思い込みが激しい人っていますよね。
全然人の話を受け入れない。
自分勝手。
こっちの意図とは関係ないところで過剰にリアクションしてくる。
思い込みが良い方向にはたらけばいいですが、悪い方向にはたらいている場合は、とても良い迷惑。
ストレスの種となってしまいます。
今回は、「思い込みが激しい人の特徴は?思い込みが激しい人への対処法も」と言うことで書いていきます。
思い込みの激しい人の特徴を知り、対処法を学ぶことで、そういう人の傍にいても、少しでも不愉快な気持ちにならないようにしましょう。
是非読んでみてください。
思い込みの激しい人の特徴は?

最初に思い込みの激しい人の特徴をあげてみます。
思い込みの激しい人の周りにいる人の気持ちで書いてみますね。
思い込みが激しく、落ち込みやすい人
感受性が強く、とにかく落ち込みやすい。
「えっ、そんなことで?」
「いや、いや、それはないでしょ?」
そんなふうに言いたくなるような連想力、想像力でどんどん落ち込んでいく。
こちらのフォローや他の可能性の提示は相手の耳には届かない。
その人の周りの重力がどんどん重くなっていく感じ。
「別にあなたが落ち込みたいならいいんだけど、それ思い込みだと思うよ?」
思い込みが激しく、極端なマイナス思考の人

世の全ての不幸を抱えているかのような極端なマイナス思考。
自分は世界の害悪だと言わんばかり。
いやいや、そんなことはないでしょ、極端すぎるよと言いたくなる。
事実無根とも言える、自分自身への責めっぷりが、もはや痛々しくて見ていられない。
思い込みが激しく、過度に被害的なリアクションをする人
「あなた、今私の事バカにしましたよね?」
「はっ?」
リラックスした普通のコミュニケーションからいきなりの目が覚めるような攻撃。
どうも相手にしてみれば反撃のようだ。
こちらに相手を攻撃したつもりなどさらさらない。
こちらのどんな言葉にご立腹なのか、見当もつかない。
いちいち被害的に相手の言葉を受け取って攻撃してくるタイプ。
「それは、あなたの受け取りかたであり、思い込みでしょ?」
そう言いたくなる。
思い込みが激しく、とにかくポジティブな人

思いは実現する。
夢は叶う。
成せば成る。
どんどんポジティブに思い込んでいく。
そして、その通りに行動していく。
ちょっとこちらの劣等コンプレックスが刺激されることもあるが、大成功していくパターンもあるので、ポジティブな思い込みは悪いことばかりじゃないのはわかる。
ただし、周囲の現実をあまりにも無視している場合は・・・。
自分だけが強烈にポジティブでも、成果がまったくついてきていなくて、結局まわりに迷惑をかけていることに気が付いていないタイプは厄介だ。
思い込みが激しく、世界観を押し付けてくる人
人は皆、自分の世界を生きている。
それぞれ違う感性の世界を生きている。
それは前提。
だけど、その自分の世界が他の人の世界と同じであると思い込まれると辛い。
自分の考えだけで思い通りに行くと思っている人。
いや、それはあなたの世界ではそうなんでしょうけど、こちらの世界では通用しませんよ。
実力が伴っていれば、成功することもあるかもしれないが、周りの人は不快感を感じることが多い。
思い込みが激しく、妄想的な人間関係を構築する人

「あなたは私のことを愛し、結婚したいのですね、わかります。」
「はっ?あなた誰?」
思い込みもあまりに根拠が薄いというよりも、完全に客観性を失った状態になってしまうと妄想になってしまう。
世の中には統合を失い、妄想的な思考が止まらなくなってしまう病気もある。
それは仕方がないことだが、周囲の人は強烈な違和感と不快感を感じる。
それによって、社会生活がままならなくなってしまうことだってある。
状況によっては、しかるべき治療を受けるべきである。
思い込みが激しく、その汎用性が低い人

思い込みが激しいという、否定的な評価を受ける人の基本的な特徴は、その思い込みの汎用性が低く、周りの人がきわめて共調しにくい現実を生きているということだ。
しかし、思い込み、つまり根拠の不十分な想像であったり、強気すぎる硬い主張であっても、それが良い結果に結びつく場合は、最終的には否定的な評価は受けない。
やはり、世の中結果が全てだという感はある。
思い込みが激しく、メタ認知ができていない人
そもそも人が未来を描くとき、それは全て思い込みである。
それが思い込みであると、自分で理解できるどうかが本当に大事である。
自分の思い込み状況の想定、理解、つまりメタ認知ができていない人が、思い込みが激しい人という評価を受けやすく、周りの人に不快感を与えやすい。
思い込みが激しくなる原因は?

