カウンセリング

岡山カウンセリング研修旅~生命にふれる言葉~

令和元年10月25日~28日の間、岡山への3泊4日のカウンセリング研修、エンカウンターグループに行ってきました。

私にとっては初めての岡山への旅になりました。

今回の記事はそこで学んだことを簡単に書いてみようと思います。

興味のあるかたは読んでみてください。

ゼロベースエンカウンターグループ【カウンセリング学習】 ここ数日、普段私が参加しているカウンセリング学習グループではない、他のグループのエンカウンターに参加する機会に恵まれました。 ...

【生命にふれる言葉】岡山旅

初めての岡山旅。

とても贅沢な旅をさせていただきました。

出発の朝は、大雨でビシャビシャでしたが、快適な新幹線のぞみに乗って、東京駅から3時間20分。岡山駅に着くころには空は晴れていました。

海の傍のホテルは、とても綺麗で、静かで、豪華でした。

私はたまたま一人部屋を与えてもらえましたので、それも本当に贅沢でした。

美味しい食事、サウナまでついている温泉。

人生の折り返し地点で、最高に贅沢な旅ができたなぁと思えました。

一日8時間ぐらいのエンカウンターグループを行う日程でしたが、参加人数が30人近くいたため、それでも時間は足りないくらいでした。

もっと語りたい、もっと聞かせていただきたい。

そう思わせていただけたのも贅沢だなぁと思えました。

以下は岡山エンカウンターグループでの私の学びの一端を書いていきます。

【生命にふれる言葉】聞いてもらえたという感覚

カウンセリングの学習をしていると出会える感覚。

私は、「相手を聞かせていただける人になっていく」ための土台になる感覚に、

聞いてもらえたという感覚があると思っています。

聞いてもらえたという感覚。

エンカウンターグループという特殊な環境の中で、多くの人の前で、自分のところを声にして、言葉にして語る。

自分なりに語る。

思ったままに語る。

そして、語りが終わる。

この直後の感覚

一人で語り、一人で語り終わったときの感覚。

まだなんと表現していいかわからない不思議な感覚

まずこれがあります。

 

そして、エンカウンターの学習の場では、必ず聞いてくれる人が現れます。

聞いてくれる人とは、私が語った言葉のすがたにふれてくれる人

私は、私が語った言葉のすがたにふれてもらえるとき、また語りたくなったり、自分の語ったところがよりはっきりと感じられたりします。

他の人に、私の言葉にふれてもらいながら語り続けた結果、どうなるか?

私はホッとするのです。

とてもとてもホッとし、元気になるのです。

この、自分の言葉を誰かにふれてもらったあと、ホッとでき、元気になるような感覚を

「聞いてもらえた感覚」と私はよんでいます。

 

この聞いてもらえた感覚を何度も体験してくると、

皆の前で一人語りが終わったあとの感覚、まだ誰にも私の言葉にふれてもらっていないときの感覚は、不安であり、元気がなくなっている状態であったと気が付けるのです。

この辺りの感覚を「聞いてもらえていない感覚」と私はよんでいます。

このように「聞いてもらえていない」という感覚は、「聞いてもらえた」という感覚に出会って初めて、自覚することができるようになるようです。

そして、それが自覚できるようになってしまったあとは、自分が一人で語ったあとは、誰かに聞いてもらいたいと思えるようになります。

「聞いてもらえた」というあのホッとする感覚、元気になる感覚を欲しがることができるようになるのです。

 

さらに、「聞いてもらえた」という感覚を欲しがることができるようになると、今度は、誰かが一人で語っているのを見ると聞かせていただきたくなるのです。

聞いてもらえていないというあの不安で元気になれない感覚から解放させたいと思うから。

聞いてもらえたというあの感覚を、他の人にも味わってもらいたいから。

それが、相手のところを聞かせていただくということへの自然な動機だと思うのです。

その動機がなければ、聞かせていただく身体になるための地道な訓練は続けていけないだろうと、私は思うのです。

つまり、カウンセリング学習の自然な動機は、聞いてもらえたというあのステキな感覚から生まれ、始まるのだと私は思っています。

【生命にふれる言葉】言葉のすがた

研修中に質問を受けたところですが、言葉には意味とすがたがあります。

リンゴという言葉の意味は辞書で調べればすぐにわかります。

バラ科の落葉高木。また、その果実。

リンゴという言葉の意味は、大体こんなところです。

それでは、リンゴという言葉のすがたとはなんでしょうか?

