やぁ、冥王だ。
今日はエンパス体質のためのエンパシー(共感力)をオフにする方法を1つ教える。
これは私がカウンセリングの学習で最初に学んだ技術だ。
エンパスも逆エンパスも基本的には他人のエネルギーに敏感で自他の区別がつきにくい。
これから教える方法は、「相手の言葉からエネルギーをもらわないで済む方法」だ。
基本的にはエンパスに向けて書いていくが、共感力が強すぎる逆エンパスにも有効な方法なので、逆エンパス諸君も読んでみて欲しい。
方法としては簡単だが、使いこなすのは難しいので、一度やってみて効果的だと思ったら、繰り返しやってみて、失敗しながら学び、しっかりと身につけてくれ。
それでは、始める。
今回も、言葉と一緒に遊ぼうぜ!
エンパシー(共感力)ってオフにできるの?

エンパスのエンパシー(共感力)は基本的には感覚器の感度の問題だと考えてみてよいだろう。
それは、視力、聴力と同じで自分の力でオフにしたり、調整できるものではない。
ただ、目や、耳なら、眼鏡をかけたり、耳栓をするなどして物理的に刺激の量を調整するような、対症療法があるな。
共感力も同じように、自分でオフにしたり、調整はできないが、ある程度の対症療法が可能なのだ。
ただ、共感力の源であるミラーニューロン細胞に直接栓をすることはできないので他の方法が必要だな。
エンパス体質の共感のスピード

エンパス、逆エンパスの共感のスピードは、意識よりも断然早い。
エンパス、逆エンパスの共感は、
- 相手の仕草や言葉を聞いた
- 相手の感情を感じた
- よし共感しよう
- 相手の感情に共感する
- まるで相手そのものになる
そんな流暢なスピードではない。
- 相手の仕草や言葉を聞いた=まるで相手そのものになる
こんなスピードである。
エンパス体質の共感には、共感するという行為がそもそもない。
エンパス体質にとって共感は行為ではなく、反射なのである。
今回教える方法は、反射レベルで相手の言葉に同化してしまうエンパス体質の人が、反応レベルで、相手の言葉と自分を引き剥がす方法である。
一般的な共感力のオフの仕方

一般的な共感力のオフの仕方は、もらったエネルギーをあとで入れ替えるという方法だ。
もしくは、他者にエネルギーをもらったせいで、忘れてしまった自分のエネルギーやら感情やらをあとで思い出すという方法だな。
これは、一日の中で自分の創作活動をする時間をルーティン的にもつとか、信頼できる人間とのコミュニケーションによって自分を取り戻すとか、いろいろ方法がある。
エンパスの場合、瞑想は、逆効果だという話は良く聞くな。
実際、瞑想すると意識を失ってしまうというエンパス体質の人に会ったことがある。
あとは、そもそも余計なエネルギーをもらいすぎないように、日頃からバリアのイメージをもつなどの方法もあるが、その効果はまちまちなようだ。
ただ、実際に効果を感じる人もたくさんいるから、試してみる価値はあるぞ。
言葉の力によるエンパシー(共感力)のオフの方法を紹介

今回紹介する、エンパシー(共感力)のオフの方法は、言葉の力を使ったものだ。
これは、エンパシー(共感力)が強すぎて、反射レベルで相手の言葉に同化してしまう人のための方法だ。
この方法では、相手の声にした言葉からのエネルギー以外はオフにはできないからそこは理解してくれ。
ただ、人間関係の中のやりとりで、多く嫌なエネルギーをもらってしまうのは、相手が声にした言葉によるものだ。
そこをオフにできるだけで大分楽になるから試してみて損はしないぞ。
相手が声にした言葉のエネルギーをもらわない方法

方法としては実に簡単だ。
相手の声で聞こえた言葉を、そのまま自分の声にすることだ。
エンパス体質の人は、相手の声から言葉が聞こえた瞬間、その言葉に同化し、その言葉からエネルギーをもらってしまう。
それは反射的なスピードだ。
だから、相手の言葉から反射的にエネルギーをもらわないためには、可能な限り早く、反応レベルのスピードで、相手の言葉を切り離さなければならない。
相手の声で言葉が聞こえたら、その言葉の意味をほとんど考えずに、とにかくその言葉を自分の声にして、自分にもう一度聞かせること。
相手の声から聞こえた言葉をすぐに、そのまま自分の声にして、自分に聞かせると、脳は、それが自分の言葉ではなく、相手から聞こえた言葉だと認識してくれるらしい。
それが、相手から聞こえた言葉だと脳が認識してくれると、相手の言葉との同化は起きにくいようなのだ。
やってみるとわかる、やってみないとわからない
やってみればわかるが、相手の声から聞こえた言葉を直後に、自分の声にすると、その言葉に同化することなく、その言葉からエネルギーをたいしてもらっていないことに気が付く。
自分から相手の言葉を剥がすことができているのだ。
この方法をカッコよく英語でdetach(デタッチ、剥がすという意味)と呼んでみる。
わざわざ英語にした意味は、カッコ良いという理由の他にはない。
エンパス体質のための共感力をオフにする方法
相手から聞こえた言葉を、意味を考えるよりも早く、正確に自分の声にして、もう一度自分の耳に聞かせる。
エンパシー(共感力)オフの方法「detach」のコツ

