こんにちは。
逆エンパスについて沢山の記事を書いている黒田明彦です。
今日は、実際に逆エンパスの方とセッションをしたときに質問に出た、『逆エンパスがエナジーバンパイアになってしまうことってありますか?』という質問に対する答えをあらためて書いていこうと思います。
自分がエナジーバンパイアになってしまわないか?と、とても心配になれるということは、エネルギー放出体質を持ちながら、異常に共感性も高い逆エンパスならではの感性だなと、あらためて思います。
それでは、「エナジーバンパイアに自分がなってしまう?逆エンパスの人の注意点」ということで書いていきますので、興味のある人は読んでみてください。
エナジーバンパイアとは?

最初にエナジーバンパイアについて詳しく説明します。
エナジー(エネルギーの)のバンパイア(吸血鬼)ですから、簡単にイメージすると、他人のエネルギーを奪い、餌にして生きている存在ですね。
エナジーバンパイアにエネルギーを吸われた人の視点に立つと、
「あの人と関わると、とても疲れる。嫌な気持ちになる。そして、その後、あの人の方だけがやたら元気になっている…。」
こう見えるわけですから、エネルギーを吸われた、餌にされたと感じるのはとても自然なことだと思います。
エナジーバンパイアにエネルギーを吸われるような体験は、笑い事ではなく、吸われ続けていると、深刻な心の不調や、身体の不調にまで及ぶこともあり、大きく体調をくずしてしまうことがあります。
エナジーバンパイアにはいろいろなバリエーションがありますが、基本的には、相手を犠牲にして自分だけ元気になるという傾向があります。
エナジーバンパイアは、自分で自分のエネルギーを上げる努力をしたり、誰かに手伝ってもらおうとするのではなく、ただ、相手のエネルギーを下げることで、関係の中での自分の優位性を見いだし、心のバランスを確保しながら元気になっていく存在であると言えます。
エナジーバンパイアは、相手のエネルギーを下げる方法を感覚的によく知っているんです。
具体的には、全く建設性のない文句や愚痴を言い続けたり、ネガティブな言動を繰り返したり、感情をむやみにまき散らしたりする方法がありますね。
やられる方にしてみればとても迷惑ですよね。
エナジーバンパイアになりやすい人とは?
エナジーバンパイアになりやすい人は、セルフイメージが低いことを隠している人、自分の抱えている無価値感に向き合わずに拒否している人、承認欲求が強い人、そして、それらが被害的感覚に裏返っている人ですね。
要は、自分は被害者であるという感覚が根深いので、自分の中で他人を攻撃(反撃)することの正当性ができあがってしまっている人です。
逆エンパスとは?

逆エンパスについては、このブログでもたくさんの記事を書いていますし、小さな電子書籍も書いていますので、あまりここでは詳しく書きません。
グッと絞って言うなら、
- 強いエネルギーが常に周囲に向かって湧き出ていて、無意識に他人に影響を与え続けている人。
- 強い感情移入力(共感力)をもち、感受性が豊かな人。
ということになります。
逆エンパスのエネルギーは、多くの場合、無意識のうちに、他人の無意識に影響を与えています。
また、感受性が強いということは、感情エネルギーが爆発的に生まれやすいと言い換えることもできるかもしれませんね。
そんな逆エンパスは、エナジーバンパイアにならないための注意点などがあるのでしょうか?
逆エンパスはエナジーバンパイアになりやすい?注意点は?

