カウンセリング

思い込みを減らす方法【カウンセリング学習】

相手の言葉に苦しめられる。

相手の態度に苦しめられる。

相手の言葉を聞いて、その人の言わんとしていることを想像し、傷つき、苦しむ。

そういうことってありますよね。

今回は、コミュニケーションにおける、思い込みを減らす方法を書いてみます。

この方法が身につけば、相手とのコミュニケーションで傷つくことはあっても、その傷つく時間が減少します。

興味のある方は読んでみてください。

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【思い込みを減らす方法】察することの必要性

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相手が言葉にしていないことを正確によみとっていくのは、社会における人間関係で、大事なことのように思います。

確かに忙しい日常社会での相手とのやり取りの中で、すべてのことを言葉にして、明確に丁寧に説明しながら、過ごしていくことは現実的ではありません。

あれとって!

と、言われたら、あれが何であるかを瞬時に察知できるようでありたいし、もし、わからなかったとしても、次はピンとくるようでありたい。

そう思うのは自然ですし、そういう察しの良さは仕事など、共同作業においては重要でしょう。

【思い込みを減らす方法】察することを放棄する

しかし、今回紹介する方法は、察しがいい、ということの真逆にあります。

コミュニケーションにおける思い込みを減らす方法、それは、ある一つの思い込みを強烈に自覚することで、ある意味、まったく察することを放棄するという方法です。

たとえば、仕事中、私が上司にポロっとなにか言ったことに対して…

キミは、本当にバカだな。

と、上司が私に向かって言ったとします。

そのとき、伝わってくるのは上司の声になった言葉の相(すがた)だけではありません。

イラっとしたような、そして、あきれるような素振りも私に見えたとします。

さて、これに対して、私は頭の中でどんな反応をするでしょうか?

私の頭の中の反応例1

バカにされた。

侮辱された。

あきれられた。

見限られた。

切り捨てられた。

なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ。

私は学校の勉強はあまり得意ではなかったけど、そんなに頭が悪い方ではなかった。

だけど、頭の良い人に比べたら全然なのはわかっている。

でも、あなたはどうなの?

そんなに頭いいの?

そもそも人を傷つけるかもしれない言葉を安易に言うのはどうなの?

ムカムカする。

もう、あの人の傍には寄りたくない。

何てヒドイ人なんだ!

あんな人が私の上司なんて最悪だ!

 

私の頭の中の反応例2

いじめられた。

攻撃された。

暴かれた。

どうせ私はバカなんです。

ダメな人間なんです。

あのときだって、あのときだって、あのときだって、

いつもそうでした。

こんなダメな私はいなくなったほうがマシなんです。

あの上司もきっとそれを望んでいるんです。

悲しい。

涙が出て来ました。

ここからいなくなりたいです。

このように、私の頭の中にはいろいろな言葉が駆け巡るでしょう。

【思い込みを減らす方法】私の責任のところ

さて、ここからが問題です。

私の頭の中を駆け巡ったいろいろな言葉。

この中に、相手が責任のとれるところ、というのはどれほどあるでしょうか。

答えは…

 

 

 

 

1つもありません。

 

