今回は友達や恋人など、自分とプライベートを共有するような親しい人を選ぶときに、感受性の強い人はどのような基準で選んだら良いかというアイデアを、逆エンパス目線で提供してみようと思います。
これから新しい環境に身を置く人、人付き合いがどうも苦手な人など、参考にしてみてください。
また身の回りの大事な人が悩んでいるときなどにも教えてあげてください。
最近ではHSPという言葉も有名になってきましたが、日本人は、5人に1人ぐらいの割合で、感受性が強い人がいるそうです。そしてその感受性の強い人の中のさらにいくらかの人たちにエンパスと呼ばれる傾向を持った人がいます。
そのエンパスと呼ばれる傾向を持った人と自覚症状が似ているにもかかわらず、全く逆の特徴を持った人がいます。それが逆エンパスです。
逆エンパスは強い純粋性をもっているという特徴があります。純粋性という言葉に何か感じるものがあったら、下記の記事を読んでみてください。
感受性が強い人の友達、恋人など親しい人の選び方のセオリー
今回のアイデアは、友達でも恋人でも、自分のプライベートを共有するような相手をどのように選んでいけばよいかという話です。
結論から言えば、自分に合った人を選びましょうという話なんですが、具体的には感受性が強い人は、自分と何が合った人を探せばいいのか、そしてどのように探せばいいのかという話をしていきます。
友達、恋人を選ぶとき、自分と何が合う人を選べばいいの?
会話をしていて共通点が多いことがわかる相手だと、嬉しくなって自然と仲良くなったという経験はないでしょうか?
自分の好きな物事を相手も好きだと言っている相手
本、TV番組、芸能人、アーティスト、アニメキャラ、学者、などなど、自分が好きだと思ったもの、好感をもった対象を同じような熱で好きだと言ってくれる相手。
そんな相手には強いシンパシーを感じて、すぐにでも仲良くなれるのではないでしょうか。
境遇が似ている相手
それぞれの人間の人生は全く別のものですが、相手の言葉を聞く限り、似たような経験をしていると感じられる人がいることもあります。自分と境遇が似ている人とはシンパシーを感じやすく、仲良くなりやすいですね。
私もそうだった。あなたもそうなのね。あなたの気持ちわかるわ。お互いがそんな気持ちに包まれたら、他人とは思えませんよね。
志が近い相手
人生において人間はそれぞれの欲求に合わせて、野望、目標、志というのものが決まってくるものです。
自分はこんな人間になりたい。こんな人間にはなりたくない。何歳までにこうなるぞ!
そういう強い志をもって生きている人同士は仲良くなりやすいかもしれません。
お互いの志のために、助け合ったり、高めあったりしていくことができそうですね。
波長、オーラが合う相手
特に理由はわからないんだけど、なんとなくこの人とは合う気がする。スピリチュアル的な知識や興味がなくても、そんな経験をしたことがある人は多いかもしれません。
特に理由もなく、一緒にいるだけで自分を安心させてくれる人というのは、生まれながらに持つ波長やオーラの相性が良い人なのかもしれません。そんな相手を見つけることができたらラッキーですね。
逆エンパス的、恋人・友人など、親しい関係を持つべき人の選び方
さて、上記が一般的目線だとすると、逆エンパス的目線では、感受性の強い人は、何を基準に親しい関係になるべき人を選べばいいでしょうか。
逆エンパス目線では、どういう相手を親しい人に選ぶのが結果的に一番楽かという話になります。
それは今の自分の一番純粋で率直な部分に対して、抵抗なく受け入れてくれる相手です。
たとえ、物事の好き嫌いが似ていて、境遇や志も近く、またオーラや波長が合っている人でも、今のこちらの純粋で率直な部分に対して抵抗してしまう相手は非常にストレスになります。
相手がこちらの純粋で率直な部分に抵抗するってどういうこと?
