カウンセリング

エンカウンターグループ体験レポートと先生の応答3(平成23年夏)

エンカウンターグループ体験レポートの3つ目です。

当時の私の関心や課題について書いています。

ポイントはとにかく自由に自己学習ができているというところですね。

先生の応答を見ていただいてもわかるように、それをとがめるような発言は一切なく、むしろ応援してもらっている感じさえあります。

学習は自由であり、楽しいもの。そしてただ、自分のためになるものである。

そんなところが伝わればいいなと思います。

興味のある方は読んでみてください。

母親との関係克服~母と他人になるカウンセリング~母親との関係克服~母と他人になるカウンセリング~ 母との関係が苦しい。 母が嫌い。 母のせいで私の人生は滅茶苦茶に...
エンカウンターグループ体験レポートと先生の応答(平成21年秋) 今回の記事はH21年の9月に私が作成し、先生に提出した、エンカウンターグループのレポートです。 見てもらえばわかりますが、...
エンカウンターグループ体験レポートと先生の応答2(平成22年夏) 今回の記事も、私の過去のエンカウンターグループの体験レポートと、それに対する先生の応答を紹介してみようと思います。 カウン...

平成23年夏エンカウンターグループレポートー自分のために動く

「聞いてもらえた」という感覚。衝撃。感激。全てはそこから始まった。

自分一人では決して大事になってなかった言葉(生命)が、もう一人の人の声になって、初めて大事になったような感覚。

その感覚の、衝撃、感激は「生まれた」という表現になった。

「あぁ、僕は、聞いてもらえて、初めてあそこで生まれたんだ」。

聞いてもらえた。

なんというか、大事になれる感じなんですよ。

私の生命、私と、あなたの声になって、初めて大事に生命した。

一度その感覚を味わうと、もっともっと欲しくなって。

聞いてもらいたくて、大事になりたくて、生まれたくて。

しばらくそんな感じで動いていた。

平成23年夏エンカウンターグループレポートー聞き違いなんて迫力じゃない

相手の語りを聞いて、聞こえた言葉を声に出して、相手に届けた。

どうも今回のセッションの中で、「~できないんですけど」という相手の言葉を「~できない」という言葉で僕が聞いたらしい。

「それが2回続いたとき、相手の語りが止まった。教科書通りだった。なんだかおもしろかった。」

とOさんが伝えてくれた。

聞こえなかった。

聞き違いなんてレベルじゃない。

僕には「~できないんですけど」の「んですけど」は全く聞こえなかった。

聞こえなかったってことは、その言葉は、ないものになってしまったってことなんだ。

なんだかあらためて不思議だ。

そして普段、どれだけ聞こえてない言葉があるんだろうと少しゾクッとした。

聞こえるようになりたいよ。

そのままの言葉が聞こえるようになりたい。

相手のためにではない。

そのままの言葉が聞こえると、また、私が大事になる、そんな気がするんだ。

それには訓練が必要だろう。

そんなところもあって、セッションの中で「聞こえたところを声に出す」をやってみたんだな。やっぱりやれてよかった。

平成23年夏エンカウンターグループレポートー懇親会のセッションにて

僕は母親とのエピソードを2つ話した。

エピソード1

確か家族で食事をしているときに、僕が頭で考えていたことの答えになるような言葉を、母が急に呟いたことがあって。

タイミングといい、内容といい、ゾクっとするような感じだった。「心をよまれたのか!?」と思ってしまうくらいに。確か似たようなことがもう1回ぐらいはあった。

人は人の心をよむことなんてできるわけないと、思ってはいるんだけど・・・。「母」というやつは一時的なら「子」の心をよめる。

母子とは、それくらい特殊な関係であると、誰かが言ったら、納得してしまうようなところもある。

また、彼女なら、「母」ということではなくても、たまにならそんなことができてしまってもおかしくないかもなぁと思えてしまうところもある。

エピソード2

エンカウンターグループに参加して僕は変わった。

特に最初のころの変化は大きくて、参加する度に、生まれ変わっていくような、激しい動きを実感していた。嬉しかったし、充実していた。

2度目のエンカウンターグループに参加したあとだったか、実家に帰って母に会ったときに、そもそもじっくり話をするなんてことはそうそうないから、ちょっと顔を合わせて、ちょっと言葉を交わした程度だったはずだ。そしたら彼女は、

