取関係、つまり、エネルギーを吸い、吸われる関係の破綻を狙う。
エナジーバンパイア対策、搾取関係を破綻させる方法

エナジーバンパイア対策の基本は、搾取関係の破綻です。
それはつまり、エナジーバンパイアに、この人からはエネルギーは吸えないと思わせることが大事だということです。
巻き込み型エナジーバンパイア対策
巻き込み型エナジーバンパイア対策、エナジーバンパイアに、「この人からはエネルギーを吸えない・・・」と思わせる方法は、自分の感情、気持ちをエナジーバンパイアに率直に言葉にして伝えることです。
嫌なものは嫌であるという自分の気持ちを率直に伝えること。
この対策ができない人のもとにエナジーバンパイアは定着します。
社会通念上、道徳の許す範囲でという制限はつきますが、感じたこと、思ったことを素直に言葉にして相手に伝えることができれば、エナジーバンパイアはどこかに逃げていくか、あなたから一方的にエネルギーを吸えないと理解します。
ときには、相手の言葉を聞き入れずに、穏やかにかつ一方的にこちらの言葉を言い放つことも対策の1つです。
エナジーバンパイアの餌になりやすい感情、思考
相手に悪い 相手を傷つけたくない なんとかしてあげたい 私には価値がない 私は劣っている 私は間違っている 自分に自信がない 怒ることはよくないことだ 我がままはよくない 自己主張は慎むべき 正しくなくてはいけない 寂しい 可愛そう 私がやってあげなきゃ 罪悪感
責任転嫁型エナジーバンパイア対策

とにかく責任転嫁型のエナジーバンパイアには自責の念がありません。
いろいろな言葉でエナジーバンパイアの責任をこちらのせいだと心に植え付けてきますので、徹底してエナジーバンパイアの責任はエナジーバンパイアに返すようなやり取りが必要な対策になります。
こちらが返そうとする責任をエナジーバンパイアが受け止めようとしなくてもかまいません。
エナジーバンパイアの責任をこちらが徹底的に受け取らないという姿勢が対策として大事なのです。
罪悪感、後悔、私がもう少し助けてあげられれば、などの自責の念は、すでにあなたの心の一部に植え付けられてしまっているエナジーバンパイアの責任から発生しているとイメージしてください。
あなたの心の重さはエナジーバンパイアが放棄しているエナジーバンパイアの責任の重さです。
それは、あなたには無用なものです。
しっかりエナジーバンパイアにお返しするイメージを持ちましょう。
もうひとつの対策のイメージは、
他罰的な態度には他罰的な態度で応じること。
これは優しい心の持ち主にはとても難しいことかもしれません。
しかし、エナジーバンパイアが他罰的、自分が自罰的では、エナジーバンパイアと自分の2人で自分を罰するようなものです。
受けてしまったエネルギーはどこかに返さなければ調和がとれません。
エナジーバンパイアから受けたエネルギーはエナジーバンパイアに返せばいいのです。
おすすめの対策は他罰的な攻撃ではなく、他罰的な拒絶です。
「私はあなたのそんな態度は拒絶します」という確固たる意志を見せることができれば、エナジーバンパイアを追い払うことができます。
寄生型エナジーバンパイア対策

基本的には、寄生型のエナジーバンパイアに悩まされているときは、対策の前にすでに寄生されているときだと思います。
エナジーバンパイアは手を替え品を替え、依存状態を継続するための駆け引きや取引をやってくると思います。
その一環として、エナジーバンパイアが身を引くような揺さぶりをしてきたときはチャンスです。
そこでしっかりと離れることが大事だと思います。
自分の孤独感や、罪悪感に縛られず、しっかりと関係を終わらせることは大事な対策になります。
依存関係が危うくなった時に寄生型のエナジーバンパイアは烈火のごとく怒ったり、子猫のようにすり寄ってきたりと極端な行動を繰り返すでしょうが、あなたがもしエナジーバンパイアから本当に離れたいのであれば、関係を修復するような動きは必要ありません。
搾取関係の破綻は、良質な人間関係の前提であり、望むところです。
搾取関係を自覚し、自分から断つ強さをもつことが、エナジーバンパイア対策になります。
逆エンパス的エナジーバンパイア対策、終わりに

今回は対エナジーバンパイア対策について書いてみました。
いろいろ書きましたが、私自身、コンディションや環境によってはエナジーバンパイア化してしまうことはありえますし、実際過去にそうだった時期もあるだろうなと自省しています。
エナジーバンパイアは、環境や状況が変われば、心が成長し、しっかり他者とエネルギーの調和がとれた関係を結べるようになることもあります。
ですから、心配することなく、エナジーバンパイアに狙われているとき、搾取対象になってしまっているときは、自分の身を優先的に守って欲しいのです。
ちなみに、私の考えではエナジーバンパイアは搾取対象に更生させられることはありません。
もしあなたが、エナジーバンパイアを更生させたいのであれば、まずは搾取対象から外れなければなりません。
あなた自身を守ることは、相手を守ることにもつながっている。
まずは、それを信じるところから始めてみてください。
月の逆エンパス、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。