感受性が強い・繊細

感受性が強い人が精神的に強くなる2つの方法

感受性が強い私は、精神的に強くなることに憧れていました。

しかし、現在は昔ほど精神的に強くなりたいとは思わなくなりました。

私にとって精神的に強くなるということの意味合いが、昔と大きく変わり、精神的な強さを人と比べることが減ったからです。

この記事では、精神的に強くなるということはどういうことなのか?そしてどうすれば精神的に強くなっていけるのかということをあらためて書いていきたいと思います。

興味のある人は読んでみてください。

自分の繊細さが嫌い、生きづらい

感受性が強い人って精神的に強くないの?

「私は精神的に強くなりたい・・・。」

そんな願望をもっている人は、感受性の強い人である可能性が高いです。

感受性(刺激に対する反応の大きさ)は生まれ持った体質です。

人より感受性が強ければ、人より刺激に対する反応が大きくなりますので、人より傷つきやすいのは当然です。

感受性が強い人は、そうでない人よりも多くのエネルギーが生まれ、多くのエネルギーを処理していると考えると良いかもしれません。

感受性が強い人が弱っている場面を見ることは多いかもしれませんが、それは、その人が精神的に弱いからではなく、多くのエネルギーを処理した結果であると理解してあげられるといいですね。

感受性が強い人が精神的に強くなる2つの方法

感受性が強い人が精神的に強くなる_2つの方法

感受性が強い人が精神的に強くなろうとするときに目指すべき方向性は基本的には2つあげられます。

感受性が強い人が精神的に強くなるための方向性

  1. 心の柔軟性を高め、適応力を高める
  2. 自分身体の繊細さにより敏感になる

感受性が強くても精神的に強くなる①心の柔軟性を高める

感受性が強い人が精神的に強くなる_心の柔軟性を高める

感受性の強さというのは基本的には変えることのできない体質的なものです。

感受性が強い人が精神的に強くなるためには「もっと鈍い自分になりたい・・・。」などと、体質を拒否する方向を願うよりも、体質に適応していく形で考えていったほうが建設的です。

刺激に対する自分の反応の大きさ、それによる傷つきやすさは変わらなくても、心の柔軟性を高めることができれば、自分の体質への適応力が高まり、日々の生活はグッと楽になります。

感受性が強い人が精神的に強くなる方法①は、心を柔らかくして適応力を高めること!

心の柔軟性を上げる具体的な方法

感受性が強い人が精神的に強くなるための、心を柔らかくする方法を紹介します。

独自の価値観を生きる

心を柔らかくする一番の方法は、独自の価値観を生きるということです。

文化、風習、風潮、常識、支配的な影響力から独立し、自分の身体の感覚に従って生きる。

他の誰かにとってどうか?今あるルールから見てどうか?の前に、自分の感覚的にどうかを大事にするということ。

自分の感覚を認め、大切にした上で、あらためて、文化、風習、風潮、常識、支配的な影響力と向き合ったり、他の誰かにとってどうか?今あるルールから見てどうか?を考える。

