目の前で誰かと誰かが言い争っているのを見たり、聞いたりすることって嫌ですよね。
たとえ、自分が直接言われていなくても、なんだか自分まで怖い気持ちになったり、イライラしたりしてしまいます。
自分には関係ないことなのになんでこんなに気持ちがザワつくんだろう・・・。
そんな自分を情けなく思って自分を責めてしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は「言い争いを見るのが辛い感受性が強い人(エンパス、逆エンパス、HSP、HSS型HSP)がため込まない方法」ということで、言い争いを間近で見ても、嫌なエネルギーをため込まないで済む考え方を紹介します。
是非読んでみてください。
感受性が強い人にとって他人の言い争いは他人事ではない

感受性が強い人(エンパス、逆エンパス、HSP、HSS型HSP)にとって、他人同士の言い争いは他人事ではありません。
大きな声や、相手を責め合うような言葉の応酬、相手を圧するようなエネルギーを間近で見て・聞いていると、感受性が強い人はそれだけでダメージを受けてしまいます。
感受性が強い人は、直接やりとりをしていなくても、AさんがBさんに言った言葉を聞いただけ、BさんがAさんに言った言葉を聞いただけで傷ついてしまいます。
すぐにその場を離れられるような状況なら、まだ良いですが、身近な人の言い争いの場合は逃げ場がないときもあります。
見て、聞いて、感じる、その自分の身体の動きを無視することは不自然です。
状況によっては、他人の言い争いを他人事ではなく、自分の問題であると、正面から捉えることが大事なときもあります。
なぜ、感受性が強い人は、他人の言い争いを他人事と思えないのか?

エンパス、逆エンパス、HSP、HSS型HSPなどの感受性が強い人は、共感力が高いです。
共感力が高いということは、言い方を変えると、自他の境界線が薄いということになります。
自他の境界線が薄いと、どうしても、相手の身に起こっていることを自分の事のように感じてしまうんですね。
言い争いをしている人たちは、実際に大きな声や、きつい言葉、圧するようなエネルギーを発し合っています。
傍にいるだけで、それらの影響を言い争っている人たち以上に受けてしまうのが感受性が強いたちなのです。
「あなたには関係ないことでしょ?」
いえいえ、感受性が強い人にとって、他人同士の言い争いは、他人事ではないのです。
他人同士の言い争いにも対処が必要

感受性が強い人は、他人の言い争いを見て・聞いていて、ダメージを受けてしまいます。
それは、実際に身体や心に起きる現象です。
実際に受けたダメージを、受け取り方の問題と捉え、誤魔化していく。
それは上手な対処と言えるでしょうか?
実際に耳で聞こえたもの、目で見たもの、そしてエネルギーで感じたもの、それからダメージを受けてしまうのは確かです。
実際に受けたダメージを頭の中だけでなかったことにすることはできません。
もっと積極的な対処が必要なのです。
他人の行動を変えることは難しい

他人同士の言い争いに対して、他人事だと思えない感受性が強い人は、具体的な対処をする必要があります。
しかし、基本的に他人の行動を変えるということは非常にエネルギーのいることです。
相手に対して立場が上だったり、自分に相手の行動を抑制できるような権威がある場合は、相手の行動を変えることもある程度は、できるかもしれませんが、多くの関係においてそれは難しいです。
自分が苦しいときは、相手を変えようとするのではなく、自分を変えようとする。
これが人間関係のセオリーです。
他人の言い争いを見て、聞いているときに感じているのはどんなこと?

あなたは、他人の言い争いを見て、聞いているときにはどんなことを感じているでしょうか?
おそらく、
「そんなことで言い争いしなくても・・・」
「どっちかが我慢したり、行動を変えればいいじゃない・・・」
「なんでいつも同じやり取りを繰り返しているの?もういい加減にして!」
口には出せないかもしれないですが、こんなことが思い浮かんでいるのではないでしょうか。
感受性が強い人にとって、言い争いは、言わなくていいことを言い合っている、やらなくていいことをやっている、そんなイメージではないでしょうか。
だから、自分もそれについて何も言わない。
我慢する。
結果、言い争いを近くで見て・聞いてる自分だけが我慢しているという状況になっているのです。
言い争いをしている人のエネルギーの流れを考える

