人の気持ちがわかりすぎてしまうせいで辛い。なかなか人には相談しにくい悩みであり、苦しいですよね。
この記事ではHSPなど、感受性の強い人が多く感じている「人の気持ちがわかりすぎる」という感覚について、2つのエネルギーの流れのタイプに分けて説明しています。
特殊なエネルギーの流れをもち、人の気持ちがわかりすぎることでいろいろと辛い思いをしてしまう人たちは、どのように対処していけばよいのでしょうか。
図を交えながら、できるだけわかりやすく説明していきます。
興味のある方は読んでみてください。
人の気持ちがわかりすぎる感受性が強い人・2つのタイプ

感受性が豊かな人は、人の気持ちがわかりすぎてしまい、辛い思いをしてしまうことがあります。
それはどういう理由からなのでしょうか。
これから、人の気持ちがわかりすぎてしまう感受性が強すぎる人を、おおまかに2つのタイプに分けてみます。
エンパス傾向の人の、人の気持ちのわかりすぎかた

人の気持ちがわかりすぎて辛くなってしまう感受性が強い人の1つのタイプが、他人のエネルギーが自分の中に入り込み、その影響を強く受けてしまうというものです。
このような仕組みで人の気持ちがわかりすぎる感受性が強い人を「エンパス傾向のある人」とします。
エネルギーの流れは、相手から自分の方向に向かって流れてきているようなイメージですね。
エンパス傾向の感受性が強い人は、外から自分に向かってエネルギーが流れ込んでくるイメージ

このタイプの人は、人の気持ちがどんどん自分の中に流れ込んできてしまうという感覚で、人と同じ気持ちになってしまいます。
それによって、人の気持ちがわかりすぎて辛くなってしまうというわけですね。
逆エンパス傾向の人の、人の気持ちのわかりすぎかた

人の気持ちがわかりすぎてしまう感受性が強い人のもう1つのタイプが、他人がまるで自分と全く同じ存在であるかのように、場にある刺激に対し、人の分まで反応してしまうというものです。
このような仕組みで人の気持ちがわかりすぎる感受性が強い人を「逆エンパス傾向のある人」とします。
まるで自分のことのように、人の受ける刺激に反応してしまうから、人の気持ちがわかりすぎて辛いと感じてしまうわけですね。
ときには、その人よりもその人の気持ちがわかるというような感覚すらあることでしょう。
エネルギーの流れは、自分から人、自分から場に向かって流れているイメージですね。
周囲にエネルギーを放出し、広域の刺激を拾っているイメージ

意外なことに、こういう人も、人の気持ちがどんどん自分の中に流れ込んできて辛い、という感覚を持っていることが多いのです。
しかし、むしろイメージとしては、自分のエネルギーが人に入り込んでいるという感じです。
そして、実際は広域に場の刺激を拾い、敏感に反応してしまうから辛いのです。
常日頃から、人に自分を押しつけないようにしなくてはならないと、自分を抑えている感覚がある人は、おそらくこちらのタイプの人ですね。
人の気持ちがわかりすぎる感受性が強い人のタイプ別対処法

上記2つのタイプの人の気持ちがわかりすぎて辛い、感受性が強い人の対処法について、それぞれ簡単に紹介します。
人の気持ちがわかりすぎる・エンパス傾向の人の対処法
エンパス傾向があることによって、人の気持ちがわかりすぎて辛い人の対処法は、とにかく気持ちを積極的に入れ替えるということです。
イメージの力を使い、人の気持ちが自分の身体の中に入り込まなようにと、バリアをつくるという対処法もありますが、エンパス傾向が強ければ、強いほど、バリアが追い付かなくなってしまいます。
エンパス傾向の特徴は、刺激によって、とにかく気持ちがコロコロと入れ替わるということですので、自分がすぐに気持ちが変わる傾向があることを理解し、嫌な気持ちになったときは、それに浸らずに、良い気持ちに入れ替えようとする心構えが大事です。
辛い気持ちをもらったら・・・

入れ替える!

