SNSが台頭した現代は、国民総発信時代とも言えるかもしれません。
しかし今の時代、実は人と話すのが苦手で悩んでいる人というのは、むしろ結構多いのかもしれません。
今回の記事は、人と話すのが苦手な人の特徴や原因を整理し、それを克服する方法もいくつかご紹介します。
人と話すのが苦手でガッツリと悩んでいる人も、ほんの少しだけ苦手意識を持っている方も、是非読んでみてください。

人と話すのが苦手な人の特徴は?

まずは、人と話すのが苦手な人の特徴をいくつか紹介します。
ここに書かれていることが1つまたはいくつか当てはまれば、人と話すのが苦手と言えるでしょう。
人と話すのが苦手な人の特徴①傷つきやすく、人に心を開くのが苦手
傷つきやすく、人に心を開くのが苦手な人は、人と話すのが苦手になりやすいです。
リラックスして、何でも話してしまうと、相手のリアクションに傷ついてしまうかもしれないと、身体が警戒してしまうので、なかなかスムーズに人と話せません。
また逆に、人と話すのが苦手な人は、心を開かなければ人とリラックスして話せないという特徴もあるかもしれません。
いわゆる軽く広い会話、社交的な会話がそもそも苦手なわけです。
人と話すのが苦手な人の特徴②嫌われたくなくて自己主張が得意じゃない

自己主張は自分の立場や役割、そして身体と心を守るために必要なものですが、人と話すのが苦手な人は、自己主張が苦手です。
自己主張は、そもそも相手をある程度制してでも、自分の主張をするという行為ですが、人と話すのが苦手な人は、繊細な人が多いため、人とぶつかることをとにかく避ける傾向があります。
人と話すのが苦手な人は、とにかく人とぶつかりたくない、ぶつかるくらいなら話したくないという穏やかな心を持っています。
人と話すのが苦手な人の特徴③とにかく緊張しやすい
とにかく緊張しやすい人は、人と話すのが苦手です。
人前で緊張しやすい人の理由は様々です。
過去の失敗経験から緊張する人もいれば、自分のエネルギーを抑えることに緊張している人もいます。
また、生まれつき緊張しやすい体質の人もいるようです。
緊張は、話し相手にも伝わってしまうことがあるので、よりリラックスして話すのが難しくなってしまいます。
緊張しやすければ、人と話すのが苦手になってしまうのは無理もないことです。
人と話すのが苦手な人の特徴④自己肯定感が低く、自分に自信がない

自分に自信がない場合、人と話すのが苦手になりがちです。
世の中には、言ったもん勝ちみたいな人間関係、環境もありますので、自信を持ってどんどん自分の言葉を出していけないと、ずっと黙ったままになってしまうこともあります。
自分に自信がないと、どんどん気が小さくなり、人に興味を持たれなかったり、除け者にされてしまうこともあるかもしれません。
結果的に、より自己肯定感は下がり、自信も下がり、人と話すのが苦手になっていってしまいます。
人と話すのが苦手な人の特徴⑤自分だけいつも海の底にいるようで、他人と波長が合わない

敏感で繊細な人たちを指す言葉である、HSPという言葉が爆発的に認知されるようになってきました。

HSPの特徴の1つに何事も深く情報処理してしまうという特徴があります。
生まれついての脳の特徴により、何事も深く情報処理してしまう人は、時折自分だけ海の底にいるような感覚になります。
そして基本的に他の人と波長が合わない感じがして、話をいつも人に合わせている感じになってしまい、人と話すのが苦手と感じてしまいやすいのです。
人と話すのが苦手な人の特徴⑥融通が利かない

融通が利かず、基本的に自分の意見を曲げたくない人の中にも人と話すのが苦手な人はいます。
人と話しても意見が衝突してばかりなので、話すのがめんどくさくなってしまう感じですね。
このような理由で、人と話すのが苦手な人は、ある意味純粋性が高い人でもあると言えます。
人と話すのが苦手な人の特徴⑦人に対して興味や関心が薄い
そもそも人に対して興味や関心が薄い人も、人と話すのが苦手です。
人と話すことに意味を感じないからです。
こういう人は、本人よりも、周りの人が困ってしまうことが多いかもしれませんね。
人と話すのが苦手な人の原因

