感受性が強い・繊細

【レジリエンス】傷つきやすさを克服するための18のしなやかな思考

感受性の強さや、抑圧している体験によって物事に対する反応の強さは決まりますが、それによってどれほど傷つくかということは、心のしなやかさによって決まります。心がしなやかであれば、大きな刺激や不穏な刺激を感受しても、それに傷つくことなく、健やかに暮らしていくことができるのです。

今回の記事は、傷つきやすさを改善するための、心をしなやなかにしていくための思考を紹介いたします。

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感情探偵
感情探偵
傷つきやすさはね、心の弱さが生むのではなく、心の硬さが生むんだよ。
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傷つきやすさを克服する思考1.自責は止められる

何か失敗をしてしまって辛い思いをしたとき、恥ずかしい思いをしたとき、自分を責めてしまうような気持になってしまうのは自然なことかもしれません。

しかし、自分で自分を責めているような思考に気づいたら、どこかのタイミングで、ピタッと自分を責めることはやめましょう。

自責にも依存性はあります。手放そうとするとき、どこか名残惜しい感覚があるかもしれません。

しかし、そこを思い切って手放すのです。ピタッとその自責思考から離れるのです。自分を責めてしまっているということにハッと気が付くことさえできれば、その思考はある程度意思の力で止めることができます。

クロダ
クロダ
大事なのは失敗から学ぶことだよ。気持ちを切り替えて心を休め、失敗から学ぶ元気を取り戻そう!

 

傷つきやすさを克服する思考2.期待と裏切りに関する思考

傷つきやすい心を自覚している人は、他人に期待を裏切られることから受けるダメージは大きいのではないでしょうか。

例)とても楽しみにしていたものが、あの人のせいでダメになってしまった。とてもショックで立ち直れない…。

期待を裏切ることは人道に反するとても悪いことだ。

こういう思考にいたると、今度は自分は相手の期待に絶対に応えなくてはならないという思考にもつながっていきます。

相手の期待を裏切るのが怖くて、必要以上に頑張ってしまう。相手の期待以上の働きをしないと気がすまない。期待を裏切られるつらさを知っているから…。

苦しい考えですが、このような思考に陥るのも自然なことのようにも思います。

あなたがもし、他者の裏切りをおそれ、また他者からの期待に応えなくてはならないような心境に追い込まれているときは、こう考えてみてください。

人間は1秒ごとに別人のように変わる。

私の他者への期待は、1秒前の他者にかけたもの。

他者の私に対する期待は、1秒前の私にかけられたもの。

1秒前とは別人のようである今の私や、今の他者がその期待に応えられないのは当然である。

それはあるゆる関係に対する保証のなさも意味するわけですが、そもそも大きな安心感は、次の大きな不安の種です。

いつも少しの不安な状態でいる方が、しなやかにこの世を渡り歩いていくことができる。そう考えてみてください。

傷つきやすさを克服する思考3.環境を疑う

そこにある環境を疑える思考をもちましょう。ペア、家族、会社、社会、日本、世界、宇宙‥・。今自分に支配的な影響を与えている環境は、より広い括りから眺めたときにどう判断できるでしょうか。今あなたが苦しいのは、本当にあなたが傷つきやすいからでしょうか?

誰もが傷ついてしまうような環境に身を置いていることに気づかないということは、当然にありうることなのです。

傷つきやすさを克服する思考4.弱音を吐く

弱音でもなんでもいいんです。とにかく自分のところを言葉にしましょう。自分のところを語ることは、自分の体験を自覚することにつながります。自覚できない自分の体験に圧倒されすぎると、心が病気になってしまいます。

自分よりもつらい人がいるから…。

自分のつらさと他者のつらさは別です。それに、自分よりつらい人を助けてあげられる自分になるためにも、まずは自分のつらさを認め、解消していく必要があるのです。

今、どう考え、どう感じたか。それを語れる人と場所を持ちましょう。

傷つきやすさを克服する思考5.自他の気持ちを区別する

感受性が強かったり、思い込みが強かったりすると、まるで自分のことのように他者の気持ちがわかってしまうことがあるかもしれません。

そして他者も自分の気持ちがそのように分かってしまうのではないかと想像し、他者の自分に対する言動に怯え、敏感に反応し、落ち込み、傷ついてしまうことはありますね。

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しかし、他者が、どんなに察しがよくても、たとえ見えないものが見えてしまうような感性を持っていたとしても、他者があなたの感じ方を、あなたの感じ方で知るすべはありません。できることは、お互いの感じ方、お互いの感性を分かち合うことだけなのです。

あなたが感じた他者の気持ちと、他者自身の気持ちの感じ方は別です。

他者が感じたあなたの気持ちと、あなた自身の気持ちの感じ方は別です。

自分にそれを厳しく言い聞かせるのです。

あなたの感じた他者の気持ちと、他者の感じている気持ちが別であるなら、他者の気持ちから解放されるために必要なことは、あなたの感じた他者の気持ちを手放せばいいだけなのです。

傷つきやすさを克服する思考6.自分らしさにこだわらない

自分らしさは自分で決めることができません。自分らしさとは、他者との評価的なやり取りで決まるものです。しかも基本的に他者の評価は人それぞれです。

自分らしさとは、自分にとって影響の強かった他者との関係で生まれた自己像の名残です。

自分にとって影響の強い人物が変われば、その自己像は当然にフィットしなくなります。フィットしないものにこだわるのはやめましょう。

傷つきやすさを克服する思考7.自信は自分でつくるものではない

自信は基本的には自分一人でつくることはできません。自信のある人は、自分でそれを生み出しているのではなく、身近で影響力のある他者(多くの場合は親)に継続的に肯定的な評価をもらった結果、その価値観が身についているだけです。

