エンパスは恋愛できない?
そんな嘆きを抱えているエンパスの人はそれなりに多いようです。
「エンパスは恋愛できない」と考えてしまうほど、エンパスの恋愛は難しいのでしょうか。
結論から言えば、エンパス傾向が強ければ強いほど、恋愛は難しくなるということは言えそうです。
その理由はなんでしょうか?
また、そんなエンパスと恋愛の相性が良い人はどんな人なのかも考えていきます。
エンパス同士の相性なんかもどうなんでしょうか。
興味のある方は読んでみてください。
エンパスは恋愛できない?まずはエンパスの特徴

超共感力をもつと言われるエンパスですが、恋愛できないという悩みを抱えている人が少なくないようです。
「エンパスは恋愛できない!」そう言いたくなるほど、恋愛を難しくしている理由の前に、エンパスの特徴をおさらいしておきます。
- エネルギーもらい体質
- 魂の形のイメージは器型
- 自分の意志には関係なく人のエネルギーが身体に入り込み、影響を受ける
- 良いエネルギーも悪いエネルギーも、もらってしまう
- 自分のエネルギーを浸食され、自分を失いやすい
エンパスはエネルギーもらい体質

エンパスが恋愛できない理由

恋愛をすると人は誰しも、その対象に対する感受性が高まります。
恋は盲目とも言いますが、他のことが見えなくなるぐらいに、恋愛対象に釘付けになってしまったことは、誰にでも経験があるのではないでしょうか。
基本的に恋愛時は、普段に比べてエネルギーが高まります。

また、もともと共感力の高いエンパス傾向のある人は、恋愛時の感受性の高まりにより、さらに共感力が高まってしまいます。
エンパス傾向が強い人は、普段から他人のエネルギーに翻弄されていますが、恋愛時は、その恋愛対象者の影響をさらに強烈に受けてしまうのです。
相手のエネルギーと、エンパスの共感力が共に増大した結果・・・

エネルギーの浸食状態が深刻化し、エンパスがどんどん自分を失っていく状況になってしまうのです。
共依存になってしまう
恋愛ができない!と感じているエンパス傾向の強い人は、以前、恋愛相手との強烈なエネルギー同化現象がおきてしまい、共依存的になってしまった経験があるのではないでしょうか。
恋愛時には、相手のエネルギーが膨れ上がり、いつもの1.5倍から2倍のエネルギーに浸食されると考えれば、その厄介さがわかりますよね。
もし、普段は意識とイメージのバリアだけで浸食現象を上手くさばいていたとしても、恋愛時のエネルギー浸食現象をさばききることは難しいでしょう。
恋愛できないエンパスと共依存のおそろしさ

エンパス傾向の強い人は、もともと相手とのエネルギーの境界線がないようなものなので、恋愛時はどんどんエネルギーの浸食現象が起きて、共依存状態になってしまいがちです。
エンパスが恋愛ができないと嘆きたくなるほど、エンパスの恋愛を難しくしているのは、この、すぐに共依存状態になってしまう性質のせいではないでしょうか。
共依存状態は、お互いの自立心を下げ、お互いに相手の良くないところを引き出してしまうところもあります。
また、一定のエネルギーの浸食現象が常態化していくと、エンパスは相手に対して、自己犠牲的を通り越して、没自我的に関わるようになります。
エンパスは、自分を相手の一部のように感じ、相手はエンパスのことを自分の一部のように感じてしまう状態ですね。

親しき中にも礼儀あり
人間関係において、親しき中にも礼儀ありというのはとても大事な考え方です。
共依存関係は、それの真逆です。
エネルギーを浸食している方の相手は、「私とあなた(エンパス)は同じ存在なんだから、私はあなた(エンパス)をどう扱っても良い」という感覚になってきます。おそろしいですね。
人間の中には、他人は攻撃してはいけないが、自分自身のことは攻撃したり、無下に扱っても良いという思考を持っている人は結構います。
いわゆる、自己否定的な思考ですね。
相手のエネルギーに同化してしまっているエンパスは、その自己否定的な相手にとって攻撃してよい対象、無下に扱っても良い対象に含まれてしまうのです。

