HSP(超敏感体質の人)

HSPはうつ病になりやすい?気質と病気の関係

非常に敏感で繊細な特徴をもつHSP。

近年爆発的に認知が広がっている気質です。

さまざまな刺激に敏感で、ストレスを感じやすい気質をもっているHSPは、心の病気である、うつ病になりやすいのでしょうか?

今回はHSPはうつ病になりやすいのか?ということで調べてみました。

興味のある人は読んでみてください。

 

HSPはうつ病になりやすい?うつ病ってなに?

うつ病は、脳の働きに問題が起きることで、2週間以上にわたって沈んだ気分や興味・喜びの喪失が続き、仕事や日常生活に様々な困難が生じてしまう状態のことを指します。

うつ病の患者数は増加傾向にあり、近年は16人に1人は生涯にうつ病を経験するという報告もされています。

HSPはうつ病になりやすい?HSPってなに?

HSPは、超敏感体質の人という英語のHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の頭文字をとった言葉です。

  1. 脳が深い情報処理をしてしまう
  2. 様々な刺激に敏感
  3. 共感力が高い
  4. 些細な刺激をひろってしまう

という4つの特徴をすべて満たす人と言われています。

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大体人口の20%の人がHSPだと言われています。

また、そのHSPの3割の人が、外向的な特徴を示すということもわかっています。

そういう人はHSS型のHSPと言われていますね。

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HSPは上記の4つの特徴により、他者の言動に影響を受け、ストレスを感じやすいです。

その日の出来事によっては、眠れない、落ち込む、自信がなくなる、気分が落ち込むなど、辛い思いをすることが多いかもしれません。

この敏感な心の動きは、うつ病の症状にも似ているところがあります。

HSPとうつ病は別

HSPは生まれつきの気質で、うつ病は心の病気です。

子供の頃は内気というタイプではなかったのに、今、自分は異常なまでに落ち込んでいる、どうしても元気が出ないというのであれば、それはうつ病になってしまっているのかもしれません。

うつ病は、生まれつきの気質ではなく、原因があって発症している病気ですから、治療が可能です。

HSPは生まれつきの気質なので、治療をする、しないという話ではありません。

しかし、HSPは生まれつきの敏感さから、ストレスを多く抱えこんでしまうというリスクを抱えていますので、上手にストレスを発散していく必要があります。

強く継続的なストレスは、それだけでうつ病の原因になってしまうからです。

自分の傾向を知り、対策を立てることで、受けるストレスを軽減し、また自分にあったストレス解消法を上手に行うことで、ストレスを溜め過ぎないような工夫が必要でしょう。

HSPの人はうつ病になりやすいのか?

HSPは生まれつきの気質であり、うつ病は特定の原因による病気であり、2つは違うものです。

それでは、HSPの人は、うつ病になりやすいのでしょうか?

HSPとうつ病と挫折体験

うつ病を発症してしまう原因の多くは、挫折体験だと言われています。

挫折体験による心のダメージは、自信の落差が大きいほど大きいです。

つまり、もともと自信があった人が、挫折を経験にドーンと落ち込んで急激に自己肯定感が低くなってしまうことがうつ病の原因になるということです。

HSPの人は繊細で敏感であるため、人と同じことができなかったり、集団の中で辛い思いをする経験が多いので、自己肯定感がもともと低いことが多いようです。

そういう意味では、HSPは挫折体験によって自己肯定感が急激に落ち込むということはないかもしれません。

ただし、HSPは感受性が強く、他の人よりも物事に対する反応がいちいち大きいです。

自己肯定感の落差に関係なく、単純に挫折から受ける影響がとても大きいので、やはりHSPにとっても挫折体験は、うつ病になるリスクであると言えます。

HSPとうつ病と疲れやすさ

HSPは感受性が強く、共感力も高いため、人一倍、人間関係の中でエネルギーを消耗してしまいます。

人一倍傷つき、人一倍他人の心配をし、関係ないところまで考え、悩み、気が付いたらヘトヘトになっている。

そんなこともあるのではないでしょうか。

HSPは5感が異常に鋭い人もいるため、におい、音、光などによって、強い刺激を受け、それを処理しなくてはなりません。

人によっては電磁波や他人のエネルギーなど、目に見えないものにも強く反応してしまうため、人混みが苦手な人も多いです。

気が付かないうちに、心も身体も、とても疲れ切ってしまうことは、うつ病の原因になります。

自分の特徴や、疲れやすさを理解せず、他人に合わせて無理をし続けてしまう場合のHSPの人は、うつ病のリスクが高いと言えるでしょう。

HSPの人がうつ病かどうかを見分けることができるのか?