自分に自信がない人が、自信をつけるにはどうしても他者からの肯定的な評価が必要なのです。ただし、それは多くの人の評価である必要はありません。たった一人でもあなたの価値を信じてくれる人がいれば充分です。

自分の価値を自分一人で思い込めずに落ち込むのではなく、たった一人でも自分の価値を信じてくれる人を探しにいきましょう。

傷つきやすさを克服する思考8.苦しみを常とする

人生とは苦しいものです。いかにこの苦しみから逃れるかという発想の先に、永遠の救いがあるのではなく、いかにこの苦しみの中を生きるかという発想の先に一握りの救いがあるのです。

傷つきやすさを克服する思考9.逃げることをゆるす

習慣、ルール、常識、伝統、自分を構成するそれらの枠をじっと眺めて、たまにはそこから逃げ出しましょう。普段は聞こえにくい自分の身体の声が聞こえてくるかもしれません。

傷つきやすさを克服する思考10.いけないはいけない

思考の末尾が「~はいけない」という言葉になることが癖になっている人がいます。「~はいけない」という言葉は、どこかで誰かに禁止されたままになっている思考です。あらためて、あなた独自の思考ではどうなのでしょうか?

「~はいけない」という思考が頭によぎったら、いけないのではない、そうするとどうなろうだろう?ともう一度考えてみてください。

新しく、そして自由な自分に出会えるかもしれません。

傷つきやすさを克服する思考11.明日のことは明日の自分にまかせる

明日の大仕事が、明日の試験が、明日の面接が・・・。

うまくいくだろうか?明日のことが不安で不安でたまらない。

今日のあなたと明日のあなたは別人です。明日のあなたのための心配はどこかで切り上げましょう。

あなたの今日やるべきことが終わっているのなら、あとは明日のあなたにまかせましょう。

傷つきやすさを克服する思考12.信じられるものをもつ

誰にも自分の価値を信じてもらうことができなくても、自分に信じられるものがあれば、心は落ち着くものです。

現代社会は情報を簡単に入手することができますので、哲学や、宗教学その他もろもろから、自分の信じられるものがでてくるといいですね。

感情探偵
感情探偵
とてつもなく繊細な人たちによって、歴史を超えて紡がれてきたロジックの中には、きっとあなたが信じるに値するものもあるよ。

傷つきやすさを克服する思考13.人見知る

遠慮なく人見知りをしましょう。他人のことはわかりません。オープンマインドなんて危なっかしくて仕方ありません。

他者に近づくときは慎重に、あなたがこわくないように、あなたのペースでいいんです。

人見知りじゃない人なんていない。みんな、それを隠すのが上手なだけなんだと、思っているぐらいでちょうどいいのです。

傷つきやすさを克服する思考14.繊細になる

人間の身体とは基本的には繊細で敏感なものです。鈍い人というのは、その自分の身体の敏感さに鈍いということなのです。

自分の敏感さ、感受性の強さに生きづらさを感じていると、鈍くなりたいと考えるものです。鈍感力という言葉も流行りましたね。

しかし、自分の身体の反応にさらに繊細に、敏感になることができれば、自分の身体のあらゆる反応に応えることができるようになります。

身体の微妙な不調や、心が感じているストレス…。それらに敏感に気づければ迅速な対処が可能です。

誰しも自分の身体と仲良く暮らしていくには、繊細になる必要があるのです。感受性が強く、傷つきやすい人ほど、より繊細に自分の身体について知ることができるのです。

傷つきやすさを克服する思考15.劣位性のメリットを知る

優位性は脆さを育み、劣位性はしなやかさを育みます。

恵まれていない条件を恨む気持ちは本当に自然なものだと思いますが、優位性に胡坐をかいてしまうことで出来上がる脆さも、なかなかの絶望感を生むようです。

人より劣っている部分は、人よりしなやかに柔らかくなる部分です。

柔らかいものは硬いものよりも丈夫なときがあるということを知りましょう。

傷つきやすさを克服する思考16.ひとりで大丈夫になる

一人で過ごしているときに感じる孤独感が弱まれば弱まるほど、人生は応用のきくものになるようです。

誰かと一緒にいるときだって人間は独りです。そんな実感を誰かと共有できたときに、一人でいることの不安を克服できていくのでしょうか。

傷つきやすさを克服する思考17.主体的に生きる

主体的に生きるというのはどういうことでしょうか。

それは、どこからかあなたを救うために届けられてくる、〝あなたの言葉”をしっかり聞いて(声に出して)生きるということです。

傷つきやすさを克服する思考18.欲しいものを手に入れる

シンプルですが、これは、あきらめてもいいし、あきらめなくてもいいことのようです。

たまには、自分の欲しいものを愚直に求めてみてもいいのではないでしょうか。

傷つきやすさを克服する思考.まとめ

いかがだったでしょうか。いくつものアイデアを並べると、矛盾が感じられる部分もあるかもしれませんが、Aと言えばAだし、Bと言えばBであるとおさめていけるかどうかは、大事なことだと思います。

Aもあるし、Bもある。ただそれを認めるだけで、矛盾を矛盾として受け入れることは可能なのです。

矛盾や曖昧さを拒否することなく、ただそのまま、確かにあるものとして受け入れられる思考が、変化を敏感に感じ抵抗なく受け止めていくためのしなやかな心の素地なのかもしれません。

この文章を読んだ人が少しでも自分の心をしなやかにするということに興味をもっていただければ幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

多感な凡人 黒田明彦

 

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