逆エンパス

【逆エンパス的天敵】霧型不一致

純粋性の強い逆エンパス体質の人は、相手の不一致がよく見えてしまい、そこに不純を感じ、強い不快感を感じ、それを弾きたくなってしまいます。

純粋性の高い人は、他人の微細な不一致にも敏感ですが、時に、大きな不一致を抱えた人と対面することがあります。

微細な不一致は見て見ぬフリをすることには慣れているかもしれませんが、大きな不一致に出会った場合は一大事です。

大きな不一致を感じ取った逆エンパス側は、身の毛もよだつような不快感を感じますし、相手は、逆エンパスがその不一致を暴こうとしようものなら、全身全霊で防衛、反撃しなくてはなりません。

そんな大きな不一致をイメージで現わした一つの型が、今回紹介する霧型不一致です。

ピンとくる人は少ないかもしれませんが、興味のある方は読んでみてください。

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【逆エンパス的天敵・霧型不一致】自己一致、不一致って?

自己一致とは、人間が自分の経験に開かれていて、体験と自覚が一致している状態のことです。

自分の感情や体感を拒否せず、ありのままに受け入れることができている状態のことですね。

人間は、ある赦された自分という型を守るため、その型に合わない感情や体感を拒否し、現実的に所持している感情、体感を自分のものではないとして、意識から排除することがあります。

これは、自分という型を守るための防衛反応であり、意識的にやっているものではありません。

この一定の感情や体感を自分のものではないとしてしまうことを自覚できないことを自己不一致と言います。

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【逆エンパス的天敵・霧型不一致】自己不一致の2つのパターン

自己不一致には2つのパターンがあります。

ひとつは、実際には保持している体感、感情をないものとするもの

もう一つは、実際には保持していない体感、感情をあるものとするもの

どちらも体感、感情、現実を赦された自己の型に合わせて捻じ曲げているような感覚です。

【逆エンパス的天敵・霧型不一致】霧型不一致、あるものがないパターン

自分が見たくないもの、自分にとって都合の悪い理解、経験、現実を強烈にエネルギーで捻じ曲げてしまう。

あるものをないものとしてしまう。

調子が悪いとき程、そのギャップは大きく、ないものとしているものの領域が大きい程に防衛性は高まります。

その攻撃性は高く、他の人の指摘に過剰に反応し、相手を強烈に攻撃することで自分を正当化します。

自己理解は、かなり霞がかっていて、多くの部分をかなりのエネルギーを消費しながら見ないようにしているかのようです。

自分は見えず、相手のことはよく見えます。

相手のできていないところは許しませんが、自分ができていないところは理解しようともしません。

感じていないのではなく、それを霧で覆い隠してしまっているのです。

自分の経験を霧で隠すことにかなりのエネルギーを使っています。その張りつめ方は異常なほどです。

現実世界は遠く、身体半分は自分の頭の中の世界に埋没しているかのようです。

とにかく他罰的、他責的、攻撃的。それらは、霧を濃くし、都合の悪い自分をより隠してくれるのでしょう。

しかし、現実的には信頼、信用を失うことが多く、具体的な成果をあげることはとても難しい状態ともいえます。

周りの人の精神衛生に与える被害も甚大です。

その場の純粋性はどんどん下がり、そのエリア一帯が霧に隠されてしまう感じです。

なぜか調子を崩して倒れてしまう人も多いでしょう。

この霧型不一致を抱える人は、失敗も不純も、自分にとって都合の悪いことが霧に隠れることでバランスを保っています

その霧を晴らそうとする人は、霧型不一致の人にとって強烈な脅威であり、全身全霊で排除しなくてはならない対象となるでしょう。

どうすればこの霧を晴らすことができるか?

霧が隠しているものが少なくなればなるほど防衛性は下がります。

つまり本人にとって都合の悪いものが減ってくれば、霧自体も必要性がなくなるのです。

本人にとって能力を超えている役割、責任のある役割が減ってくれば、大分落ち着くことでしょう。

まわりが頑張って本人を支え、本人に無理な立場を助長しないことは重要かもしれません。

然るべきときに倒れさせてあげることが必要です。

現状、本人がバランスをとるためには、どうしても霧が必要なのです。

それを理解したうえで皆にとって最善の選択を検討しましょう。

【逆エンパス的天敵・霧型不一致】霧型不一致、ないものがあるパターン

自分の中にあるべきもの、あったほうが良いもの。

それは、大事な人に愛されるため、とあるところで自分の価値を否定されないため自分の中にはない、感性、能力をあるものとする

ないものをあるものとしてしまう

はっきりと見えてしまうとないことがわかってしまうので、辺り一帯に霧をかけてしまいます。

曖昧、不明確、不鮮明、自分のことがよくわかりません。

そこを誰かがはっきりさせようとしようものなら、強烈に攻撃して防衛します。

自分が一生懸命、隠しているものを暴こうとするものは排除しなくてはなりません。

虚構の上になんとか立っているバランス。

他罰的、他責的。

怒り、相手を責めているときは、霧は濃くなり、暴かれにくくなります

その攻撃の原動力は、こうでなくては赦されないという自分の型を守るために、ないものをあると言い続けなくてはならない、プレッシャーと不快感なのでしょう。

どうすればこの霧を晴らすことができるか?

