今回の記事は逆エンパスを自覚している人、そして、その上で疲れやすさを自覚している人のために向けて書いたものです。
逆エンパス体質の人の疲れやすさの大きな原因のひとつが「我慢」だと思います。
逆エンパス体質の人たちは、それまでの経験から、無意識のうちに自分のエネルギーの余計な放出を抑えるために、より多くのエネルギーや体力を使っているところがあるようです。
多くの他者と共に社会で暮らしていくためには我慢は必要なものですが、その我慢の負担を少しでも減らすことができれば、もう少し生きやすくならないだろうかと考えました。
興味のある方は読んでみてください。
https://kanjoutantei.com/gyaku_empath_counselor
【疲れやすい逆エンパスの人へ】逆エンパスの疲れ方
逆エンパスはエネルギー放出体質だと言われていますが、逆エンパス体質の人たちは、過去(もしかしたら現在も、かもしれませんが)他者から「我が強い」というような評価を受けがちな人が多いと思います。
しかし、私は、これを「我」が強いのではなく、身体に宿っているエネルギーの純粋性が強いのだと理解しています。
逆エンパス体質を自覚している私の「我」は、むしろ社会に適応するために、この純粋エネルギーに必死に抵抗している感じなのです。
社会適応のために、自分の抱える強烈な純粋性とせめぎ合っている。
これが逆エンパス体質の人が疲れやすい原因です。つまり、純粋エネルギーを頑張って抑え込んでいる人ほど疲れやすいということですね。
純粋エネルギーを抑え込むってどういうこと?
純粋エネルギーは、非常に純度の高いエネルギーです。それは、混じりっけなし、正真正銘、真実、ありのまま、そのような言葉に結びついているようなエネルギーです。逆エンパスの人はこのようなエネルギーを身体に宿し、周りに放出し続けています。
そしてこの純粋エネルギーは、汚染、混濁、虚、偽、このような言葉に結びついているようなエネルギーを徹底的に弾き、嫌ってしまうのです。
逆エンパスの人は、この不純エネルギーを弾きたがる、純粋エネルギーと折り合いをつけながら暮らして行かなくてはなりません。
純粋エネルギーを抑えこむ例
上司に不純(誘導的)な問いかけをされたとき、
抑えこむ場合
上司「私はこう思う。キミもそう思わんかね?キミもそう思うよね?」
ギ・ギ・ギ・ギ・ギと純粋エネルギーが強烈に反発する。
私「は…ははっ…。そ、そうですね…。」(相手の顔を見ることができずに)
逆エンパスは、この発言を拒絶したがる純粋エネルギーを抑え込んだ上で言っているので、それだけですごく疲れてしまう。また、エネルギーの強烈な滞りが起こっているので、この上司との次のコミュニケーションにもネガティブな影響が残る。
抑え込まない場合
上司「私はこう思う。キミもそう思わんかね?キミもそう思うよね?」
ギ・ギ・ギ・ギ・ギと純粋エネルギーが強烈に反発する。
私「は?思わないです。というか、思う思わない関係なしに、あなたの誘導的で、他人を安易に巻き込もうとする感じが非常に気色悪いです。私はあなたを拒絶します。」(真っすぐ相手の目を見て)
こんな発言ができれば、逆エンパスはエネルギーのバランスを保てます。
しかし、安易に他者を巻き込もうとしてるような自我の持ち主に向けて、このような発言をしてしまったら、どうなるでしょうか?
