世の中には非常に共感力が強い、エンパスと呼ばれる体質の人がいます。
今回の記事は、「エンパスとは?エンパスの意味やサイコパスとの違いも」ということでエンパスについて基本的な説明をしていきます。
是非、読んでみてください。
エンパスとは?エンパスの意味は、共感力の強い人

エンパスとは、empathy(共感、感情移入)という言葉からきている、とても共感力の強い人のことです。
共感力というと、相手の気持ちを察してあげたり、思いやってあげる、ということがイメージできるかもしれません。
しかし、エンパスの共感力はとても強く、エンパスとその他の人の間に全く境界線がないかのように、相手の気持ちやエネルギーがエンパスの中に入り込んできてしまうようなイメージです。
それは、エンパス自身の気持ちや、エネルギーを押しのけて、相手のエネルギーそのものになってしまうような迫力です。
エンパスの概念を日本で広めたローズ・ローズトゥリーさん曰く、日本人の5人に1人がエンパス体質であるとのことです
その根拠は、日本で講義を行った際、参加者の多くがエンパスの才能を示したからだそうです。
エンパスとは?エンパスの特徴

エンパシーとは共感のことであり、エンパスとは、共感力が異常なほどに高い人のことですが、共感力が高いことによってエンパスには様々な特徴が表れます。
①エンパスは他人の感情やエネルギーが手に取るようにわかる
エンパスの一番の特徴は、感情やエネルギーの動きに敏感で、他人の感情やエネルギーが手に取るようにわかるということです。
自分と相手の境界線が薄い(人によっては全くない)ため、外からエネルギーが自由に入り込んでしまいます。
TVなどで争いや暴力シーンを見るだけで、圧倒されて調子が悪くなってしまうこともあります。
②エンパスは人込みで体調が悪くなりがち
人込みでは、多くの人のエネルギーが動き回っているので、それらに影響を受けて、何もしていなくても、エンパスはドッと疲れてしまいます。
エンパスが人込みを歩く場合は、余計なエネルギーに入り込まれないように、。エネルギーイメージのバリアを張るなどの対策が必要かもしれません。
③エンパスは直観力に優れている

エンパスは他人のちょっとした表情の変化、仕草、そしてエネルギーの流れを見ることで、相手の微妙な感情の変化などを察知する能力が高いです。
相手よりも相手の感情に敏感なときさえあります。
また、人間の意識よりも深いものを直観的に捉えてしまうことが多いので、人間の嘘や偽りを看破できてしまいます。
エンパスは、自分の直観を現実化できるような真実を常に求めています。
④エンパスは癒す力をもっている
エンパスは自他の境界線が薄く、どんなエネルギーも吸いこむように受け入れてくれます。
ですから、エンパスと対峙していてもエネルギーがぶつかりあうことがありません。
それは他人にとってはとても心地良いもので、エンパスと一緒にいるだけで癒されていきます。
⑤エンパスは受信の天才、芸術的センスに溢れる

人間に限らず、植物動物のエネルギーや物、見えない存在までも感じ取ってしまうエンパスは、芸術と相性がよいです。
様々な刺激を敏感に感じ取る受信の天才ですので、表現力を身につけることができれば、素晴らしい作品を作ることができるでしょう。
⑥エンパスは自分で自分がわかりにくくなりがち
自他の境界線が薄く、様々なエネルギーが入り込んできてしまうエンパスは、自分を失いがちです。
エネルギーの通り道になってしまうエンパスは、もはやどれが自分の感情、エネルギーなのかわからなくなってしまうことがあります。
一日の終わりには自分の感情やエネルギーを思い出せるようなルーティンワークを持っている人も多いです。
ローズ・ローズトゥリーさんによるエンパス6つのタイプ

エンパスを日本に紹介した、ローズ・ローズトゥリーさんによるタイプ別エンパスを簡単にご紹介します。
それぞれのタイプが独立しているわけではなく、人によっては複数の型を自覚しているでしょう。
①身体直感型
自分以外の人の体で起こっていることが直感的に分かる。
②身体ワンネス型
自分以外の人の体で起こっていることが、自分の体にも起こる。
頭痛がしている人を会ったときに、自分も同じように頭痛を感じる、など。
③感情直感型
相手の仕草や話し方、雰囲気などで相手の感情が手に取るように分かる。
④感情ワンネス型
自分以外の人の感情がそのまま入り込んできて、自分の感情として感じる。
本来の自分の感情との区別が難しい。
⑤知的変容型
いわゆる知的能力や人間性のトレース能力が非常に高い。
まるでその人のコピーのようになり、グングン能力を吸収できる。
⑥スピリチュアルワンネス型
見えない存在とのコミュニケーションが得意。
スピリチュアルティは人間が基本持っている能力であり、訓練次第で誰にでも開花するものであるとローズさんは言う。
エンパスとサイコパスの違いは

オックスフォード大学の心理学専門家ケヴィン・ダットンさんによると、サイコパスの主な特徴は、
- 極端な冷酷さ
- 無慈悲・エゴイズム
- 感情の欠如・結果至上主義
であるとのことです。
エンパスとサイコパスの似ているところ
エンパスとサイコパスに似ているところはあるのでしょうか?
エンパスとサイコパスの基本的なパーソナリティは真逆であると言っても過言ではありませんが、似ているところがあるとすれば、相手の気持ちを察することができる直観力が非常に優れているということでしょう。
エンパスとサイコパスの一番の違いは?
エンパスとサイコパスの一番の違いは脳内の神経細胞、ミラーニューロンの活発さだと思います。
ミラーニューロンとは、自分以外の人の感情やエネルギーを模倣してしまう不思議な神経細胞です。
エンパスはこのミラーニューロンが異常に活発なことにより、相手の気持ちを察するとともに、その相手の気持ちを自分のことのように感じています。
しかし、サイコパスはこのミラーニューロンがほとんど活動していないのか、相手の気持ちをまるで、どうにでもできる道具のように感じています。
ミラーニューロンが活発でないサイコパスには、相手の気持ちを思いやるような心の動きが生まれないので、相手の気持ちを単純に自分の利益の為に都合よく利用することができてしまいます。
相手の気持ちを自分の気持ちと同じように感じるのがエンパスで、相手の気持ちを自分の道具のように感じているのがサイコパスです。
エンパスはその能力で人を癒すことができますが、度がすぎると、とても生きづらくなってしまいます。
また、サイコパスは、人をうまく利用することで社会的に成功する人もいますが、度がすぎると犯罪者になってしまいます。
全然違いますね。
エンパスとは?エンパスの意味やサイコパスとの違い、おわりに

「エンパスとは?エンパスの意味やサイコパスとの違いも」ということで書いてきました。
エンパスはとても共感力の強い人のことであり、それによって様々な特徴をもっているということがわかりましたね。
また、エンパスとサイコパスは、他人の気持ちを察する能力が異常に高いという共通点はあるものの、その感じ方は全く別のものであるということも紹介しました。
エンパスは素晴らしい能力とも言えますが、生きづらさにもつながっていきやすい特徴とも言えます
せっかく神様からもらったユニークな特徴ですので、それを否定せずに生きていけるようになりたいですよね。
冥王、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。