恋愛できないエンパスが恋愛をするときの心構え

そんなおそろしい共依存に巻き込まれやすい、恋愛できないエンパスは、どんな心構えをもって、恋愛に望めばよいでしょうか。
まず、大事なのは、恋愛時、自分は相手のエネルギーの浸食を受け、同化してしまい、自分を失ってしまう可能性が高いということを知ることです。
つまり、対策が必要であることをしっかり自覚しましょうということです。
そして、もう一つの大事な心構えは、基本的に、エンパスの超共感力により、相手は別にエンパスが親身になって尽くさなくても、一緒にいるだけで心地良いのだということを知ることです。

いいですか。尽くさなくていいんです。尽くさなくていいんですよ。
恋愛できないエンパスの対策
恋愛時は相手のエネルギーも、エンパスの共感力も1.5倍から2倍に跳ね上がってしまうと考えてください。
つまり、エンパスが普段から心がけているエネルギーの入れ替えも、1.5倍から2倍意識してやる必要があるということです。
恋愛できないエンパスの、恋愛時のエネルギーバランスは、気持ちの問題、イメージのバリアだけではおそらく調整しきれません。

恋愛相手と物理的に離れ、他の人と過ごす時間を積極的に持ち、エネルギーを入れ替える時間を生活の中に組み込みましょう。
相手にエンパスのことを理解してもらう
エンパスの恋愛には、特に積極的なエネルギーの調整が必要なことを相手にわかってもらいましょう。
まずは自分の特徴を理解し、言語化できるようになり、相手に説明できるようになりましょう。
そして、相手にもエンパスには積極的なエネルギー調整が必要であることをわかってもらうのです。

もし、あなたが恋する人が、あなたの必死の説明を全く聞いてくれず、興味も示さないようなら、そもそも相手は、あなたのような繊細で豊かな精神領域とは遠いところで生きている人だということです。
その人は、本当にあなたが努力をして一緒に愛を育んでいくべき相手でしょうか?
ちゃんと言わないとわからない
エンパスは相手のエネルギーに、同化してしまうほどに深くふれていますので、相手のことに関してやたらと直観力がはたらきます。
「聞かなくても相手のことがわかる」という感覚ですね。
ただし、相手はエンパスのようなエネルギー感覚をもっているとは限りません。
ですから、しっかりエンパスは自分の考えていること、感じていることを言葉にして伝えていかないと、相手には何も伝わっていないということもあるのです。

多くの人は、相手が自分と全く同じ感覚を生きていると思い込みがちです。
しかし、実際は、感性のレベルが近い人同士の恋愛というのはそれなりに稀なのです。
恋愛できないエンパスに向いている相手

さて、これらを踏まえた上で、強いエンパス傾向をもっているがゆえに、恋愛ができない人と、相性の良い相手の特徴というものはあるのでしょうか?
エネルギーの小さい相手を選ぶ
エンパス傾向の強い人なら、もしかしたらわかっていることかもしれませんが、世の中にはもともとエネルギーの流れの小さな人がいます。
いわゆる目立たないタイプの人ですね。
ずっと一緒にいたのに、「お前いつからいたの?」って驚かれてしまうタイプの人ですね。

そういうタイプの人は恋愛時でもエンパスのエネルギーを強烈に浸食してきません。
強く求めあってもエネルギーの浸食現象が小さい。
そんな人は、あなたがエンパスであることを少しだけ忘れさせてくれる人かもしれません。