エンパス傾向の人の場合は、その傾向が強ければ強いほど、今、自分が誰かの感情が入り込んで、同化してしまっている、ということを自覚することが難しいです。
なぜかわからないけど辛いというときに、他の誰かに「あなたは人の気持ちに影響を受けすぎている」などと指摘されてやっと気づく人もいるかもしれません。
エンパス傾向のとても強い人の対処の方法は、自分にとって不利益が大きい同化状態を生み出す対象に近寄らないようにする予防的手段と、実際に同化状態になってしまったあとに、それを解除する解除手段をもつ、ということになります。
そして最終的には、吹き抜ける風のように、人の気持ちが、ただ自分を通過していくようになることが、エンパスマスターへの道でしょうか。
目指せエンパスマスター

人の気持ちがわかる・逆エンパス傾向の人の対処法
逆エンパス傾向の人は、自分の放出しているエネルギーが及んでいるエリアにいる人のことが自分のことのように感じられてしまう傾向があります。
逆エンパス傾向が強い人になってくると、自分から辺り一帯に放出されているエネルギーが、他の人と一体となって包みこんでいるイメージです。
このエネルギーが広域にいろいろな刺激を感じ取り、人が受けた刺激を自分が受けたかのように感じて、「人の気持ちがわかりすぎて辛い」という感覚になるのです。
さらに、逆エンパス傾向がある人は、そのエリアにいる人のことを自分のことのように感じているので、人の問題を自分の問題のように感じ、どんどん干渉・介入したくなってしまいます。
エネルギーで包み込んでいる領域全てを自分と感じてしまうので、つい介入・干渉してしまう

この干渉衝動、介入衝動こそが逆エンパス傾向のある人の苦しみの種であり、人間関係を難しくする原因でもあります。
逆エンパス傾向がある人の「人の気持ちがわかりすぎて辛い」ときの対処法ですが、自分のエネルギーエリアに起こっている出来事を自分のことのように感じないようにすることは難しいですが、感じ取った感覚にこだわらず、それをすぐに手放すことはできるようになります。
感じ取った刺激をとにかく手放す。
そして、たとえ、人を自分のことのように感じてしまっても、その人のことは徹底してその人に任せるという心構えが大事ですね。
その人のことはその人に任せる

逆エンパス傾向が強い人は、人に対し、自分のことのように干渉したい、介入したい衝動が強くあります。
ときには衝動に任せて、相手のエネルギーを塗りつぶしてしまうこともあるかもしれません。
逆エンパス傾向がある人にとって、人の気持ちがわかりすぎて辛くならないための大事な理解は、その人にはその人のエネルギーがあるということを知るということです。
そして、それぞれの人が、自分自身のエネルギーを輝かせて生きてこそ幸せになるのだと、実感することです。
猛る自分のエネルギーと、人のエネルギーを同時に生かすために、エネルギーコントロールの天才になることが逆エンパスマスターへの道でしょうか。
目指せ逆エンパスマスター

人の気持ちがわかりすぎて辛い・感受性が強い・まとめ

人の気持ちがわかりすぎてつらい。
これは、感受性が強い人の悩みの種です。
ここまで、人の気持ちがわかりすぎる人には大きく分けて2つのタイプがあることを紹介してきました。
エネルギーの方向性こそ別ですが、エンパス傾向の人も、逆エンパス傾向の人も、その傾向の強さは、エネルギーの流れの強さそのものであると言えそうです。
エネルギーの流れが強ければ強いほど、制御は難しいですが、上手く、その強烈なエネルギーの流れにのる方法を見つければ、他の人には味わえないような独特の深い人間体験ができるかもしれません。
生まれ持ったエネルギーの質、流れの強さ。
それは、あなたの個性です。
辛い思いをした分だけ、あなたのエネルギーは彩りを増していきます。
God bless you
あなたのエネルギーに幸あれ。
月の逆エンパス、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。