物事の価値観を自分軸で考えることができる人は、心の柔軟性・適応力が高く、精神的に強い人、ということですね。

感受性が強い人ほど、自分軸で生きることを意識しましょう。

孤独感を克服する

感受性が強い人が精神的に強くなる_孤独感を克服する

独自の価値観を生きるためにも、そして、自分の身体に合った生活を送っていくためにも、ときには人に合わせず、一人で行動したり、一人で休んだりすることは大切です。

感受性が強い人は孤独感を感じやすいかもしれませんので、孤独感の克服をしていくことは、大切なテーマですね。

一人で過ごすことに不安を抱えていない人は適応力も高く、精神的に強いですね。

トライアンドエラーの精神をもつ

トライアンドエラーは、カウンセリングの神様、カール・ロジャーズが好んだ言葉です。

人間の学習の根幹は失敗から学ぶことである、という信念ですね。

失敗がただの失敗、取り返しのつかない何か、おそれるべき何かではなく、学びの糧になっている人間は精神的に強いです。

失敗から得るものが大きいということを体験的に理解できると、とりあえずやってみるということがこわくなくなります

とりあえずやってみて、失敗から学び、またとりあえずやってみることができる柔軟な精神。

それは完璧主義からの脱出にもつながるかもしれません。

帰るべき心の拠り所をもつ

人でも、場所でも、本でも、宗教でも、思想でも、なんでもいいので、自分の心の拠り所、帰る場所を決めましょう。

どんなに嫌な気持ちをもらっても、混乱しても、我を失っても、帰ってこられる心の拠り所さえあれば、立ち上がれます

精神的に強い人、心が柔らかい人は、全く傷つかない丈夫な精神をもっているわけではなく、傷ついても、傷ついても、立ち上がることができる精神を持っている人なのです。

愛されたい、愛したい

感受性が強くても精神的に強くなる②身体の繊細さに敏感になる

感受性が強い人が精神的に強くなる_身体に敏感になる

本来、人間の身体というものは非常に繊細なものです。

外目から精神的に強いと見られる人というのは、自分の身体の繊細な声にしっかりと向き合い、対処していき、どんな状況下でもその人らしい能力を発揮できている人だと思います。

感受性が強い人というのは、その身体の繊細な声が大きく聞こえてしまう人であり、そうでない人よりも適切な対処をしなければ能力の発揮が難しい人です。

感受性が強い人が精神的に強くなるということは、身体からの声により敏感になり身体の要求に適切に対処していくことで、どんな状況下でも一定の能力を発揮し続けるようになるということです。

感受性が強い人が精神的に強くなる方法②は、どんな状況下でも自分の身体の繊細さに合わせた対応ができるようになること!

感情探偵
感情探偵
自分の身体の敏感さに鈍い人っていうのは結構いるみたいだよ。

身体の繊細さに敏感な対処の具体例

感受性が強い人が精神的に強くなる方法である「身体の繊細さに敏感になり、対処していく方法」の具体例をいくつか紹介します。

時間を守る

時間を守った生活をしましょう。

あなたが時間をしっかり守っていると、今度は時間がしっかりとあなたを守ってくれます。

繊細な身体のメンテナンスには、しっかりとした時間管理が必要不可欠です。

楽を大事にする

感受性が強い人が精神的に強くなる_楽を大事にする

その行いが正しいかどうかの観点以上に、その行いが楽かどうかの観点を大事にしましょう。

正しい、正しくないは、思考的な判断であり、楽か楽でないかは、身体の感覚です。

自分の楽さに敏感であることが、身体の感覚に敏感であるためのコツなのです。

楽と怠惰は同一視されがちですが、たとえば、より身体に敏感になってくると、怠惰に身をおくことは、あまり楽ではないということも発見できます。

楽であるということは、とても奥深いことなのです。

「私」という言葉をしっかり主語にしてコミュニケーションする

アイメッセージという言葉がありますが、何かを主張するとき、「私は」という主語をしっかりつけて話をするをつけることで、少しずつ「私」という感覚に敏感になっていきます。

私はこう思う。私はこう感じる。私はこうしたい。私はこうしたくない。

繊細な身体に敏感になるということは、私という感覚がはっきりしていくことでもあります。

まずは、「私はね」という言葉で話し出す癖をつけてしまいましょう。

感受性が強い人が精神的に強くなる方法、おわりに

感受性が強い人が精神的に強くなる_おわりに

感受性が強い人が精神的に強くなることは、心の柔軟性を高め適応力を高めること、そして、繊細な身体に敏感になること、と書いてきました。

私は精神的に強くなるということにずっと憧れてきました。

傷つかない人になりたい。

芯の強い人になりたい。

簡単にへこたれない人になりたい。

そんな気持ちを強く持っていました。

しかし今の私は、傷から、へこむような出来事から、学び、立ち上がれる人になりたいと思っています。

感受性が強いことによる傷つきやすさは弱さじゃない。

学びやすさ、成長のしやすさなのです。

悩まない人ではなく、悩みから学べる人が、本当に精神的に強い人ではないでしょうか。

月の逆エンパス、黒田明彦でした。

私のエネルギー、もらってね。

私の愛、もらってね。