リンゴという言葉のすがたは、

「リ」「ン」「ゴ」

「リンゴ」です。

ただ「リンゴ」が、リンゴの言葉のすがたです。

私には、先程のリンゴの意味とは関係なく、

他の誰とも代えられない私のリンゴというものがあります。

私はリンゴという言葉を聞くと、

「あぁ、小さな頃、母によくむいてもらったなぁ。だけど、身の回りにリンゴより甘い食べ物がたくさんあったから、リンゴはあまり好きじゃなかったなぁ。だけど、年を取ってからは、リンゴの甘さが丁度良く感じられるようになったなぁ。リンゴ、前よりも好きになったなぁ。母さん、元気かなぁ。」

これだけの言葉が聞こえてくるのです。

つまり、これが私が「リンゴ」と言葉にするときの私のリンゴです。

このように「リンゴ」という言葉のすがたに、リンゴという言葉の意味とは関係なく、の人生が、生命が宿っているのです。

しかし、他の誰かが「リンゴ」と声にしたら、それはその人のリンゴです。

私のリンゴではありません。

私のリンゴに、さきほどのような私の人生、生命が宿されていたように、

誰かのリンゴには、誰かの人生、生命が宿されています。

それぞれの人間が、それぞれに大事な大事なその人だけのリンゴを抱えながら歩いている。

それをまず、体験的に理解できるかどうかが大事なところです。

そして、それは、リンゴ以外のすべての言葉のすがたにおいてもそうであるということです。

 

もし私が、誰かと本気で純粋に関わりたいと願うのであれば、

私の大事な大事なリンゴを置いておいて

その相手のリンゴ、そこに宿されている人生と生命を聞いていかねばなりません。

それが、相手のリンゴを聞かせていただくということ。

しかし、残念なことに、頭では分かっていても私は、すぐに私のリンゴと同じように相手のリンゴを聞いてしまうのです。

どうすれば相手のリンゴを聞かせていただけるようになるか?

その探求が、カウンセリングの学習だと私は思っています。

【生命にふれる言葉】生死(しょうじ)

生死(しょうじ)

死にまつわるような言葉を避けるようなカウンセリングは、カウンセリングではない。

仏教には「生死」(しょうじ)という言葉がある。

生と死はひとつである。

私たちは、この今を生き、

そしてまさに、1秒1秒死んでいっている。

生死(しょうじ)に向き合わないカウンセリングは本物ではない。

先生はそう仰っていました。

【生命にふれる言葉】出会いの始まり

多くの人の前で、とにかく声にしてみた。

そうしたら、聞いてくれる人がすぐに現れてくれた。

聞いてもらいながら、語っているうちに、予想外の着地点にたどり着いた。

思ってもみないような着地点だった。

だけど、なんだかとってもスッキリした。

これが、「言葉がやってくる。」「自分の言葉に出会う。」という体験の始まりなんだよ。

おめでとう。できたね。

【生命にふれる言葉】生命にふれる言葉

私たちは、生命にふれる言葉に出会いたくてカウンセリングの学習をしているのではないでしょうか。

たしか、先生はそう仰いました。

エンカウンターのある場面

多くの言葉を語り続け、なかなかそれが収まっていかないAさんがいました。

誰かが、

「ちょっと他の人の話も聞きたいので、おさめていただけませんか?」

と、Aさんに横やりを入れる。

Aさんは素直にそれを受けいれる。

しかし、また次のタイミングでAさんは語り始め、また語りが長くなっていく。

再び、

「あなたはちょっと言葉が多いので…」

という、誰かの横やりが入る。

 

そこで先生が反応しました。

「Aさんは言葉が多かったでしょうか?私にはむしろ少なく感じました。」

 

えっ?

皆がびっくりして先生に注目する。

そんな場面がありました。

先生は語る

Aさんの言葉には、Aさんの生命にふれているような言葉が少ない。

だから、言葉を声にしても、落ち着きようもなく、

語っても、語っても、

どんなに言葉多く語っても、

落ちつけない。

だから、延々と語りが続いてしまうのでしょう。

先生はそう仰いました。

言葉は生命

生命にふれる言葉

身に迫る言葉

感情の言葉

自分に添う言葉

その人が、よりその人になっていくための言葉。

 

確かにそれはある。

 

私は語るときは、そのような言葉に出会いたくて、気づきがほしくて、ホッとしたくて、語っているような気がするし、

誰かを聞かせていただくときは、相手のそのような言葉に出会いたくて聞かせていただいているような気がする。

 

