HSP

HSPにおすすめの本は?エレイン・アーロン博士、長沼先生の本など

今回はHSPの人におすすめの本を紹介します。

少しずつHSPについての本は増えてきているし、その本はHSPの人が書いているだけあって、奥深い内容のものが多いですね。

共感できる内容も多く、自分の苦しんでいる症状をわかってもらえるような満足感を感じられることでしょう。

HSPが生活の中で困りがちなことへの具体的な対策も丁寧に書いてあるものが多くて助かります。

現代は、SNSや動画メディアが発展していますが、まだまだ本の魅力は変わりません。

本を読むと、語彙力が増えたり、文章力がアップしたり良いことがたくさんあるので、皆さんも、興味のある本を見つけたら、是非、読んでみましょう!

 

自分を愛したい

 

1冊目、長沼陸雄著「敏感すぎる自分を好きになれる本 」

精神科医が書いた安心の一冊

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HSP全般について基本的なことが書かれている良書です。

日本ではとても貴重な、HSPの臨床医である長沼先生が、HSPの特徴を解説しながら「生きづらさ」を減らして生きていく具体的な方法を紹介してくれます。

HSPは生まれつきの性質であるということ、自分を責める必要がないんだよ、ということが丁寧に書かれているので、これを読んで本当にホッとする人は多いのではないでしょうか。

今まで欠点としか思えなかったものを肯定できるようになることは、とても大切なことですね。

まずは、HSPの自己肯定感と、承認欲求を優しく満たしてくれる、初心者にお勧めの本です。

2冊目、武田友紀著「『気がつきすぎて疲れる』が驚くほどなくなる 『繊細さん』の本」

変化球好きでなければ、とりあえずこれ!

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予約殺到の「HSP(とても敏感な人)専門カウンセラー」による初めての本。

とてもエネルギッシュな武田さんの書いた本ですので、読んでいるだけで元気がでます。

著者の武田さん自身HSPなのですが、神経質な感じがほとんどないので、前向きな気持ちになれます。

何人ものHSPのお悩みを解決してきただけあって、書かれているアドバイスは鋭いものばかりです。

10万部突破しているベストセラー本なので、おへそが曲がっていないのなら、とりあえず読んどきましょう!っていう本ですね。

イラストしかり、マーカーの色しかり、HSPの刺激に対する敏感さに配慮し、本全体から優しさを感じられるような作りになっています。

そしてやはり、読んだ後の、一番の満足感は、共感覚が得られて、ホッとする、ということですね。

3冊目、高橋 敦著「敏感にもほどがある」

エンパス度の高いHSPさんにおすすめ

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4コマ漫画、文章、4コマ漫画、文章と進んでいく構成なので楽しくサラサラ読めてしまいますね。

「この本で、自分と似たようなやつがいるなと、心の重荷を少しでも軽くしてもらえばうれしいです」と作者は言っております。

しかし、私は共感できましたが、この作者の感性は、どちからというとHSP通り越してエンパス、逆エンパスの感性のような気がしました。

ですから、様々なエネルギーに超敏感なタイプのHSPさんには特におすすめですね。

個人的には一般男性が書いた本というのもポイントが高かったです。

電子書籍なら、この作品は、Kindle Unlimitedの読み放題で読めるのでとてもお得です。

自己否定をなんとかしたい、劣等感がつらい

4冊目、イルセ・サン著「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」

世界的なベストセラー

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デンマークの心理療法士のイルセ・サンさんの本で、世界的なベストセラーになっています。

こちらも、HSPの基礎知識から社会生活における対処法までガッツリカバーしてあります。

しっかり、HSPの生きづらさを解消するための方法も挙げられているので、ありがたいですね。

イルセ・サンさんも、HSPの敏感さ、繊細さは、HSPの愛すべき能力です!と諭してくれます。

やっぱり病気じゃない、努力が足りないわけでもない、HSPは特性なんだ!って認めてもらえた上で、原因分析、解決策の提示が優しい言葉で書かれていたら、嬉しくなっちゃいますよね。

巻末に「HSPのためのアイデアリスト」があって、それもかなり参考になりますよ。

5冊目、エレイン・N・アーロン著、「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ」

可愛い表紙ですが、内容はズッシリ

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HSP概念の生みの親、エレイン・アーロン博士の本ですね。

HSPが世に広まったきっかけとなった本です。

敏感で繊細な人。

タフさ、押しの強さ、抜け目のなさが求められる世界で、生きにくさを感じている。

だけど、逆にその繊細さは、天賦の才能なのです、と博士は言います。

生きにくく、ただ弱さを実感することしかできない人間への希望の光、ですよね。

価値観をひっくり返すってのは、やっぱり、すげーことだよなぁとあらためて思います。

敏感さを愛そう、そんなメッセージが伝わってきます。

博士の文章からなかなかの神経質さが伝わってくるのも、やっぱ博士もHSPなんだなぁって共感覚をもちますね。

ちょっと難しかったり、くどかったりするところもあるので、ゆっくり読み進めることをおすすめしますが、読了後は自分の特徴を愛する勇気が芽生えていることと思います。

HSPにおすすめの本は?おわりに

いかがでしたでしょうか?

HSPの本は、少しずつ増えていますが、こういう本を読んで、とても元気をもらえる人と、何の意味もない!って残念な気持ちになる人に分かれるんですよね。

本から読み取れるものってそれぞれで、本から得られるものの限界を知っている人は、あまりガッカリする結果にはならなくてすみます。

この手の本を読んで、一番の感動は、「あ、私のことが書いてある」「そういうことだったんだ!」って共感覚を感じさせてもらえることだと思うんです。

対処法は人それぞれっていうのがどうしてもあるので、そこだけを期待してしまうと厳しいですね。

魔法をかけてくれるような本も世の中にはあるのかもしれませんが、基本的にはその本から何を得るかは、読み手次第だということですね。

あなたに感銘を与えてくれる本に出会えること、願っております。

冥王、黒田明彦でした。

私のエネルギー、もらってね。

私の愛も、もらってね。