「あら、あきちゃん、別人になって帰ってきちゃって」と呟いた。

なんだかとても不思議だった。

驚くような、唖然とするようなとかではなく、歓迎するようなとか、喜ぶようなとかではなく、微笑むようなとか、包み込むようなとかではなく。

また、私のあきちゃんじゃなくなっちゃって・・・というような、

とても切実な感じに、残念で、寂しそうに。

僕の変化を、リアルな「現実」として受け取ってくれていた。

受容とか、洞察とか、理解とか、気づきとか、なんかそんなところよりも

もっと、余裕なくて、現実的で、率直で、切実な・・・そんな静かな呟きだった。

なんだか、少しありがたい気持ちで

「ごめんね。」

僕は、今、ただ、そう、応えた。

平成23年夏エンカウンターグループレポートー相手の言葉は相手の責任

相手の語りの中に、自分の名前が出てくると、なんだかソワソワして・・・。

相手の受け取り方、相手の言う私、相手の世界の私。

なんだかそんなところに責任を感じたり、どうにかしなきゃいけないような気分になっていたけど・・・。

今年Oさんから聞いた、「相手の言葉は全て相手の責任です。そして、相手はその責任を取りたがっている。」というのが、なんだか分かりやすかった。

そうなんだよなぁ・・・。「相手の世界の私」、「相手の言葉」にこちらで責任をとろうとしなくても大丈夫なんだよなぁ。

平成23年夏エンカウンターグループレポートーエンカウンターをやってみた

僕にとってグループワークといえば、エンカウンターグループなわけで。

で、エンカウンターグループといえば、高田馬場でOさんが世話人をやっているエンカウンターグループなわけで。

職場でいろいろグループワークをやることはあるし、他の人からエンカウンターグループという言葉を聞くこともたまにあった。

だけど、やっぱり違うんだよなぁ。

最初のころは、「僕の経験してきたものと、違うじゃないか!」と、ひとりでイライラしていた感じ。

でも最近は「あぁ、別物なんだなぁ。」とひとりで少し落ち着いている。

現在、精神保健福祉の業界ではSSTが流行っていて、僕も数年職場のプログラムで定期的にやった。

リーダーがいっぱいしゃべらなきゃいけないようなグループはあまりおもしろくないなぁと思っていたけど、何度もやっているうちにそれなりに上手になった。

ある時、日本でSSTに関して有名な団体がやっているお手本のDVDを見る機会があった。

なんかそれを見たときに、「普段、職場でやってるのとあまり変わらないなぁ。」と観えて「こんなもんなのかぁ。」と思えてしまった。

数年続けていたし、少し間を空けてみたかったというところもあったのか、それを期に、少しプログラムとしてSSTをやることをやめてみた。

続けていたものをやめてみるということにも意外と根性が必要だった。

代わりに何かやらなきゃなぁ、というところで、満を持して、エンカウンターグループをちょっとやってみることにした。

「人が集まって、時間が決まっていて、世話人が『はいどうぞ』と言って始まる。」

そんなことをやってみたかった。

それが僕のエンカウンターグループの始まりだったから。

実際やってみた。そしたら怒る人がいた。

「指示は?」「何をやるのか?」などとリーダーにたずね、わりと早い段階で、わりと強くリーダーに怒っている。

最近の高田馬場のエンカウンターグループは初心者の人が集まることが少なくて、なんとなく分かっている人が多いようなので、そういう場面って、そんなに見れなかったような気がする。

後日、たまたま、友田不二男さんの文章読んだら、エンカウンターの初期にわりと共通して起こる出来事らしいと書いてあった。

「なるほど、それなら大丈夫だ。」とその後の僕がうろたえずにすむかというと、残念ながらそういうわけにもいかなそうだ。

さて、「エンカウンターグループ」と銘うって、始めた何か。

その何かの初期になんだかリーダーに対して怒っている人がいてどうなったか。

僕は、あわあわと、その人のその怒りに責任を持たなくてはならないような気分になって、精一杯の間を空けた後、僕の経験したエンカウンターグループの体験を話し出したり、なんだかいろいろと説明を始めてしまった。

その他にも、何だかいたたまれないとか、被害的な感じとかを表現する人もチラホラといて、その感じと、エンカウンターグループという「環境」から受けている影響とを関連付けて、話すものだから、なんだかその辺りにも僕が責任を取らなきゃいけないような気分になって、僕自身もいたたまれなくなり、被害的な気分にすらなった。

