日々の生活、人間関係の中で、正しいことを言っているのに、他の人と摩擦が生まれ、いつも衝突したり、睨まれてしまうようなことに悩んでしまう人は、もしかしたら「共感力」が足りないのかもしれません。
逆に、人の気持ちがわかりすぎて辛い、自分本位の発言、行動、選択が苦手という人は、共感力が強すぎなのかもしれません。
今回の記事は、「共感・共感覚とは?共感力の強い人の特徴も」ということで、共感について書いていこうと思います。
興味のある方は読んでみてください。
共感・共感覚とは?その意味

辞書で共感という言葉を調べると、
他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。
と書いてあります。
共感された方は「わかってもらえた」と感じ、共感した方は「私もそうだ」と感じるようなやりとりでしょうか。
共感力は、他人の表情や声色といった情報を鋭くキャッチする感受性の強さにも左右されるようです。
共感の種類

共感には、4つの種類があり、それを情動的共感と認知的共感という2つに分類できるようです。
それぞれ見ていきましょう。
共感の種類①「共感的配慮」
共感的配慮とは、他者の感情を理解し、寄り添うような気持ちのこと。
「うん。うん。今、悲しいんですね。」
「あぁ、わかるよ。僕もそういう時あったから・・・。」
共感の種類②「視点取得」
他者の立場に立って物事を自然に考えることができること。
「君の立場で、そして君の性格で、そして、あの時の君のコンディションを考えたら、君がそんな気持ちになるのは当然だよねぇ。」
共感の種類③「空想」
フィクションの人物に感情移入する傾向のこと。
「ある大好きなアニメキャラが作中で死んでしまったので、3ヵ月立ち直れませんでした…。今でも、敵方のキャラを本気で憎んでいます。」
共感の種類④「個人的苦悩」
他者の不幸な境遇を我が身に置き換えて恐怖を感じる傾向。
「TVで芸能人が癌になってしまったことを報道されているのを見て、震えるほどこわくなってしまった。」
この4つの共感の種類の内、共感的配慮、空想、個人的苦悩が情動的共感に分類され、視点取得だけが、認知的共感に分類されます。
共感力の強い人の性格の傾向

共感力のイメージをわかりやすくするために、共感力の強い人の特徴をいくつか紹介します。
共感力の強い人の性格の傾向①人への関心が強い
共感力が強い人は、常に周囲の人への関心が強く、「この人はどんな人だろう?」「どういうものが好きで、どういうものが嫌いなんだろう?」と、他人の性格や好みなどへの関心が強いと言われています。
しかし、さらに共感力が強かったり、感受性が人一倍強い人(いわゆるHSPや、エンパス、逆エンパスなどという体質を持った人)になってくると、自分の意思とは関係なく、相手の情報をどんどん受け取ってしまうため、むしろ他人から距離を取るように立ち回る人も多いでしょう。
共感力の強い人の性格の傾向②内向的である
共感力の強い人は、人に関心があるのですが、多くの人数の人と一緒にいると、その強い共感力ゆえに疲れてしまいますので、一対一の関係や、少人数でのやりとりを好む傾向があるようです。
そして、結果的に内向的な性格になる人が多いようです。
なぜ共感力が強いと疲れやすいの?
強く共感すると言うことは、強く心が動き、ときには揺さぶられるということです。
人より心の動きが活発ゆえ、疲れやすいということですね。
共感力の強い人の性格の傾向③鋭い直感力を持っている
どんなときでも、「なんとなく・・・」という理屈の通らない感覚による判断で、大体間違いない選択をする人ってたまにいませんか?
そのような人は直感力に優れていて、これまでの記憶や経験を頼りに、または遺伝子が紡いできた身体からの情報を頼りに、物事の判断を理屈なしで行える人です。
共感力が強い人はこのような直感力が高く、なんとなく「今、この人、こんな気持ちなんだろうな」と、雰囲気だけで相手の感情を読み取ることができます。
共感力が強い人は、高い直感力をもっていて、理屈なしに、なんとなく相手のことがわかるという特徴があります。
共感力の強い人の性格の傾向④洞察力に優れている
洞察力とは、少しの手がかりから物事の本質を見抜く力です。
共感力の強い人は、洞察力の強い人とも言え、少しの手がかりから、他人の考えていることや気持ちを推察できます。
表情や、立ち振る舞い、小さな言動の機微を見逃さず、人の内面にリーチしていくことができます。
強い洞察力で、手に取るように相手の心の動きをとらえていくのが、共感力の強い人の傾向です。
共感力の強い人の性格の傾向⑤とても繊細で傷つきやすい
共感力の強い人は、感受性の強い人であることが多いです。
感受性の強さは、刺激に対する敏感さですので、少しの刺激でも驚いたり、ダメージを受けてしまうこともあります。
共感力の強い人はとても繊細で、傷つきやすい性格である人が多いようです。
共感・共感覚とは?まとめ

「共感・共感覚とは?共感力の強い人の特徴も」ということで進めてきました。
共感力の強い人は、強い感受性や直感、洞察力によって、相手の感情に寄り添うことができるということでしたね。
反面、心がいつも忙しく動いているため、疲れやすく、人が大勢いる環境などは好まないということもわかりました。
「これからは心の時代だ!」と叫ばれて、久しいような気がしていますが、もし、身近に自分の気持ちをわかってくれる人がいたら、本当に幸せですよね。
そしてまた、自分自身の共感力を高めることができれば、周りの人を幸せにすることができます。
共感力、高めていきたいですよね。
月の逆エンパス、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。
高すぎる共感力に苦しむ人は逆エンパスかもしれない?