人の気持ちがわかりすぎる、感じすぎる。
日々、もっと鈍くなりたい。
アンテナを閉じる方法が知りたい。
人の多いところに行きたくない。
HSP、エンパス、逆エンパスなど、敏感で共感力の高い人の多くは、その共感力で苦しむことが多いのではないでしょうか。
今回の記事は、意識して行動しないと苦しみがちな、共感力に関する活かし方の一つの案を書いていきます。興味のある方は読んでみてください。
【共感力を活かして生きる】共感力はミラーニューロンが関係している?

HSP、エンパス、逆エンパスなどの敏感で共感力の高い人の反応には、どうもミラーニューロンという細胞が関わっているらしいのですが、科学的にはまだ十分には解明されていないようです。
TVで見たドラマや映画のシーンや、悲しいニュースで感情がグラグラになってしまったり、
自分じゃない人が怒られている場面で胸がつぶれそうになってしまったり。
このあたりは、優秀すぎるミラーニューロンの影響であるのかもしれません。
私たちは、日々、自分の意志で、感情的にグラグラになっているわけではないですよね?
気が付いたときには、もうグラグラになっている。
そういう早さのはずです。
これらは細胞の反応レベルで起こっていることであり、私たちの意志の力でどうにかしているわけではない、というのがなんとなく体感的にわかるのではないでしょうか。
【共感力を活かして生きる】ミラーニューロンを上手く使おう!

この共感力で、悲しい出来事ばかりに目を向けていると、生きづらさを感じやすいでしょうが、意識して行動すれば、自分をより高めることもできます。
自分が他人の影響を敏感に、身体的に受けるということがわかっているのであれば、自分から、自分に良い影響を与える人に近づいていけば良いのです。
「こんな人になりたい!」と思える人のそばに近づく。
気持ちが落ち着いている人のそばに近づく。
明るく楽しい人のそばに近づく。
共感力が高く、それに振り回されてしまうほど活発なミラーニューロン細胞を持っている人は、言い換えれば、自分にとって理想的な人の影響を強烈に受ける才能があるということです。
極端な言い方をすれば、
もし、あなたが頭の良い人になりたいのであれば、あなたが頭の良いと思える人と生活していれば、頭の良い人になれます。
もし、あなたが元気で優しい人になりたいのであれば、あなたが元気で優しいと思える人と生活していれば、元気で優しい人になれるのです。
他人から強い影響を受けるという才能は、
他人の力を借りて、なりたい自分になっていく才能です。
共感力の高い、ミラーニューロンが活発な、HSP、エンパス、逆エンパスなどの人たちは、自分にとって良い影響を与えてくれる人と生活していくことを自分でしっかり選びましょう!
【共感力を活かして生きる】出会いが大事

そういうわけで、どんな人と出会えるかということが、このミラーニューロンが活発な人の人生を左右します。
あなたにとってマイナスの影響を与える人と生活すれば、あなたの才能をフルに使って、ガッツリとマイナスの影響を受けてしまう。
なんだか、それってもったいないことですよね。
たとえば動画でもOK
繰り返しの毎日の中では、なかなか「こんな人になりたい!」と思えるような人に出会うことは難しいかもしれません。
そもそも、敏感な人は多くの人と交流すること自体が苦手だったりしますね。
そんなときに有効なのが動画だと思います。
今の時代、yooutubeを見れば、いろんな人が、いろんな情報発信をしています。
その中で、この人の考え方、雰囲気、エネルギー、好きだなと思える人を探してみましょう。
実際に会うことがなくても、ある程度の影響を受けることができます。
たとえ、今の自分の人間性がガラッと変わってしまうようなものでなくても、少し気分が上向きになったり、自分の中の意識が高まればステキですよね。
【共感力を活かして生きる】ミラーニューロン効果は3日坊主?

ミラーニューロンによる影響力は強烈ですが、その作用は興奮とともに、日に日におさまっていきます。
どんなにすごいと思える人、自分の理想の誰かと顔を合わせることができ、影響を受け、人生が変わりそうだという感覚を持ったとしても、2、3日するとその影響力は消失していきます。
だから、ミラーニューロンを上手く使って、その人のようになりたければ、完全に身に着き、自分のものになるまでは、その人の影響を受け続けなければなりません。
一緒に働いたり、生活して毎日顔を合わせることができればいいのですが、それは難しい場合も多いでしょう。
ミラーニューロンを上手く使って、自分のなりたい人になるには、
その人の習慣を真似て、継続すること。
その人の情報発信(言葉)を習慣的に見続ける(聞き続ける)こと。
が、効果的だと思います。
大事なのは習慣化することです。
そして行動レベル、細胞レベルで同化することです。
共感力が高く、ミラーニューロンが活発な人は、それを上手にやる才能があるのです。
逆エンパスメモ
①逆エンパスの人には、他人に真似されることが多いと感じるという人もいるかもしれませんが、もしかしたら、逆エンパスのエネルギーは他人のミラーニューロンを活性化させるような作用があるのかもしれませんね。
②特に逆エンパスの場合は、高い共感力によって相手の良いところをどんどん吸収した後、今度は高い純粋性によって、結局は自分のままでありたい!という気持ちが強くなるかもしれません。
【共感力を活かして生きる】おわりに

共感力を活かす。
活発なミラーニューロンを活かしていくのに大事なのは、あなたにとってステキな人との出会いです。
どんなに活発で優秀なミラーニューロン細胞を持ち合わせていても、自分のなりたいと思える人、自分の理想の人間との出会いがなければ、それを活かすことはできません。
そして、ステキな出会いが生まれるのに必要なのは、新しい行動であり、新しい行動を生むのは、今の現状を変えたいと思う気持ちでしょう。
共感力の高さは、自分を変える才能です。
そのあたりを意識して、新しい行動をしてみてください。
あなたの人生にステキな出会いがおとずれること、強く願っております。
月の逆エンパス 黒田明彦