ここで、どのようなことが原因で人と話すのが苦手になってしまうのかを簡単に紹介して見ます。
人と話すのが苦手な人の原因①SNSなどの影響で直接人と話す機会が減ったため
現代社会はSNSの普及の影響により、オンライン上でのやりとりが増えているというのも、人と話すのが苦手な人になってしまう原因の1つにあげられます。
スマホを使えばリラックスしてやりとりできるのに、面と向かうと全然会話が弾まない、なんて人も結構いるかもしれません。
人と話すのが苦手な人の原因②HSPなど繊細で敏感すぎる体質をもっている

HSPなど、繊細で敏感で感受性の豊かな人は、少し人と話しただけでも疲れてしまうぐらいにエネルギーを消費してしまうことがあります。
刺激に対して敏感に反応してしまうので、疲れやすいんですね。
何事に対しても身体の反応が大きく、相手は全然そんなつもりはなくても、話題の内容によっては、強いショックを受けてしまい、立ち直るのにすごく時間がかかったりもします。
人とのちょっとした会話でそのような衝撃を受けてしまうHSPなどの特徴は、人との会話が苦手になってしまう充分な原因と言えるでしょう。

人と話すのが苦手な人の原因③エンパス、逆エンパスなど、特殊な体質をもっていて、他人との境界線が曖昧である
エンパス、逆エンパスなど特殊なエネルギーの流れをもっていて、他人との境界線が曖昧である人達も、人との会話を苦手に感じている人はいるかもしれません。

特殊な共感覚から、相手とすぐ同化状態になってしまう傾向が強い人たちは、なかなかリラックスして人と会話するのが難しいです。
常に意識的な壁をもっていないと、すぐに同化してしまうので常に緊張しているような感覚を持っている人もいるでしょう。

人と話すのが苦手な人、その克服方法

最後に、人と話すのが苦手な人が、その苦手を克服するための方法をいくつか紹介します。
人と話すのが苦手、克服方法①相手のための言葉を探さない
人と話すのが苦手な人の中には、相手のための言葉を常に探している人がいます。
これでは会話は楽しくなりにくいし、なかなか相手に響くような言葉も生まれません。
人と話すときに大事なのは、今自分が声にしている言葉がどれだけ自分の身に添っているかということです。
自分の身に添った言葉が率直に言えている時、それはもっとも相手に伝わりやすい言葉でもあります。
相手に自分の意見を求められた時は、相手に合うかどうかではなく、今の自分に合う言葉を言うイメージを持ちましょう。
人と話すのが苦手、克服方法②人と話すのが苦手なら聞き上手になろう
人は誰しも自分の話を受け止めてくれる人を探しています。
人と話すのが苦手なら、いっそ聞き上手を目指して、相手の気持ちを受け止めるのが上手な人になりましょう。
相手を無理に褒めようとするのではなく、ただ相手の気持ちを受け止めようとするイメージが大事です。
相手の言葉の中に、特に相手の感情がこもっていると感じた言葉を見つけたら、あなたの声でその言葉の相(すがた)を受け止めてあげてみてください。
相手は喜んで、もっと多くの言葉をあなたに聞かせてくれるかもしれません。
人と話すのが苦手、克服方法③会話はバランスが肝心

会話は自然な流れが大事ですが、いつも心地よく流れていってくれるとは限りません。
もし、なかなかリラックスできず、不自然な会話になってしまっているときは、話す量と聞く量のバランスを意識してみましょう。
会話はキャッチボールです。
投げられたものを受けとめ、受け止めたものを投げ返す。
それをまた受け止めてもらって、投げ返してもらう。
話す量と聞く量のバランスを考えながら、意識してキャッチボールをしてみましょう。
人と話すのが苦手、克服方法④リラックスできる相手を見つけよう
人と話すのが苦手な人は、誰ともリラックスして流暢に会話ができれければならないと考えがちです。
しかし、人の交流には相性があります。
全ての人とリラックスした会話が出来なくても良いのです。
大事なのは自分がリラックスして会話できる相手を見つけること。
自分がリラックスできる相手と、そうでない相手を区別できるようになれば、無理をするべきときと、しなくてよいときの区別ができるようになります。
自分の活動領域に一人でもいいからリラックスして話せる相手がいると良いですね。
人と話すのが苦手な人の特徴と原因、克服方法 おわりに

人と話すのが苦手な人の特徴と原因、克服方法ということで書いてきました。
基本的に人と話すのが苦手な人は、上手に話すことを理不尽に求められた経験を持っているか、もともと自分で自分の心にふれることが苦手な人かもしれません。
話すのが上手な人ほど、率直に自分の気持ちを話せる人だと思います。
話すのが苦手な人は、ただ自分の為に話をすることが許される場所を持つことから始めるのが良いと思います。
月の逆エンパス、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。
