感受性が強い・繊細

繊細な人が精神的に強くなる体験的理解【レジリエンス】

今回の記事は繊細な人が精神的に強くなる方法を考えてみました。感受性が強く、繊細で傷つきやすかった私は、精神的に強くなることに憧れていました。

しかし、現在は昔ほど強くなりたいとは思わなくなりました。私にとって精神的に強くなるということの意味合いが昔と大きく変わったからです。

精神的に強くなるということはどういうことなのか、そしてどうすればそうなっていけるのかということをあらためて考えてみたいと思います。

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【繊細な人が精神的に強くなる体験的理解】精神的な強さって?

繊細で傷つきやすい人は感受性の強い人

刺激に対する反応の大きさ(感受性)は生まれ持った特質のようなものです。

感受性が強ければ、傷つきやすいのは当然です。逆に感受性が弱ければ、傷つきにくいかもしれませんが、場面に合わせた適切な反応ができずに、鈍い人、空気のよめない人などと他者に評価され、適応に苦労することがあるかもしれません。

クロダ
クロダ
感性が鋭すぎても、鈍すぎても不自由であるということですね。
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メンタルが強いと言われる人の特徴

しかし、世の中にはそれなりに強い感受性を持ちながらも、高いストレス耐性を併せもっている人たちもいます。これらの人は一般的にはメンタルの強い人と呼ばれます。

強い感受性と高いストレス耐性を併せもった人というのは、豊かに刺激を感受しながらも、その刺激に心が痛みにくい人のことです。

相手の気持ちを理解しながらもそれを利用したり、逆手にとったりすることが上手で、勝負ごとに強い人たちだと言えます。

戦略家、策謀家、器用でズルい人。大義のためならお世話になっている人を騙すことだってお手の物です。

しかし、相手の気持ちを察することができますので、状況によっては、自分で相手の気持ちをしっかりフォローすることも選択できる。それもひとつの戦略です。

こういう強いメンタルを持っている人たちは、社会の変革に大きく貢献できる素質をもっていますが、強く反社会的な思想をもってしまうと、いわゆるサイコパスソシオパスと呼ばれる可能性があります。

感受性の強さとストレス耐性の高さを持ち併せる人は、人の気持ちを理解しながら利用できる才能のある人。

【繊細な人が精神的に強くなる体験的理解】具体的な2つの方法の紹介

生来的なストレス耐性の高さを、イマジネーションや精神の修行で獲得することはできません。虎には虎の、猫には猫の強くなる方法があるということです。その方法を間違わずに選択しなければなりません。

繊細な人が精神的に強くなろうとするときに目指すべき方向性は基本的には2つあげられます。

まず1つは、回復力を高めるということ。そしてもう1つは、さらに繊細になること、です。

【繊細な人が精神的に強くなる体験的理解】回復力を高める

繊細な人にしてみれば、様々な刺激に対する自分の反応の大きさに苦しんでいるわけですから、その自分の反応を小さくしたいという発想は自然だと思います。

感情探偵
感情探偵
繊細な人は、鈍くなりたがるってことだね。

しかし、感受性の強さというのは基本的には体質的なものです。体質を拒否する方向を願うよりも、体質に適応する形に伸ばしたほうが建設的です。

刺激に対する自分の反応の大きさ、それによる傷つきやすさは変わらなくても、そこからの回復力が高まれば、生活はしやすくなります。

繊細な人のメンタルを強くする秘訣は心の柔軟性からくる回復力にある!

木の枝は、風によって大きくしなっても、折れずに元の位置にもどります。柔軟なものは硬いものよりも折れないのです。

回復力(心の柔軟性)を上げる方法

負のエネルギーの切り離し方を学ぶ

繊細な人は他者から負のエネルギーをもらいがちです。もらってしまうものは仕方がないので、それを切り離す方法を学び、上手になりましょう。

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孤独感を克服する

身体と心を休めるには、一人で過ごす時間が苦でなくなることが重要です。孤独感を克服し、効率の良い休暇をとれるようにしましょう。

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帰るべき心の拠り所をもつ

人でも、場所でも、本でも、宗教でも、思想でも、なんでもいいので、自分の心の拠り所、帰る場所を決めましょう。どんなに嫌な気持ちをもらっても、混乱しても、我を失っても、帰ってこられる心の拠り所さえあれば、立ち上がれます。

私の心の拠り所は、人間はたった独りであるという思想です。私は絶対に他者のことを理解しきれないし、他者も私のことを絶対に理解しきれないという信念です。

その信念に従えば、他者との関係においての悩みの全ては、こちらの思い込みであるということになります。他者との感情的な確執は、確かな実感として残るものですが、その気になれば、いつだってその実感を手放すこともできるということです。

ピンチになったときのためのとっておきの方法も、もっておく

自分の心がピンチになったときのとっておきの具体的な回復手段をもっておきましょう。ちなみに私の場合はカウンセリングの学習会(エンカウンターグループ)に参加することです。

【カウンセリングの手引き】エンカウンターグループの概要 月に1回池袋レンタルスペースにて、3時間程度のエンカウンターグループを行っています。この学習を多くの人に利用していただくためにも...