言い争いをしている人たちは、お互いにエネルギーの交流をしています。
言われたことに対して、言い返す。
お互い嫌な気持ちにはなっているでしょうが、お互い言い合いが出来ている分、エネルギーは淀みなく流れています。
しかし、近くにいて、言い争いを見て・聞いているだけの人は、そのエネルギーの流れの影響を受けているにも関わらず、やり取りに直接参加できていないため、調和のための行動がとれません。
エネルギーの影響を受けっぱなし、もらいっぱなしになっている状態です。
これでは苦しくなっても仕方がありません。
もらってしまったエネルギーを調和するための行動をする

感受性が強い人には厳しく聞こえるかもしれませんが、もらってしまったエネルギーは、放出する行動を自らしなければ調和がとれません。
自分を守るということは、そこそこ根性がいることなのです。
これから、他人同士の言い争いを見て、聞いてもらってしまったエネルギーの調和の方法を紹介します。
エネルギーの調和の方法

他人同士の言い争いを見て・聞いて、もらってしまったエネルギーを調和する方法は、その場で自分が、どんな気持ちになったかを静かに声にしてみることです。
なかなかピンとこないかもしれませんが、これは、もらってしまったエネルギーの調和に直接関係がある行為です。
ポイントは、それによって、他人同士の言い争いを止める、もうやらないようにしてもらおうとするのではなく、あくまで、自分がもらってしまったエネルギーを放出し、自分を落ち着かせようとするためにやることです。
「あなたには関係ないでしょ!黙ってて!」
そう言われてしまうかもしれませんが、関係ないことは決してありません。
エネルギー的には、その場にいる人全員が関係しているのは事実です。
だから、ともかく負けずに自分の感じていることを言い続けるのです。
それができれば、何も言わずにその場にいるだけよりも、嫌なエネルギーの残り方が、あとあと全然違います。
エネルギーの調和を目指す行動は、自分のための行動

他人同士が言い争っている場で、自分の感じたことを静かに声にするという方法は、相手のための行動ではありません。
ただ、自分を守るための行動です。
これは、自分を大切にする気持ちが強いのであれば、やってみる価値のある方法です。
大事なのは自分の声が自分に聞こえるということ。
自分は、もらったエネルギーをそのままにせずに、対処した。
その感覚が大事なのです。
だから、言い争いをしている人たちに、自分の声が聞こえて、言い争いに巻き込まれることがどうしてもこわい人は、自分にだけ聞こえるぐらいの小さな声で、自分の気持ちを言うというのも手です。
とにかく、心の中で思っているだけでは、効果はありません。
どんな小さな声でもいいので、その場で声に出してください。
そうでなければ、エネルギーは調和に向かいません。
「なに?言いたいことがあるなら言ってよ!」
そんなふうに、相手に食ってかかられるかもしれませんが、
「別に、なんでもない。」
と、返しておけば良いのです。
そして、また、他人同士の言い争いが始まったら、
「ボソボソッボソボソッ」
と、自分の気持ちを言う。
「もう、なんなの!」
「別に、なんでもない。」
自分のエネルギーは調和に向かい、言い争っている相手のペースも乱れて一石二鳥です。
他人の言い争いを見るのが苦手な感受性が強い人へ、おわりに

「言い争いを見るのが辛い感受性が強い(エンパス、逆エンパス、HSP、HSS型HSP)がため込まない方法」ということを書いてきました。
感受性が強い人にとっては、他人同士の言い争いは他人事ではないので、根性入れて、しっかり対処していきましょうという話でした。
たとえば、家庭。
たとえば、職場。
何度も繰り返し行われる、他人同士の言い争いがあるとします。
そのやりとりの不毛さに辟易して、何を言っても変わらないだろうという絶望感に苛まれてしまうということはあるでしょう。
無力感を感じて、どんどん元気がなくなっていってしまいます。
確かに、その言い争いをやめさせるための行動は、毎回無駄になるかもしれません。
しかし、その言い争いによってもらったエネルギーの調和のための行動は毎回無駄にはなりません。
毎回毎回、エネルギーをもらってしまうのなら、毎回毎回、エネルギーの調和のための行動が必要なのです。
ただ、あなたのために。
相手の行動が全く変わらなくても、あなたのエネルギー調和行動がどんどん上手になっていけば、その場にいるストレスがどんどん減っていきますよ。
是非、自分なりのエネルギー調和行動を編みだしていってください。
あなたは、ただ、あなたが元気になるための行動をしていて良いのです。
冥王、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。