カウンセリング

言葉の相(すがた)で支えるということ【カウンセリング学習】

悲しいこと、つらいことがあった。

楽しいこと、嬉しいことがあった。

そんなときには、相手のリアクション関係なしに、言いたいことを言えば済む。

いや、もはや、相手なんていらない。

一人言でも、とにかく自分の気持ちを声にすることさえできれば、エネルギーの循環ができ、心がいつも元気に保てる。

もし、人間がそのようにできているのなら、世の中はこんなに難しいことにはなっていないでしょう。

悲しいこと、つらいこと、楽しいこと、嬉しいことがあったとき、そこで生まれた感情エネルギーを循環させ、元気を保つには、他の誰かとエネルギーの交流をする必要があります。

一人では、感情エネルギーは処理しきれない。

これが人間の苦しいところです。

今回の記事は、私が学んできたカウンセリングの学習の神髄、言葉の相(すがた)のやりとりについて書いてみたいと思います。

興味のある方は読んでみてください。

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【言葉の相(すがた)で支えるということ】カウンセリング、なぜホッとする?

カウンセリング学習において、私は、相手が語った言葉をそのまま自分の声にして届けるというプロセスを学びました。

非常に一般的な言い方に敢えて寄せると、それはオウム返しと呼ばれるものになります。

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私は、カウンセリングの学習が始まったころ、自分が語った言葉を、相手がそのままの言葉の相(すがた)で私に聞かせてくれたとき、不思議と、とてもホッとすることができたのです。

私のカウンセリング学習の実践は、その体験をもとに、相手の声にした言葉のすがたを聞こえたままに私の声にしてみるところから始まりました。

なぜホッとするんだろう?

カウンセリングの技術、哲学についてはいろいろと他の記事で書いていますが、ここでは、なぜ、言葉の相(すがた)をたどってもらうと、ホッとするのかということをあらためて考えてみます。

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自分の言葉のすがたが相手の声になって聞かせてもらえると、ホッとするのはなぜか?

それを知るために、私は、私の声にした言葉の相(すがた)を相手がそのままのすがたで聞かせてくれているとき、具体的に何をしてもらっている感じがあるか?というように考えてみます。

何をしてもらっている感じがあるか?

それは、まず、の語りを支えてもらっている、という感じです。

そして、もう一つ、私の語ったところを一切の混じりっけなく、純粋に肯定してもらっているという感じです。

この取り組みは、私の語りが、独特で、生まれたてのところで、不安で、こわくて、不明瞭で、歩きにくいところを歩いているときほど、支えになってくれるようです。

人間は、独特な感性や、まだ自分で肯定することができていない自分自身のところは、一度は、誰かに肯定的に支えてもらえないと、なかなか現実化することは難しいようです。

呼応を求める

私を聞いてもらいたい。

この感覚は、

非常にあいまい、もしくは、抵抗のある独自の感覚を現実化することを支えてほしい

という、感覚なのでしょう。

感情や、独自の感覚が自分のものとしておさまる、落ち着く、現実化(確かに自分のものとして実感がもてること)することは、他者の肯定によって支えてもらえる、ということですね。

人は、肯定という支えがあると、どんどん独自的な方向に進んでいくことができるようになります。

そして、独自的な自分になったことを感じられるとき、人間は自分に元気を感じるようです。

【言葉の相(すがた)で支えるということ】混じりっけのない純粋な肯定

私の声にした言葉の相(すがた)を、相手の声でも、そのままの相(すがた)で聞かせてもらえるということ。

私が声にした言葉、そのまんまが、相手の声になって聞こえてくる。

相手の思考や、経験がまったく混ざらず、ただ、私が声にしたそのまんまのすがたで聞かせてもらえる。

それは、私の意志を超えて、嬉しくなってしまうような不思議な体験となりました。

その所作には、相手の感覚や相手の人生の価値観において肯定するという限定が入っていないのです。それは、つまり評価ではないということです。

この上なく純粋な肯定とは、相手が実際にそれそのものの形に、近づいてくれるということ、と言えるかもしれません。

【言葉の相(すがた)で支えるということ】私の感覚

今の私の言葉、

そのままに、

あなたにたどってもらえると、

聞いてもらえると、

声にしてもらえると、

きっと、より独りになれる。

きっと、より私になれる。

私のところを語っているとき、

私にはそんな感覚があるんです。

【言葉の相(すがた)で支えるということ】言葉の相(すがた)のやりとりは、魂レベルのやりとり

言葉の相(すがた)のやりとりは、魂レベルのやりとりとも言えます。

たとえば、私にとって、私の声にした言葉の相(すがた)を相手に確かめてもらうということは、私の魂そのものを相手に確かめてもらうということに等しいという感覚があります。

言い換えれば、私の魂にふれてもらうという感覚とも言えます。

私の魂は、言葉の相(すがた)になることでしか現実化されません。

つまり、私の言葉とは、私の現実化しようとしている魂そのものだと言いたいのです。

私の言葉の相(すがた)を確かめてもらうということは、私が現実化しようとしている魂の形を確かめてもらっているのと同じ。

私の言葉を純粋に肯定してもらうということは、自分では触ることのできない、自分の魂を言葉の相(すがた)を介して撫でてもらえるようなものだと言いたいのです。

【言葉の相(すがた)で支えるということ】おわりに

言葉の相(すがた)で支える。

こわい道、初めての道、不安な道を、

歩いていくことを支える。

こわくても、不安でも、

今、私の声にした言葉が、誰かの声で、そのままのすがたで聞こえるとき、不思議と次の一歩を踏み出してしまうのです。

 

一歩進んだところに、小さな明かりが灯る。

だから、また一歩進める。

そしたらまた小さな明かりが灯る。

だから、また一歩進める。

私にとってカウンセリングって、なんかそんな感じなんですよ。

 

カウンセラー 黒田明彦

 

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