強いエネルギーを抱え、それを無意識のうちに放出していることで、周りに大きな影響を与えてしまう逆エンパス。
そんな逆エンパスの中でも特に感受性が強かったり、環境のせいで抑えこまれるように育てられてしまった場合、自分のエネルギーを隠し、引っ込んでしまうようになります。
そんな逆エンパスの生き方について書いてみました。
興味のある方は読んでみてください。
引っ込み逆エンパスになってしまう人

私のように逆エンパスでありながら、自分が相手に与えてしまう影響に怯え、引っ込み思案を身につけてしまった人を「引っ込み逆エンパス」とよんでみようと思います。
逆エンパスが無意識に泉のように放出しているエネルギーの多くは、相手の無意識下に影響を与えています。
通常のエネルギーの距離感

逆エンパス的なエネルギーの距離感

ほとんどの人がエネルギーの影響をなんとなくでしか意識できません。
ただ、逆エンパスのテンション上がってエネルギーが解放されていたり、情緒が揺れて感情的になっているときなどは、エネルギーが濃くなり、影響力が上がります。

影響を与えてしまうのは、もちろん楽しいことだけではありません。
苦しみや、苛立ち、攻撃的な感情の影響力も高くなってしまいます。
そして、それらは、逆エンパス自身も戸惑うほどに、相手のエネルギーに変化を与えてしまうことがあるのです。
引っ込み逆エンパスになってしまう人は、自分が相手に与える影響に違和感を感じ、どこか悪いことをしているような感覚に苛まれてしまった人でしょう。
だから、人との接触を避けたり、できるだけ自分の情緒を一定に保とうと考えるようになり、いつの間にか引っ込んでしまうようになるのです。
引っ込みながら暮らして行く逆エンパス

逆エンパスはエネルギー放出体質とはいえ、テンションを抑え、目立たないように静かに情緒や感情を抑えて暮らしていれば、相手に与える影響を最小限にできます。
感受性の強い逆エンパスは、自分のエネルギーが相手に与える影響の大きさを受け止めきれず、自分が引っ込むことで周りとのバランスを取っています。
いろいろなことに感情移入しすぎてしまうなどの逆エンパスならではの特徴も、引っ込んでいれば、ある程度制御することはできます。
放出しているエネルギーの濃度のコントロールも、過ぎたる感情移入も行動範囲と交友関係を絞れば、なんとか自分一人で誤魔化しきれるというわけです。
逆エンパスが、どこか本来の自分とは違うと思いながらも、環境に合わせ、隠れながら、最低限自分の生きがい・楽しみをもち、それなりの人生をおくることは不可能ではないように思います。
私は、逆エンパスが相手のエネルギーに影響を与えてしまうことに、申し訳なさや、抵抗感を感じるのは、優しい人間である証拠だと思っています。
逆エンパスが引っ込もうとすること、それは、相手のエネルギーを生かすために、自分のエネルギーを殺している動きですから。
引っ込み逆エンパスが元気になっていくためには

引っ込み逆エンパスは、相手のエネルギーを生かすために、自分のエネルギーを殺すような動きになってしまっている逆エンパスです。
そんな逆エンパスは、相手に与える影響力を最小限にできる代わりに、自分自身の本来の元気を失っています。
そんな優しい逆エンパスが、元気になっていくことはできるのでしょうか。
現在、私は逆エンパスには、2つの完成系があると思っています。
明るく熱く誰よりも力強い逆エンパス
1つは、自分のエネルギーを最大限開放し、周りの全てを自分のエネルギーに巻き込みながら、一緒に突き進む方向に責任を持てるようになること。

「私に任せろ、こっちの道がきっと楽しいよ!大丈夫!一緒に行こう!」
信じた道を突き進み、周りの人も一人残さず連れていってくれる。
自分のエネルギーをどんどん与えていく、まるで太陽のような逆エンパス。
静かで冷たく誰よりも優しい逆エンパス
もう一つは、徹底して、自分のエネルギーを制御し、相手のエネルギーを支え、引き出す引力を持つということ。

「私は必ず、あなたのエネルギーにふれてみせる。そして、それを可能な限り大きくしてみせるよ。」
逆エンパス自らのエネルギーは、相手のエネルギーを触発するように巧みにコントロールされ、どんな小さなエネルギーも殺さずに、救い上げる。
相手のエネルギーを引っ張り膨張させる、引力を持った、まるで月のような逆エンパス。
あなたはどっちになりたい?
自覚があるかどうかは別として、相手のエネルギーを殺したくないという行動になっている、優しい引っ込み逆エンパスのあなた。
あなたは、太陽にも月にもなれます。
あなたはこれまで、どんな人間に憧れてきましたか?
あなたはこれまで、どんな人間に嫉妬してきましたか?
あなたが元気になるとき、それは、あなたがなりたいあなたになったときです。
一人では生きられなかった子供の頃、訳もわからずエネルギーを抑えるしかなかったこれまでの人生。
その当たり前は、いつからでも変えていくことができるのです。
明日からでも、今日からでも。
引っ込み逆エンパスのまとめ
感受性の強い逆エンパスは、自らのエネルギーが相手に与える影響をおそれ、引っ込むことでバランスを取る、引っ込み逆エンパスになってしまうというところを書いてきました。
引っ込み逆エンパスは、逆エンパス本来のエネルギー放出をグッと抑えることで相手とのエネルギーバランスを取ろうとしている、自己犠牲の逆エンパスです。
太陽であれ、月であれ、または他の何かであれ、逆エンパスの完成系は、相手のエネルギーを生かし、そして、自分のエネルギーも生かすというところがポイントだと思います。
大丈夫。
あなたは、もっと元気になっていける。
今までと変わらず、優しいままにね。
月の逆エンパス、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。