そもそも逆エンパスはエナジーバンパイアになりやすいのでしょうか?
結論から言えば、逆エンパスは、エナジーバンパイアにはなりにくいが、相手のエネルギーを下げるポテンシャルは高い、ということです。
微妙な表現ですね。
逆エンパスの放出エネルギーは、相手への影響力が強く、強い言葉を使えば浸食性が高いです。
ですから、逆エンパス自身が苦境に陥り、マイナスイメージに苛まれ、ネガティブワードに包まれているとき、その身近にいる人は、その逆エンパスのエネルギーに強い影響を受け、どんどん、ネガティブになっていってしまうでしょう。
HSPなど敏感な人の場合は、本当に苦しんでいる逆エンパスのそばにいるとき、心臓が握られるような圧迫感を感じたりするようです。
そんな逆エンパスですが、エナジーバンパイアにはなりにくいと言えます。
それは、エナジーバンパイアの本質は、相手のエネルギーを下げることでエナジーバンパイア自身が元気になる(満足感を得る)こと、だからです。
しかし、逆エンパスには上述の通り、感情移入力(共感力)が異常に高いという特徴もあります。
逆エンパスは、自分のエネルギーで相手を苦しめてしまっていることにも苦しむことができるのです。
エナジーバンパイア
自分は苦しい➡相手も苦しくさせちゃおう➡満足、元気になる。
逆エンパス
自分は苦しい➡相手にも私になってほしい➡相手の苦しみも自分のことのように感じる➡2倍苦しい
逆エンパスが相手のエネルギーを下げる仕組み
常にエネルギーを放出している逆エンパスは、リラックスできる相手であればあるほど、放出するエネルギー量は増え、相手に与える影響は大きくなります。
信頼をよせている、気の許せる、身近な相手の前では、遠慮なく自分を出せる、エネルギーを出せる。
逆エンパスは常日頃からそういう相手を求めています。
しかし、そういう相手と共に過ごしていると、気が付くと逆エンパスの張り出したエネルギーが相手のエネルギーのシェアを奪っているかのような状態になっています。

この張り出したエネルギーが心地の良いものなら、お互い幸せですが、苦しい類のエネルギーだったらお互い不幸ですよね。
逆エンパスが自分のエネルギーの質をたもつことは、身近な人のエネルギーの質をたもつことにもつながっているという自覚は大事ですね。
逆エンパスがエナジーバンパイアでなくなる方法

相手のエネルギーに影響を与える才能がある逆エンパスですが、感情移入力(共感力)が高いため、エナジーバンパイアにはなりにくいです。
しかし、そんな逆エンパスでも、被害者意識が一定以上に高まる境遇に陥れば、最強のエナジーバンパイアになってしまうこともありえます。
よっぽどじゃなければ、大丈夫だとは思いますが、特に逆エンパスは、被害者意識の自覚と克服は大事な課題だと思っていた方が良いでしょう。
浸食エネルギーの自覚(分別)
被害者意識がある程度克服できていても、逆エンパスのエネルギーの浸食率が高いのは変わりません。
それは、リラックスすればするほど、「相手に自分と同じになってほしいという気持ちがわく」感覚とも言えます。
身近な人のエネルギーを下げないようにするために大事な意識のコントロールは2つ。
まず一つが、自分のエネルギーを優しく、きれいなものに保つ努力をすること。
もう、自分のエネルギーがある程度身近な人を浸食することは避けられません。
どうせ侵食するなら、優しく、きれいなものを与えたいじゃないですか。
だから、自分のエネルギーを常に、優しく、きれいに保ちましょう。
そのための具体的な方法は、身近な人に、優しく、きれいな言葉をかけ続けることです。
地味ですが、効果は絶大ですよ。
ぜひためしてみてください。
もう一つは、相手は、相手自身のエネルギーで生きてこそ幸せなのだと知ること。
「こちらから優しく、きれいなエネルギーを与えてさえいれば、相手をどんどん自分にしてしまっていいんだ!」
この考え方は、相手の元気を奪いかねない発想です。
人間は、自分らしくあるときが、自分自身のエネルギーに満ちているときが、一番元気であるということをしっかりおさえましょう。
ですから、逆エンパスの目指す方向は、自分の優しく、きれいなエネルギーの影響で、あくまで、相手のエネルギーを元気にするという方向です。
それでも、ときどきは塗りつぶしてしまうことを申し訳なく思いながら・・・、ね。
まとめ

「エナジーバンパイアに自分がなってしまう?逆エンパスの人の注意点」ということで書いてきました。
- エナジーバンパイアは、相手のエネルギーを下げることで満足する。
- 逆エンパスは、相手のエネルギーを下げる才能はあるが、バンパイアではない。
- エナジーバンパイアになってしまうかどうかは被害者意識がカギを握っている。
- 逆エンパスは自分のエネルギーを優しく、きれいにたもつために、身近な人に、優しく、きれいな言葉を使おう。
- そして、その言葉で身近な人のエネルギーを元気にしていこう!
逆エンパスは、相手のエネルギーを下げる才能もありますが、相手のエネルギーを上げる才能もあります。
そして、感情移入力(共感力)が高く、相手の感情を自分のことのように感じることのできる逆エンパスは、相手のエネルギーを上げる才能を発揮してこそ幸せになれるのでしょう。
楽しく生きること、幸せに生きること、きっとできますよ。
月の逆エンパス、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。