なんだか少し苦い始まりだった。

数回続けたエンカウンターグループだが、当初の「世話人の僕はグループが育つまでは徹底して話さないぞ!」というイメージはそうそうに崩れてしまった。

その時間、無理なく、やれることをやった結果、会の「進行」を結構リードしてしまった。

エンカウンターグループの構成で大事なことの1つに「時間」はあると思う。

僕の知っている、徹底した、ストイックな、ファシリテートをしたいと思ったら、充分な時間と覚悟が必要だろう。

今回僕が数回やったエンカウンターグループは、1回1時間(休憩含む)、月1回の頻度で行った。

この頻度と、現在の職場という条件で、無理なくエンカウンターグループという「プログラム」を成立させるには、僕には早めの動きが必要だったわけだ。

まぁ、人が集まって、時間が決まっていて、世話人が「はい、どうぞ」と言って始まるものではあった。その世話人はよく喋ったわけだが。

「すること」が決まっておらず、ただ聞いてくれる人がいる、という場面ではあったから、参加者にとって、少し新しいというか、新鮮な空間ではあったかなぁ。

 

だけどはっきり言っておきたい。

僕の体験してきた「エンカウンターグループ」っていうのは、あんなもんじゃない。

もっと厳しくて、

もっと優しくて、

もっと劇的だった。

僕はそれを、いつか、どこかで再現しなければならない。

 

僕は思う。

より機能しているエンカウンターグループは、現代人を良い(健康な)方向に追い詰めてくれる環境を持っている。

平成23年夏エンカウンターグループレポートーO先生の応答

黒田明彦様

秋が人の思いを超えてやってきました。

今回も大事な、多くの学びになられたんだなぁ、と、リポートを読ませていただいて、改めて感じました。

①「どれだけ聞こえてないところがあるんだろうと少しゾクッとした。」

大きな出会い、と言いたくなりました。

聞いても聞こえていない、見ても見えてない。

そういう自分に出会う時、有限の「私」を感じさせてもらえるのでしょうか。

「聞こえていない」は、「聞こえていない」の自覚もない世界。

「無い」も「無い」世界。これを先人は「無明」と言ったのでしょうか。(無明、は、闇、ではない)

②「母が子の心を読める」は、子の側の世界ですよね。

このあたりを落としてほしくないので。

言い換えると、「相手の言葉は相手の責任」ということは、当然ながら、「私の言葉は私の責任」とも言えるところでしょうね。

③「エンカウンターをやってみた」

大変興味深く読ませていただきました。

いつか、どこかのワークショップで、聞かせてほしいなぁ、と切に願っております。

この部分を読ませていただいて、まず私にきた言葉は、自在…柔軟心(ニューナンシン)という言葉でした。

平成23年夏エンカウンターグループレポートーおわりに

いかがだったでしょうか。

あらためて先生の応答の無明のくだりは、本当に勉強になりました。

私の、自覚できないものは無いものと同じなのだ!という気づき。

ここの感覚をしっかり受け止めてくれた上で、自分には自覚できていないものがあるかもしれないということを理解することはできる。そして、そこに明かりがある。というところを示してもらった感じです。

また、当時、エンカウンターグループに参加するたびに私は母とのエピソードを話したものですが、その度に先生は優しく、そして厳しく、自他の区別を示してくださいます。

エンカウンターグループとは、こういうものである。そんなふうに具体的な理解を先生が示してくれたことはありません。

ですから、私はいつだって自由にエンカウンターグループについて検討することができています。そして、その自由な検討を先生に応援してもらうことができていると実感しています。

このあたりがとても大事なところなんですよね。

これを読んだ人に、学習の自由さと、楽しさが、少しでも伝わったらいいなと思っています。

 

多感な凡人 黒田明彦

 

【黒田明彦の著作一覧はこちら】日本で最初の逆エンパス本あります。
https://www.amazon.co.jp/s?i=digital-

AmazonKindleアプリにて
『読み放題』で読めます!

 

 

カウンセリング学習記事の案内所 お陰様で、黒田明彦のカウンセリング学習記事も増えてきましたので、どんな記事があるかを一度に見れるようにまとめた記事を作成いたしま...
【カウンセリングの手引き】エンカウンターグループの概要 月に1回池袋レンタルスペースにて、3時間程度のエンカウンターグループを行っています。この学習を多くの人に利用していただくためにも...
カウンセリングを受けた方が良い人の17の特徴 今回の記事は、カウンセリングを受けた方が良い人はどんな特徴を持った人なのかということを書いていこうと思います。 カウンセリ...
純粋カウンセリングのサービス内容純粋カウンセリングとは? 純粋カウンセリングとは、カウンセラー黒田明彦が18年以上、カウンセリング学習を続けていく中で身につけたカウン...
問い合わせ・質問フォーム不明な点、不安な点、質問がある場合は、こちらから遠慮なくお問い合わせください。 問い合わせ、質問お待ちしています。 カウンセ...

Line@では、カウンセリングの神様、カール・ロジャーズの言葉の検討を行ったり、ブログ更新のお知らせをしたり、新しいサービスのお知らせをします!無料カウンセリングのお知らせも定期的に行います!興味のある方はクリック!

友だち追加