自分の症状がHSPという気質からきているのか、うつ病なのかというのは心配なところでしょう。

HSPは生まれつきの気質ですので、小さな頃、遅くても思春期の頃ぐらいには、はっきりと特徴が自覚できるようになってきますが、うつ病は病気なので、ある程度急性的に症状が出ていることが特徴と言えるかもしれません。

後述するうつ病の身体症状が、最近急に出ている人は、うつ病を心配したほうが良いかもしれません。

HSPの具体的な特徴

  • 物事を深く深く考えやすい
  • 小さな頃から大人に敏感な子だと言われていた
  • 大きな音や強い匂いが苦手、他人が気づかない小さな音や匂いも感知してしまう。
  • 心が疲れやすく、1人でいる時間がどうしても必要だと思っている。
  • 察しがよく、少ない情報でも物事を把握できる。
  • 他人の感情に敏感で、影響を受けやすい。
  • 生活や環境の変化に弱く、調子を崩しやすい
  • 芸術や音楽に深く感動する
  • 自己肯定感を高くもつのが難しい

うつ病の身体的特徴

うつ病の特徴である、憂うつや哀しい気分、未来に希望を持てないなどの抑うつ症状は、上記のHSPの特徴が原因して、HSPにもわりと常駐する症状だと思います。

うつ病の心の状態と、HSP気質の人が陥りやすい心境はわりと似ているところがあるので、そこで区別をつけるのは医師でも難しいそうです。

ただ、うつ病にかかると、身体的な不調が顕著に現れるようになります。

急性的に下記のような症状が出ている場合は、うつ病を疑ったほうが良いかもしれません。

睡眠障害

  • なかなか寝付けない
  • 夜中に何度も目が覚めてしまう
  • 早朝に起きてしまう
  • 眠りが浅い

このような状態があり、睡眠に関する満足感が普段よりも全然低い場合は、要注意です。

自分の身体にあった充分な睡眠がとれていないことが続くと、脳がどんどん疲れてしまい、気分の落ち込みなど、うつ症状が悪化してしまうことがあります。

朝は調子が悪く、夕方に回復する

うつの症状は、1日のうちで大きく変動します。

典型的な例としては、朝はとても具合が悪く、夕方ころにやっと動き回れるようになれます。

この状態は不眠の影響も関係しているようです。

 

 

疲労感と倦怠感

うつ病の代表的な身体症状といえるのが、強い疲労感と倦怠感です。

スポーツや肉体労働など身体を沢山動かしたわけでなくても、身体が異常にだるく、動けなくなってしまいます。

朝の着替えや、歯磨きすらも億劫で、できないケースや、座っていることすらできないケースもあります。

自律神経症状

慢性的な疲労感、便秘、下痢、だるさ、めまい、動悸、微熱、偏頭痛、耳鳴り、目や口のかわき、などの自律神経症状がでます。

自律神経症状は、風邪などをうたがって、病院にいっても、異常なしといわれることが多いです。

とはいえ、上記のような症状が、うつ病の症状だけではなく、他の何らかの病気にかかっている影響で出ていることも考えられますので、辛い症状が続くときは、自己判断をせず、医師の診断を受けましょう。

HSPはうつ病になりやすい?気質と病気の関係 まとめ

HSPの人は、その特徴をしっかり理解し、他人とは違う立ち回りをしないと、とても疲れやすいです。

他人に合わせ、無理をし続けてしまうと、身体からのブレーキとしてうつ症状が出てしまうことがあります。

それは、身体からの休みなさいというサインなのです。

苦しい症状が2週間以上続いているときは、精神科を頼ることもしっかりと検討しましょう。

日本ではメンタルヘルスの関心が日に日に高まりつつあるようですが、まだまだ敏感で繊細な人にとっては生きやすい世の中ではありません。

自分でしっかり自分の特徴を理解し、他人に合わせるのではなく、自分の身体に合わせた生活を送り、自分らしい生き方を模索していきましょう!

 

冥王 黒田明彦でした。

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