また、まわりでそのやりとりを聞いている人はどのような反応をするでしょうか。いろんな想像ができますね。
【疲れやすい逆エンパスの人へ】逆エンパスメモを作ろう
相手の言動や態度に対して不純を感じたとき、逆エンパス体質の人にはバチン!とそれを弾きたがるエネルギーが生まれます。
しかし、そのエネルギーは放出したところで他者にやすやすと受け入れてもらえるものではないと体験的に知っているので、ググッと自分の身体で受け止めて、我慢するしかないのです。
とはいえ、生まれたエネルギーを全て自分の身体で受け止めるのは大変です。とても疲れてしまいます。生まれたエネルギーを流せる場所を作りましょう。
それが逆エンパスメモです。
逆エンパスにあらゆる場面で湧いてしまう、不純を弾くような拒絶的なエネルギーを吸い取ってくれる魔法のメモ帳。
逆エンパスメモの用意
いつでも書き込めて、いつでもしまい込めるような丁度良い大きさのメモ帳を調達する。
逆エンパスメモの使い方
他者とのやり取りの中で、瞬間的に拒絶したいような感情エネルギーが生まれた場合、それをすぐに文字化して、メモに書き留める。
・エネルギーは、それが文字の姿になり具現化すると、少し放出される。
・エネルギーを文字の姿にして、メモ帳に置いていくイメージ。
他の人は引っかからないですむだろうなとか、気づかないレベルだろうなというような繊細なエネルギーの動きの整理こそ逆エンパスメモの活躍の場です。
逆エンパスにはそのような微細なエネルギーの発生が本当にいっぱいあるのです。そして、気が付けばエネルギーが大きく滞っており、疲れてしまっているのです。
それら繊細、微細なエネルギーの発生を丁寧に文字化し、メモ帳に置いていくことが大事なのです。
逆エンパスメモの例
指摘、苦情、疑問、不快感、違和感、不透明感、などなどグッ何かを感じたときにはエネルギーが生まれています。それを瞬間的に文字に書き記すことで、エネルギーを滞らせず、放出することができます。
例)
上司「私はこう思う。キミもそう思わんかね?キミもそう思うよね?」
ギ・ギ・ギ・ギ・ギと純粋エネルギーが強烈に反発する。
私「は…ははっ…。そ、そうですね…。」(相手の顔を見ずに)
私の手元「は?思わないです。というか、思う思わない関係なしに、あなたの誘導的で、他人を安易に巻き込もうとする感じが非常に気色悪いです。私はあなたを拒絶します。」と、サラサラとメモ帳に記入している。
そのコミュニケーションでエネルギーが滞らなければ、次はまた新たな気持ちでコミュニケーションができる。
【疲れやすい逆エンパスの人へ】逆エンパスメモのコツ
・目的は対象の拒絶ではなく、拒絶エネルギーを文字の姿に具現化して、放出し、置いていくこと。
・形なく不確かなものよりも、しっかりと形になっているもののほうが、それを抑えるためのエネルギーは少なくて済む。
・エネルギーを抑えるためのエネルギーを小さくして、疲れを減らそうという発想が大事。
・在るものを無いものとするには大きなエネルギーを消費する。
・在るものをしっかり具現化したうえで、しっかり置いていければ、エネルギーの消耗を抑えられる。
・エネルギーが湧いたら湧いた分だけ文字にする、小さく絵にしてもいい。
・とにかく鮮度が大事。そのとき、その場で湧いた瞬間に書くことが効果的。
・後になってからではあまり効果がない。だから日記ではなく、メモ。
・逆エンパスメモは、具現化したエネルギーのただの置き場所なので、特にそのメモを読み返す必要はない。
・自己理解を深めるとかそういうことも目的とはしていない。
・当然、人に見せるものでもない。
・だから自分の書いていることの良し悪しの区別も必要ない、そういうことをやっているからエネルギーは滞るのである。
・ただただ、純粋に湧いたエネルギーを純粋なまま、生まれるままに文字の姿に具現化していく。
・嬉しい気持ちや、楽しい気持ちも書こう。
・嬉しい気持ちや楽しい気持ちはそのまま声にしても問題にならないことのほうが多いかもしれないが、なんとなく言いそびれてしまうことはある。
・基本的には感情にはエネルギーが宿っているので、これらの気持ちが滞っても苦しくなることはある。
・瞬間的に声にならなかった嬉しい気持ちや、楽しい気持ちも逆エンパスメモに記せると、また身体が軽くなる。
・不純なものに接すれば、拒絶へのエネルギーが生まれ、純粋なものに接すれば、融合へのエネルギーが生まれる。
・それらのエネルギーが滞れば滞るほど、逆エンパスの身体は重くなる。
・文字にして、形にして、ひとつずつ、丁寧にメモに置いていこう。
・そうすれば身体はグッと軽くなる。
【疲れやすい逆エンパスの人へ】おわりに
今回は逆エンパス体質の疲れやすさの大きな原因の一つである、生まれすぎるエネルギーの滞りについて、解決策のアイデアを書いてみました。
この文章を書いている間、ずっと私の頭をかすめていたのは、たとえ種々のエネルギーの発生が多くても、それを遠慮なく全部吐き出した上で、周りと上手くやっていける人もいるかもしれないな…ということです。
たとえ自分の放出エネルギーで一時的に相手を傷つけてしまっても、それを自分でフォローできる人間力があればいいわけですからね。
ただ…、私自身はそうなれるとは思えないんですよね。
今回のアイデアも、積極的な消極策ですからね。
「気にすんな!自由に暴れまわっちまおうぜ!その上で一切合切全部、面倒見てやろうぜ!」
強烈な純粋性を持ちながらも、このような一貫した行動をとれる人も世の中にはいるのでしょうか。
いたとしたら私は間違いなく嫉妬しますね。
炎のような嫉妬エネルギーに心が焼かれてしまうでしょうね。
だけど、もしその人が私を拒絶しなかったら、私はその人に喜んで融合されてしまうような気もします。
あれ?もしかして私のなりたい私ってそんな感じなのかしら?
まぁでも…そんなふうには…
なれないだろうなぁ。
ため息交じりの多感な凡人 黒田明彦