ないものをないと認めていくには、ないものを必要としないバランスで立てるようになることが必要です。

その人に、確実にあるものが充分に認められてくると、少し安心して霧は薄くなってくるでしょう。

大事なのは、ただ霧を払おうとすることではなく、その人にとってその霧が必要なくなることなのです。

【逆エンパス的天敵・霧型不一致】霧型不一致の人は、何故攻撃してしまうのか?

霧型不一致の人は、攻撃、怒りが、最大の防衛であることを学習しています。

霧と怒りは、そもそも相性が良いのです。

怒り、癇癪は、自分に解離的な作用を与えます。

自分が自分と、より離れ、かつ、暴こうとするものも遠ざけることができる。

怒りは霧を合理的に濃くするのです。

怒れば怒るほど、自分を含んだ全ての人から自分を見えなくすることができるのです。

【逆エンパス的天敵・霧型不一致】霧は本人にとってつらいのか?

霧は本人の、「こうでなくてはならない」という自分の型を充分に守ってくれます。(周りの人から見れば歪んた形かもしれませんが。)

ただ、身体はとても消耗している可能性があります。

しかし、その消耗すら霧は隠してくれるので、本人のつらいという自覚は薄いでしょう。

霧が濃いときは現実が遠く離れてしまうので、本人に現実的な成果は上がりにくいです。

それを隠すために、さらに霧は濃くなっていくのですが、どこかでどんなに濃い霧でも隠せない現実にぶつかることでしょう。

その時本人が、どうやってその現実を乗り越えるのかは想像が難しいです。

【逆エンパス的天敵・霧型不一致】周りの人はどう接すれば良いのか?

とにかく、怒りがこの霧型不一致の人の最大の防衛手段であることを知ることは大事です。

怒りは霧を濃くし、自分、他人、そして現実さえも遠ざけてしまいます

それを本人と共通認識することができれば良いのですが…。

 

本人にとって余裕のある状態になっているときは霧が薄くなります。

その時、霧の中身を暴こうとするのではなくて、霧の存在そのものに関心を向けるようなアプローチができれば少しは前向きな影響があるかもしれません。

周りの人も霧のシステムを理解できれば、相手が怒っているとき、少しは心構えができるでしょう。

少なくとも、怒りで霧が非常に濃いときはどんなやり取りにも建設性はないので、離れたほうが良いでしょう。

【逆エンパス的天敵・霧型不一致】おわりに

いかがだったでしょうか。

今回は私が体験したことのある、大きな不一致の型のイメージの1つ、霧型不一致を紹介してみました。

大きな不一致を抱える人は、自覚なく生きづらさを抱えていることが多いです。

そして、本人の自覚のない生きづらさは周りの人を巻き込んでいきます。

厄介なのは、霧型不一致の人が纏う霧は、その人が今、その場に立っていることにどうしても必要であるということです。

 

対応に対して、北風と太陽の童話のイメージが浮かびました。

北風のようにその霧を吹き飛ばそうとするのではなく、太陽のように照らすことで、少しずつ霧を晴らしていくイメージ。

しかし、その霧は、あなたの精神衛生上はあまり良いものではありません。

その人を中心に発生している霧は、そばに居続けると、あなたの純粋性をも隠していってしまうのです。

あなたがその人の治療者であれば別ですが、できる限り自分中心、自分の純粋性を守るための行動を優先することをお勧めします。

あなたの心には霧が必要ないのであれば。

 

多感な凡人 黒田明彦

 

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ー中学生時代逆エンパスエピソードー

とにかく毎回こわい人たちに絡まれ、対人恐怖症になる。

自他の自我が育ち、自分の身体から発生しているエネルギーが包み込む、区別のない一体感から引きはがされ、空虚感、喪失感に包まれる。

その空虚感、喪失感を埋めるように、恋愛に自分の関心がロックされる。

太陽は沈んでしまった。

ニトリに家具を買いに行った。

楽しそうに家具を選ぶ二人。

すれ違う人は、きっとこれから新しい生活が始まる二人に見えたことだろう。

しかし、本当は、この日を最後に別れる二人なのである。

最後のデート、最後の二人なのである。