- 相手の声から聞いた言葉を正確に自分の声にできていなければ意味がない
- 相手の声から聞いた言葉の意味を深く考える前に自分の声にしないと意味がない
- 自分の声になった言葉が物理的に、自分の耳で聞こえていないと意味がない
エンパシー(共感力)オフの方法「detach」の使える場面
人と話をしているとき、嫌なエネルギーの言葉が聞こえた瞬間、意味を考える前に、その言葉を正確に自分の声にして、自分の耳を通して、自分の脳に聞かせる。
エンパス体質の共感は反射レベルの早さだから、直感的に反応レベルでやらないと間に合わないかもな。
まぁ、エンパスの君ならなんとかできるよ。
すべての嫌なエネルギーの言葉をdetachしていくのは職人技だ。
そうそうできることじゃない。
だけど、それが上手くいけば、相手からエネルギーをもらわなくてすむことを知っていることは心強いはずだ。
いつも、嫌なエネルギーの言葉を聞かせてくれるような相手なら、事前に心構えを準備出来て楽だな。
良い練習相手だ。
エンパシー(共感力)オフの方法「detach」応用編

あとは、街を歩いている時とか、電車の中、大きな部屋などで、無作為に嫌なエネルギーの言葉が聞こえてきてしまったときも、自分にだけ聞こえる声でdetachができると良い。
しかし近くに人がいるときは、恥ずかしくてかなり厳しいかもな。
達人になれば、人目もはばからず、嫌なエネルギーの言葉、即detach!
って、できるかもな。
エンパシー(共感力)オフの方法「detach」の注意点

「detach」は、自分の耳に聞こえるように、相手の声から聞いた言葉を正確に自分の声にする方法だ。
その自分の声は、当然相手の耳にも届くこともある。
相手からしてみれば、言葉を繰り返されたと感じることもあるので、「バカにしてる!」とか、そういう反応をしてくるときがある。
「detach」は自分の身を守るためのものであって、相手のためのものではない。
その辺は割り切って、相手が不快に感じたというのなら謝ってしまえばいい。
「detach」が成功していれば、相手の言葉から嫌なエネルギーをもらっていないので、それぐらいの余裕はあるだろう。
そして、また、相手から嫌なエネルギーの言葉が来たら「detach」する。
それの繰り返しで、相手が怒ってどっかいってしまうことはあるかもしれないな。
しかし、繰り返し君に嫌なエネルギーの言葉を聞かせる相手が、君のもとを去っても、別に君は困らんだろ?
意図的に相手の耳に届けるようなアプローチもある

ちなみに、相手の声から聞こえた言葉を自分の声にして、自分の耳に届けるだけではなく、意図的に相手の耳に届けるようなアプローチになってくると、それはカウンセリングに変わる。
しかし、まぁ、それはまた別の話だ。
今回はエンパシー(共感力)オフの話だ。
detach!detach!
エンパシー(共感力)オフの方法「detach」が上達すると

「detach」は反応レベルの早さでやらねばあまり効果がないので、失敗するときや、状況的にやることが不可能なときも結構ある。
しかし、それでも、できるときに、できる範囲で試し、失敗をしながらも、何度か成功することを繰り返していくと、次第に「detach」しなくても、反射的には相手の言葉に同化していない自分に気が付くことがある。
「detach」の訓練は、反射的に相手の言葉に同化してしまうことを抑える訓練にもなっているのだ。
まあ、それなりの期間しっかり訓練しないと、なかなかそうはなっていかないけどな。
エンパス体質のための、言葉の力でエンパシー(共感力)をオフにする方法 おわりに

君がしっかりとしたエンパス体質ならば、この方法の効果をガッツリと実感できるはずだ。
言葉の力は、私や君が思っている以上にすごいぞ。
この方法は別に私が考えたわけではない。
いかに相手の言葉の相(すがた)を正確に聞いて、届けていくかという、カウンセリングの学習をしている人は、みな、感覚的に知っていることだ。
それを私が今ここで、言語化してみたにすぎない。
ちなみに私自身、この記事の外では「detach」という言葉はもう使わないかもしれないから、どこかでdetachについて聞かれても忘れていて「?」となってしまうかもしれないから気をつけろ。
まぁ、とにかくエンパス体質に苦しんでいる君は試してみる価値のある方法だ、試してみてくれ。
君のエンパスライフに健闘を祈る。
冥王、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。