私の頭の中の例1、2は全て、

①「キミは、本当にバカだな。」という相手の言葉の相(すがた)を聞いて、

②イラっとしたような、そして、あきれるような相手の素振りを見て、

触発されて生まれた、私の言葉なのです。

この私の頭の中の言葉は、相手の言葉ではありません。

私の言葉です。

相手に責任を追及できる言葉ではありません。

相手に触発されてやってきた、私の言葉、私の責任のところなのです。

ちなみに、相手が、「イラっとしたような、そして、あきれるような素振り」をしているように、私に見えたのは事実ですが、これは、私の受け取り様です。

相手が、イラっとした、あきれたと表明しているわけではありません。

これも、こちらが勝手に受け取った言葉、私に生まれた、私の責任のところなのです。

これらは、基本的に相手に責任を取ってもらえる言葉ではありません

これらは、すべて、私のところで生まれた、私が責任を取るべき言葉なのです。

私が相手に責任を追及できるのは、実際に相手の声になった言葉「キミは、本当にバカだな。」だけです。

この相手の具体的な言葉の相(すがた)以外はすべて、私の受け取り様。

私が責任を取るべき言葉なのです。

しかし、実際私は、私の受け取りようで私に生まれた言葉の責任を、相手にとってもらおうとしがちです。

それは、私の頭の中に生まれた言葉を、あたかも相手が言った言葉かのように感じてしまうからです。

これが、コミュニケーションで受けたダメージを長引かせてしまう、ある一つの思い込みなのです。

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【思い込みを減らす方法】思い込みを減らす方法の具体

キミは、本当にバカだな。

この言葉から聞こえる、派生する言葉は、すべて私の責任のところの言葉です。

相手の責任のところの言葉ではありません。

それに気づき、しっかりと分けることができれば、

鳴りやまない言葉の語る言葉のラッシュから、スッと離れることも可能です。

あ、相手が言っていないことが聞こえちゃってる…。

それに気が付けば、ただ、その連鎖する言葉の海におぼれることを、自分の意志、自分の責任でやめることができます。

その言葉の出どころは、相手ではなく、あくまで自分自身なのですから。

相手の声になった言葉の相(すがた)

これ以外は、すべて私の言葉である。私がどうにでも責任を取れる言葉である。

【思い込みを減らす方法】相手の責任を相手にとらすには?

それでは、相手の責任を相手にとらせるためにはどうしたらいいのでしょうか?

キミは、本当にバカだな

相手に責任を追及できるのは、相手の声になった、この部分だけです。

ここから、私の頭の中で派生したいろいろな言葉について、相手に責任を取ってもらうことはできません。

「キミは、本当にバカだな。」

この言葉の責任をとってもらうということは、次の相手の声になる言葉を言ってもらう、ということなのです。

繰り返しますが、相手の声になった言葉の相(すがた)以外はすべて私のところです。

つまり、相手に声にした言葉の責任をとらせるという行為は、相手のところの続きを聞かせてもらうという行為でしかないのです。

この辺りの感覚が身についてくると、相手の言葉に長く傷つくということは減ってきます。

【思い込みを減らす方法】応用編

相手の声に聞かせてもらった言葉以外はすべて私のところで生まれた言葉。

私が責任をとるより他ない言葉。

そういう区別がしっかりとついてくると、コミュニケーションにおける苦しい思い込みをしている時間はグッと減ります。

そして、今度は、相手の声に聞かせてもらった言葉、つまり、私から生まれた言葉じゃない言葉から、相手の世界を想像することができるようなります。

私から生まれた言葉と相手から生まれた言葉の区別がつく。

相手から生まれた言葉から、相手の世界を想像できるようになる。

これが、相手のところを聞かせもてらう。

感情移入的理解の始まりなのです。

【思い込みを減らす方法】おわりに

いかがだったでしょうか。

今回の記事は、思い込みを減らす、相手の言葉から傷つく時間を減らすには、自分から生まれている言葉と、相手から生まれている言葉を区別することが大事であるということを書いてみました。

相手の言葉の責任は、相手の言葉でしかとれず、自分の言葉の責任は、自分の言葉でしかとれません。

これを体験的に理解することができるかどうかは、ほとんどが思い込みで出来上がっているこの世界を少しでも、柔軟に生きられるようになるために大事になってきます。

 

しかし・・・・

 

実際のところは、自分から生まれている言葉と、相手から生まれている言葉は、かなりごちゃまぜになりながら生活していくものです。

責任のとりようのないものを要求したり、されたりは日常茶飯事です。

ただ、もし、あなたが今、まさに、

対人コミュニケーションに傷つき、本当に苦しんでいるのだとしたら…

相手の言葉と自分の言葉を分け、自分の言葉だけに責任をとろうとすることを意識してみてください。

 

今、苦しんでいるあなたに、前に進むための、ほんの小さな灯りがともりますように。

カウンセラー 黒田明彦

 

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