やぁ、冥王だ。
今日は「母親との関係がしんどい人へ」ということで書いていく。
母親との関係がしんどくなる人には、ある特徴がある。
それは、母親に母親の役割を求め続けてしまうということだ。
母親との関係を改善させるためには、母親の役割を終わらせてあげる必要がある。
そうそうに母親を超えよ。
それが、私からのメッセージだ。
今回の記事は、あくまで子供目線の記事だ。
そのつもりで読んでくれ。
それでは、もう少し詳しく語る。
さあ、今日も言葉と一緒に遊ぼうぜ!
なぜ母親との関係はしんどいのか?

なぜ母親との関係はしんどくなりやすいのか。
それは、母親という存在がとてつもなく重く、大きい役割をもっているからだ。
それは、子供に十分な愛情を注いであげるということ。
身体で、心で、エネルギーで、愛を持って子供に安心と、安全を与えてあげなくてはならない。
それは、無条件なものでなくてはならないし、無償のものでなくてはならない。
まさに、母は子供にとって、聖母マリアのようでなければならないのだ。
聖母マリアになれる母ばかりではない

どんな凡人であっても、母になり、子の前にいるときは聖母マリアになれるポテンシャルがある。
しかし、それはあくまでポテンシャルの問題であり、聖母マリアにはなれない母親も結構な数存在する。
あとは、途中までは聖母マリアであっても、あるときフッと普通の人間に戻ることもある。
聖母マリアになれなかった母、もしくは、途中から普通の人間に戻った母は、ひとりの普通の人間のまま、子供に対する強烈な保護義務と支配権をもつ。
人間が人間のまま、人間を上手に保護、支配などできるわけがない。
しかし、子供は普通の人間に対して、どうしても聖母マリアであることを望んでしまう。
身も心も痛みと共に急激に成長していく子供には、どうしても十分な愛情が必要だからだ。
母は君を愛すべきだし、君は母に愛されるべきだった。
しかし、普通の人間のまま、人間を愛することはしんどい。
それが、君と母親の関係がしんどくなる根本的な原因だ。
母を嫌いになっても良いし、母を拒絶しても良い

君の心が安全に育っていくにはどうしても愛情が必要だった。
その愛情を十分に与えてくれなかった母を、君は嫌いになっても良いし、拒絶しても良い。
君の心は自由だ。
何人たりとも、君の正直な気持ちを否定することはできない。
私は君の、母を嫌う気持ちを肯定する。
私は君の、母を拒否する気持ちを肯定する。
そして、同時にぐちゃぐちゃに混在する、君のどうしても母に愛されたいという気持ちも肯定しよう。
どれも、君にとって正直で、しんどい、大事な大事な心だ。
抜け出すために準備しろ

人間は、親の保護下を抜け出して、ひとりで生きていけるようになるために、とてもとても時間がかかる。
しばらくは、保護権、支配権をもつ聖母マリアではない普通の人間のもとで暮らさなくてはならない。
それは、とてもしんどいことだろう。
君は自分の身を守るために、保護権、支配権をもつ者に、ある程度従わなくてはならない。
しかし、間違いなくそれは一時的なものだ。
君次第で、いつかは自由を手にできる。
そのための力をつけるんだ。
一時的でよい、クレバーに生きよ

うまく、非保護者の立場を利用するんだ。
ズルくても良い。
カッコ悪くても良い。
愛情をくれるべき相手との関係を見限って、生きるための、自分を守るための世渡りだと、とらえることができれば、君の心はもう大人だ。
相手は聖母マリアではないことをできるだけ早く理解するんだ。
相手を母ではなく、ひとりの人間としてとらえられるようになれば、かなり頭は整理される。
シビアな話に聞こえるかい?
だけど、今君が体験している人生は、すでに十分シビアなものだろ?
自分は母親のコピーではない

母との関係がしんどくならないようにするコツは、自分は母のコピーではないということを実感することだ。
家族だし、血も、遺伝子的にもつながっている。
それは事実だろう。
しかし、君と母は別人だ。
どれほど精神的に境界線が曖昧になっていようとも、君と母は全く違う人間だ。
母の保護下、支配下にいた君が、母の影響を強く受けていることは否定できないが、それはほとんど暗示的なものだ。
君は、いずれどこかで君らしさを解放できる。
それだけは保証できる。
母はすでに君を保護、支配するのがしんどいんだ

もし君がすでに働くことができていて、自分の暮らしを自分で支えることができる実力をつける準備ができているのなら、そうそうに母のもとを離れたほうが良い。
それは、君のためでもあるが、母のためでもある。
母は、すでに力をつけてきた君を保護、支配するのに限界を感じている。
無茶をしながら、無理をして君を抑えつけている。
母もしんどいんだ。
母を楽にしてあげたらいい。
君の方から、母から離れていってあげてくれ。
彼女を普通の人間の役割に戻してやってくれ。
そうすれば、君と母親のしんどさは改善する。
母親と他人になり、友人になれ

君の母は、聖母マリアではない。
そして、早く母から保護と支配の役割を奪ってやったほうがよい。
それはつまり、母と遺伝子と因縁でつながった他人となれ!ということだ。
そこまでくれば、君は母をひとりの人間として好きになることも、尊敬することもできる。
十分な愛情をくれなかった母親としてではなく、不思議な縁のあるたったひとりの人間として、君から母に愛情を与えることができる。
そうすれば、君は、君が心底欲しかったものがもらえるかもしれない。
渇望を満たせ

君が母を
母親としてではなく
ひとりの人間として愛することができるようになったとき
ずっと渇望していた
そのひとりの人間からの愛情を
母だった人からの愛情を
もらうことができるようになる
母と他人になり
母を他人として愛せ
そして母から君の愛情の反射をもらうことで
渇望を満たせ
母親に対する怒りと悲しみを表出せよ

君の身体と心には、きっと母に対する怒りと悲しみが詰まっている。
君が母と他人になるには、まず、そのエネルギーを放出する必要がある。
誰にも許されなかった君の心が、誰にも許されないまま、変わっていけるはずがない。
そんなしんどい真似はできなくていいんだ。
まずは怒りと悲しみを放出せよ。
放出さえできれば、誰かしらが、何かしらが、君の心を許してくれる。
それは、君の良く知った人かもしれないし、まだ出会っていない人かもしれないし、私かもしれないし、宇宙かもしれない。
ともかく、許されるために、変わるために、出す。
「いつか出す。」
そのイメージをもつんだ。
母親との関係がしんどい人へ おわりに

母親との関係がしんどい君へ、母親を超えよ。
それは、母の役割を終わらせてやることだ。
あとは、ひとりの人間同士、親しみと誠意をもってやりとりすればいい。
気に入らなければ離れればいいし、助け合いが必要ならフェアな取引をすればいい。
相手が、血縁者であっても、君が犠牲になる必要はない。
君は君の人生において必要なだけ母と関わればいいんだ。
そうやって、君が君自身の人生を生き、元気になることができれば、犠牲にならずに母を助けてあげられる君にだってなれる。
君がなりたいのは、そんな自分じゃないかな?
ここまで読んでくれた君に、ステキな暗示をかけてみよう。
君は、きっと、自由に君の人生を生きることができる。
そして、君はきっと、君の大好きな母を気持ちよく助けてあげられるような素敵な人になる。
きっとなる、きっとなるよ。
冥王、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。