お互いを尊重し合いながら、穏やかに愛し合うことができるかもしれませんよ。
エンパス同士の恋愛は?
エンパス同士の恋愛の場合、エンパス特有の直観的コミュニケーションが双方向に行われるでしょう。
少ない言葉のやりとりで、他の人が驚くほどの意思の疎通がとれ、まさにツーカーの関係になると思います。
また、とにかくお互いを思いやりあうことができるステキな関係になるでしょう。
しかし、お互いを尊重し合いすぎて疲れてしまったり、譲り合いすぎて何も始まらないということもあるかもしれませんね。
ところで、エンパス同士は、どちらもエネルギー浸食現象に慣れています。
実際、エンパスとしては誰かのエネルギーをもらって、浸食されてなんぼという感じさえあるかもしれません。
しかし、エンパス同士ではエネルギーの浸食がほとんど起こらない。
ピースな二人です。

だけど、もし、どちらかが他の誰かのエネルギーに浸食されているのを目撃したら?
誰かのエネルギーをもらい、キラキラしていたら?

目撃したほうは、強い嫉妬感と自己不能感を感じるかもしれませんね。
エンパスと逆エンパスの恋愛は?
エンパスと同じように感受性が強く、高いエンパシー能力をもっていながら、エネルギーの流れが真逆な体質を持った人を逆エンパスと言います。
- エネルギー放出体質
- 魂の形のイメージは泉型
- 自分の意志には関係なくエネルギーを放出し、影響を与えている
- 良いエネルギーも悪いエネルギーも放出してしまう
- 人のエネルギーを浸食し、自分を失わせてしまいやすい

エンパスはエネルギーもらい体質で、逆エンパスはエネルギー放出体質ですので、単純に凹凸でがっちりはまる関係ですね。
エンパスは、逆エンパスのエネルギーを綺麗にもらってあげられるし、逆エンパスは、エンパスが他人から苦しいエネルギーをもらっているときに、そのエネルギーを追い出してあげることもできます。

そんな二人の恋愛の相性はバッチリ!と言いたいところですが、がっちりはまるからこそ大変なこともあります。
エンパスと逆エンパスの恋愛は上手くいく?
エンパス、逆エンパスの関係は、エネルギーの方向性からいうと、とても相性が良いです。
しかし、そもそもエンパシー能力が高い両者です。
さらに恋愛時はエネルギーと感受性が増幅し、エンパスのエネルギー被浸食傾向、逆エンパスのエネルギー浸食傾向は高まります。
そしてその結果、二人の一体感は異常なほど高まってしまいます。
つまり、エンパスと逆エンパスの恋愛は、そうでない人との恋愛時以上に、深刻な共依存になってしまう確率が高いのです。
エンパス側は徹底したエネルギーの入れ替え対策。
逆エンパス側は徹底した干渉・介入衝動のコントロール。
この努力を怠らないようにしないと、良い関係を維持することはとても難しいでしょう。
この上なく素晴らしいパートナーになるか、まともに息もできないような共依存関係になるか。

まさに天国と地獄。
恋愛時は、そんな極端な関係になってしまいがちな組み合わせだということですね。
エンパスは恋愛できない?相性の良い相手は?まとめ
エンパスが恋愛できないと感じてしまうのは、
- 恋愛時の感受性の高まりによって、普段よりも共感力が上がってしまう。
- 恋愛によって高まっている相手のエネルギーの浸食をもろに受け、自分を失い、共依存状態になってしまう。
このような理由からである、と考えてきました。
普段でさえ、エネルギーの入れ替え・調整が大変なエンパスは、恋愛時はさらに大変になるということですね。
可能であれば、エンパスはできるだけエネルギーの影響力が少ない相手を選べるといいですね。
特にエンパス傾向の強い人は、言い寄ってくる相手よりも、自分から好きになる相手と恋愛するほうがいいかもしれません。
持ち前の直観力を活かし、あなたが苦労しないで済みそうな相手を選びましょう。
それでは、あなたがキラキラできるような恋愛をお楽しみください。
ちょっと遠くから、いつも静かに見守っているよ。
月の逆エンパス、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。