思い込みが激しくなってしまう原因は、本人の性格の癖や気質が関係しています。
これらは、環境が変われば改善されることもあるし、認知行動療法やカウンセリングなどの精神療法で変化することがあります。
ただ、本人に問題意識がなければ、なかなか改善することはありません。
思い込みの厄介なところは、それを本人が思い込みだと思っていないことなのです。
また、妄想と思われるものだけではなく、幻覚(幻聴、幻視など)までがありそうな場合は、重篤な精神疾患を発病している可能性があります。
こういう場合は、本人が病院に行くのが早ければ早いほど良いのですが、重篤な精神疾患ほど、病識がないという厄介な特徴をもっているので、本人を病院につなぐのはとても神経を使います。
思い込みが激しい人への対処法

思い込みが激しい人から不快な思いをしなくてすむように、いくつかの対処法を紹介します。
気にしない、相手にしない
相手が、自分にとってさほど影響力のある立場にいない場合は、極力気にしない、相手にしないのが良いでしょう。
こちらから気にかけて、相手のやることなすことに腹を立てていても良いことはありません。
最低限の関わりを心がけ、自分で不快を招き入れないようにしましょう。
否定しない・除け者にしない

気にしない、相手にしないと言っても、相手を積極的に否定したり、無視したり、除け者にしてはいけません。
人道的に反するというのもその理由ですが、思い込みが激しい人というのは、非常にパワフルな一面を持っています。
また、思い込みが激しい人ならではの、現実検討力が低い上での攻撃には危険なものが含まれる可能性もあります。
下手に刺激して相手の攻撃対象になってしまわないように、距離感を大事にしましょう。
お互いに関心の薄い関係というのがベストでしょう。
そう言う人だと割り切って接する
相手の思い込みの激しさを理解し、かつ、相手はそれを自覚できないというところまで理解し、そういうつもりで関わるということは大事なことです。
相手は自分とは違う世界に生きているということをしっかりと理解さえできていれば、相手の言動に一々腹が立つこともなくなります。
思い込みを変えようすることは理不尽なことだと知る

相手の思い込みを否定し、変えようとすることは難しいことです。
相手にとってそれは、思い込みではなく、現実なのです。
相手の思い込みを変えようとすることは、相手の現実を変えようとすること。
それには、大きなパワーが必要です。
生半可な気持ちで変えようとしても、ただ喧嘩になって、お互い不愉快な気持ちになるだけです。
こちらの考えもこちらの思い込みである可能性だってあります。
安易に相手の思い込みを変えようとすることはとても理不尽なことであると理解しましょう。
自覚を促してみる
それでも、相手の思い込みが気になって仕方がない場合は、そっと自覚を促してみましょう。
相手は自分の現実を疑われるわけですから、良い気分はしません。
きっと全力で抵抗してくるでしょう。
「今朝、何を食べてきた?」という質問に、「あんぱんを食べてきた」と答えたら、「それは嘘だ!」と言われたことを想像してみてください。
思い込みを否定されるということは、自分の現実を否定されるということであり、それだけ理不尽に感じるものなのです。
ですから、思い込みを指摘し、自覚を促すときは、抵抗を想像しながら、優しく伝えてみてください。
変化を安易に期待せず、ボディブローのように地道に打ち続ければ、いつかは何か変化が起こるかもしれません。
自分をしっかりともつ

思い込みの激しい相手の傍にいると、自分の感覚がグラグラと揺さぶられることがあります。
思い込みの激しい人というのは、何かとパワフルです。
その世界観に、周りの人をどんどん巻き込んできます。
自分をしっかり持ち、自分の感覚を見失わないようにしましょう。
気分転換をする
思い込みの激しい人は影響力が強く、一緒にいると疲れますので、できるだけ距離をとり、自分を守ることを心がけましょう。
その相手のことばかり考えることがないように、しっかりと気分転換をして、自分のエネルギーを整えましょう。
自分自身をしっかりと保つことさえできていれば、思い込みの激しい人をそんなに気にせず過ごすことができます。
自分にしっかりと余裕を持てるように、良い気分を維持できるようにしましょう。
思い込みが激しい人の特徴は?その対処法も、おわりに

「思い込みが激しい人の特徴は?思い込みが激しい人への対処法も」と言うことで書いてきました。
思い込みについて理解するときに、
「他人からの目では、思い込みに見えても、本人にとってそれは現実である。」
この感覚は非常に大事です。
思い込みの世界は、その人にとって現実の世界である。
この世界には、人の数だけ現実がある。
これがわかると、思い込みが激しい人に、少しだけ理解的に関わることができるようになると思います。
自分の現実も、相手の現実も両方尊重できるようなコミュニケーションをしていきたいですね。
冥王、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。