ちなみにAさんは、この先生とのやりとりに感動し、それ以降、自分の生命にふれる言葉に出会えるように、

少なくとも、その辺りを意識して語れるようになっていた。

そうなると今度は、周りの人もAさんの言葉を安心して聞けるようになったのでした。

【生命にふれる言葉】生命にふれる言葉に出会っていくには

私が学んできたカウンセリングアプローチの根幹になっている行為に、相手が声にした言葉を聞かせてもらったままに、こちらの声にして届けるというやりとりがあります。

このやりとりが宙に舞ってしまうときがあるのです。

それは、相手が、自分の生命にふれる言葉をほとんど声にできていないときです

生命にふれていない言葉は、聞き手が、どんなに丁寧に受け止め、おくり届けても相手に響かないのです。

響かない言葉のやりとりが延々と続いていく。

これはカウンセリング学習の場面でもたまにあります。

クライエントはどんどん語り、カウンセラーは上手にクライエントの言葉を繰り返しおくり続けているのですが、場面が深まっていかない。言葉が身体に響かない

丁寧だが表層的なやりとりがいつまでもダラダラと続いてしまう。

だんだん、聞いている周りの人がしんどくなってくきます

どんなに多くの言葉のやりとりを聞いても、全然ホッとできないからです。

まずは、この辺りを読んで、心当たりがあるかどうかです。

どうしたら生命にふれる言葉に出会っていけるかどうか

語り手の立場と聞き手の立場に分けて、どうしたら生命にふれる言葉に出会っていけるかを考えてみました。

語り手の立場

なかなか、一人で生命にふれる言葉に出会うことは難しいでしょう。

生命にふれる言葉に出会うには、自分の言葉を声に自由に出させてもらえる相手が必要です。

そして、語るときは、とにかく、声になった、自分の言葉を、自分でしっかり聞こうとすることです。

自分の感覚、身に迫るような、生命にふれる言葉は、

今、自分が声にできている言葉が連れてきてくれます。

どこかで誰かに言われた言葉、どこかの誰かの価値観にまみれた言葉ではなく、

純粋な自分自身の言葉に出会うことを願い、語り続けましょう。

 

最後にお伝えしておくと、

自分の生命にふれる言葉に出会うために、何よりも近道なのは、

純粋な感性をもった聞き手に聞いてもらうということです。

お会いできること、楽しみにしています。

聞き手の立場

聞き手は、普段から、自分がどれだけ自分の生命にふれる言葉に親しんでいるかということが大事になってくるように思います。

それは、率直、純粋な自分になっているということ。

自分が自分の生命にふれる言葉に敏感になっていると、相手の生命に近い言葉に敏感になり、見つけることができるようになります。

これをより、カウンセリング学習者の感覚で言うならば、

自分の生命にふれる言葉に敏感になっていると、相手の言葉をたどろうとして聞いているとき、相手の生命に近い言葉が残りやすくなります。

相手の生命に近い言葉をこちらの声で届けることができると、相手は、自分の生命にふれることができ、ホッとします。

それを見て、聞き手であるこちらもホッとできるのです。

この体験がとても大切です。

 

また、常日頃から率直、純粋な自分であれば、相手が、生命にふれていない言葉を延々と声にしていると感じたときに、違和感や、フラストレーションを感じることができます。

それがしっかり自分のものとして感じられているのなら、それを相手に向かって表明することもできます。

言葉選びや、タイミング、相手との関係が大事であることは言うまでもありませんが、そのあなたの表明によって、その場面が一気に深みへ向かうということもあるのです。

【生命にふれる言葉】おわりに

今回紹介したのは、岡山エンカウンターグループで私が学習してきたことのほんの一端です。

これ以外にもたくさんの学びが私にはありました。

本当に贅沢で、実りの多い旅になりました。

 

普段よく顔を出す学習グループではないところで、学習に参加すると気が付くことがたくさんあります。

今回私が、岡山のグループで感じたことは、岡山勢が、聞かせていただくというアプローチに余裕をもって取り組んでいるという感覚でした。

 

なんというか、安心して、のびのびと落ち着いて取り組んでいる。

なんか皆丁寧で、上手で、癖がなかった。

そんな印象でした。

 

だから、私としては、岡山勢の「聞き方」を聞いていて、もっとこうすればいいのに…みたいな否定的な発想はほとんど浮かびませんでした。

 

非常に居心地が良かった。

 

きっと、リーダーがいいんだろうなぁ。

 

今回の旅の終わりは非常に離れがたく、寂しい気持ちが押し寄せてきました。

私としては懐かしい感じでした。

 

学習者 黒田明彦

 

 

 

 

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