体力をつける

心は身体の影響を受け、身体は心の影響をうけます。体が丈夫になってくると、心にも余裕が生まれるんですね。

クロダ
クロダ
体力が増えれば、精神的ダメージ量が減らなくても、立っていられる時間が長くなるってことだね。

トライアンドエラー

これは、カウンセリングの神様、カール・ロジャーズが好んだ言葉です。人間の学習の根幹は失敗から学ぶことである、という信念ですね。

失敗がただの失敗、取り返しのつかない何か、おそれるべき何かではなく、学びの糧になっている人間は強いです。

失敗から得るものが大きいということを体験的に理解できると、とりあえずやってみるということがこわくなくなります

とりあえずやってみて、失敗から学び、またとりあえずやってみることができるマインド。それはすなわち挫折からの回復力の高さであると言えます。

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【繊細な人が精神的に強くなる体験的理解】より繊細になっていくという発想

より繊細になっていくということは、より自分のことをしっかりとらえるということです。こういうときに自分はこうなるから、こういう対処が必要だ。そのような学びをどんどん増やしていくということです。

本来、人間の身体というものは非常に繊細なものです。

繊細な人というのは、その身体の繊細な声が大きく聞こえてしまう人なのです。

そして、その繊細な身体の大きな声に対処しきれないから生きづらさを感じるのです。

自分の身体の繊細さに合わせた対応ができるようになること。

もっと自分の身体を感じ、もっと自分の身体に優しく生きること

それが繊細な人が、より繊細に生きていくということです。

感情探偵
感情探偵
繊細な人は身体の繊細な声が聞こえやすいわけだから、しっかりその声に応じていけば、身体と仲良くなって、本当の意味で健やかに暮らせるようになる素質があるんだよ。

繊細な人が、より繊細になっていくための方法の例

時間を守る

時間を守った生活をしましょう。時間をしっかり守っていると、今度は時間がしっかりとあなたを守ってくれます。身体の繊細なメンテナンスには、しっかりとした時間管理が必要なのです。

楽に生きる

その行いが正しいかどうかの観点以上に、その行いが楽かどうかの観点を大事にしましょう。

正しい、正しくないは、思考的な判断であり、楽か楽でないかは、身体の感覚です。自分の楽さに敏感であることが、身体の感覚に敏感、より繊細であるためのコツなのです。

私という言葉をしっかり主語にしてコミュニケーションする

アイメッセージという言葉がありますが、何かを主張するとき、「私は」という主語をしっかりつけて話すことは大事なことです。

私はこう思う。私はこう感じる。私はこうしたい。私はこうしたくない。

より繊細になるということは、より私という感覚がはっきりしていくことでもあります。この世界いっぱいにあふれる私という感覚に出会っていくということです。

まずは、「私はね」という言葉で話し出す癖をつけてしまいましょう。

クロダ
クロダ
アイメッセージは自分の責任の所在をはっきりさせた話し方だから、聞いている相手にとっても負担が少ない話し方なんだよ。

常識や、社会の価値観を俯瞰で見れるようになる

常識や社会の価値観と、自分の身体的感覚が区別できるようになりましょう。みんながそうだから、偉い人がそう言っているから私もそうである、という感覚は自分の身体に鈍くなっている感覚です。

他の人が言っていることは、それはそれとして理解が必要ですが、私はどうだろう?私もそうだろうか?と常に疑ってかかることはとても大事なことです。

周りと自分の区別がついていないことと、周りに合わせるということは別の事なのです。

【繊細な人が精神的に強くなる体験的理解】終わりに

いかがだったでしょうか。

繊細な人には繊細な人の精神的な強くなりかたがある、ということを考えてきました。

私自身、若いころは一部の精神的にタフな人と自分を比べて劣等感に苦しむことはありましたが、自分の身体に合わせた暮らしをしていくことに納得してからは、特に不自由なく(正確には不自由はあるが、それにあまり苦しむことなく)生きてくることができました。

私は精神的に丈夫であるということにずっと憧れてきました。傷つかない人になりたい。芯の強い人になりたい。簡単にへこたれない人になりたい。そんな気持ちを強く持っていました。

今になって思うことは、精神的な丈夫さとは、もともと精神的に頑丈な人(鈍い人)がすでにいる境地ではないだろうなということです。

もともと頑丈な人が真に丈夫な人になるためには、まず繊細になるというプロセスが必要だと思うのです。

そういう意味では、繊細な人は、もともと頑丈な人よりも、丈夫への道のりが一歩進んでいると言えると思います。

今、繊細な人にこそ、丈夫になる道は明るく開けていると私は思っているのです。

あなたが、あなたのなりたいようなあなたになりますように。

 

少しは丈夫になった多感な凡人 黒田明彦

 

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