たとえば・・・少し極端な例をあげると、
みんなが昨日のTVの話で盛り上がっているときに、
「私は昨日のTV番組面白くなかったなぁ」
純粋に、率直に、単純に、自分の意見を言ってみた。そしたら、
「え?なんで?人気の番組だよ?みんな見ているんだよ?あなたおかしいんじゃないの?」
と、なかなかの勢いで否定されてしまった。
このように、上記のような場面で、慌てて、声を荒げて否定してくるようなタイプからは離れたほうがよいです。
この時、注目すべきは、会話の内容、趣味嗜好の差異の問題ではなく、エネルギーの交流の仕方です。
これはTV番組の面白さの妥当性の主張をしあっている場面の例ではなく、
その場の流れとは違う、純粋なエネルギーが発生したときに、反射的にその純粋エネルギーに抵抗してしまう人がいるという例なのです。
純粋エネルギーに反射的に抵抗してしまう人というのは、不純エネルギーを身体に抱えながら、なんとかバランスを保っているような人です。
そういう不純なエネルギーを抱えている人とプライベートを共有していると、心は安らがず、どんどん疲れていってしまいます。
自分が純粋、率直、単純に言葉を発するたびに、慌てるように、かき消すように結構な勢いで抵抗されてしまいますので、こちらの心は落ち着かず、どんどん荒んでいってしまうのです。
どうやって見分ければいいの?
こちらの純粋なエネルギーに反射的に抵抗してしまう相手をどのように見分ければいいのでしょう?
それは簡単です。プライベートを共有するような仲になる前に、
自分にとって純粋で、率直で、単純に感じることを、その都度、そのまま言葉にして相手に伝えてみる機会をもてばいいのです。
今の私の純粋で、率直で、単純に感じたことをそのまま言葉にして伝える。
そのあなたの言葉には純粋なエネルギーが多く含まれています。
その純粋エネルギーに対し、相手のエネルギーが親和的なものであるなら、相手がどのような言葉でリアクションしてきたとしても、あなたに不快感は残りません。
しかし、その純粋エネルギーと相手のエネルギーが反発してしまうようなら、相手がどのような言葉でリアクションしてきたとしても、あなたは強く不快な気持ちになるでしょう。
逆エンパス的、感受性の強い人の親しい関係を持つべき人の選び方
純粋、率直、単純に感じたことをそのまま言葉にしたとき、その相手のリアクションから不快感を感じるかどうか。
発するエネルギーの純粋性に注意
あなたの発する言葉に宿るエネルギーが純粋なものでなければ、それとの反発を基準に不純エネルギーを抱えた人を判断することは難しくなります。
たとえば、あなたの言葉が不純エネルギーに満ちていたとしたら、その言葉に親和的な反応をする人は、同じく不純エネルギーを抱えた人になりますね。
自分の発する言葉のエネルギーに同調して寄ってくる相手が、不純エネルギーを抱えた相手になってしまうわけですね。
純粋ってどういうこと?
多数派的・文化的・教育的価値観、常識的な思考、場の空気・・・、それらに染まりきっていない独自の感性に頼った感覚の事です。
たとえばグループの中で、ポジションをとるために、あえて皆と違ったことを言うというテクニックも世の中にはあるようですが、そういうことではありません。
他者との関係がどうということではなく、ただ自分の感覚にのみ従った感覚、実感のともなった、変えようのない体験。
それこそありのままの私とも表現されるような、身体のままの私の感覚のことです。
友達、恋人など親しい人の選び方ーまとめ
逆エンパス体質の人など、感受性の強い人は自分の身体に純粋エネルギーを宿していますので、日々世の中の不純と反発しながら暮らしています。
しかし、逆エンパス傾向があまり強くない人でも、自分の純粋性を許してもらえない相手との関係に苦しんでいることは、多かれ少なかれあるのではないでしょうか。
今回の記事のまとめは、友人や恋人には、ありのままの自分を見せても、強く反発しない相手を選んでくださいということになります。
そのためには、わりと自由に他人にありのままの自分を見せられるようになる必要がありますね。
それには、自分のありのままに敏感になる必要が出てくる。
これまでの人生ですでに、自分のありのままを許してもらえてこなかった人は、自分のありのままに鈍くなってしまっていることもあります。
それこそが、なかなか自分に合う人を見つけられない直接的な理由なのかもしれません。
ありのままの自分をぽつりと語った時、「あなたはそうだったのね」と否定も肯定もなく、ただ置いてくれる人。
そんな人が一人でも身近にいたら、人生はとっても素敵になりますよ。
多感な凡人 黒田明彦