わかってもらえた・・・。
なぜ共感してもらえると、人は嬉しいのでしょうか?
今回は「共感が嬉しい理由は?嬉しい共感の2つのパターン」ということで、共感が嬉しい理由について掘り下げてみようと思います。
共感の嬉しさの秘密を知って、共感上手な人間になりましょう!
是非読んでみてください。
共感とはなんでしょうか?

共感とは、他人の意見や感情などに、そのとおりだと感じること。
また、その気持ちのことです。
この感覚をもとに、人は他人の意見や感情に同意を示したり、理解を示すわけですね。
共感の嬉しさ、2つのパターン

相手に共感してもらえると何故嬉しいのでしょうか?今回は、共感的リアクションの中から嬉しいものを2つ紹介します。
嬉しい共感①共感的な同意
「あー、それね、わかるわかる。」
人は、自分の感覚や、思考が変ではないか?と疑って、自分の考えていることを人に話し、同意を求めたくなるときがあります。
また、とても嬉しいことがあったとき、それを他の誰かに分かち合いたい気持ちにもなりますよね。
そういうときに、相手から、「あー、それね、わかるわかる。」と同意を得ることができるとホッとして、とても嬉しくなります。
自分の感覚を他の人とシェアできた感じがもらえることはとても嬉しいことです。
他には、嫌な気分になるようなことがあったとき、それを人に話したら、実は相手も同じところで嫌な気分になっていた、というように確認できた時、自分の嫌な気分を分け合えたような気分になって、気持ちがスッと軽くなります。
あの感覚って、ほんと不思議ですよね。
共感的同意は、女性グループでは特に多用される?

この共感的同意は、グループの結束を強めるためというか、「私達仲良しだよね、ね!」というように、仲間意識を高めるように使われているときもあります。
場合によっては、嬉しいというよりも、煩わしいと感じている人もいるのではないでしょうか?
仲間内から嫌われないように、共感しているように振舞っている・・・。
もしかしたらそんな人もいるかもしれません。
女性は原始時代からコミュニティを結成することで生き残ってきたという話もありますよね。
女性が共感力に優れるのは、共感的同意による仲間意識の確認がとても重要だった背景があるというのも、なんとなくわかりますよね。
嬉しい共感②共感的な理解

「うんうん、あなたはそう感じたのね。」
共感的なリアクションには、共感的同意だけではなく、共感的理解というものもあります。
この共感的理解は、相手の感情や感覚に対する理解ですので、必ずしも同意を必要としません。
たとえば非常に個人的な感情は、なかなか誰にも同意を得ることができませんよね。
誰とも共有できそうもないユニークな体験、同意を求めるのが難しい体験を人はそれぞれどこかでしているものです。
だけど、それらは、一般化し、他人と共有しにくいから、誰にも言えずに抱えてしまう。
共感的同意をしてもらうのは難しいことがわかっているから人には言いにくいわけです。
だけど、共感的理解なら、同意をしているかどうかは関係ないので、どんなにユニークな内容であっても可能です。
「うん、うん、あなたは、そのとき、そういう感情がわいたのね。」
と、ただありのままの気持ちを理解してもらう。
これが共感的理解です。
これをやってもらえると本当に嬉しい気持ちになります。
ずっと抱えていた孤独な気持ちが、浄化されるような嬉しさです。
許されたような、受け止めてもらえたようなそんな気持ちになれます。
共感的理解とは、自分とは違う相手をそのままに受け止めるということです。
相手の感情、相手の考えを相手のものとしてそのままに理解する。
同じかどうか、なんてどうでもよいのです。
「あなたは、そんな感覚だったのね。」
そう聞いてもらえること、これがどんなに嬉しいことか。
非常に感受性が強く、マイノリティを自覚している人ほど、その喜びは大きいかもしれませんね。
共感されると嬉しい本当の理由

人間は表面上はわかりくにくいかもしれませんが、深く個人的な部分では孤独を抱えています。
それは、自分と全く同じ人間はこの世界に存在していないからです。
非常に現実的な意味で、それぞれの人間はこの世にたった独りきりなのです。
ただ、その孤独に敏感な人と、そうでない人がいるだけです。
共感が嬉しい理由は、この孤独がほんの少しだけ癒されるからなのです。
誰にもわかってもらえない、代わってもらえない、たった独りの自分の感覚に同意してもらったり、理解してもらったりすることは、人間の意識を超えて、深層心理レベルで嬉しいことなのです。
ポロッと何かこぼしてしまった言葉、それを誰かに共感してもらえた時に感じる喜びは、自分の意識と想像を超えてやってくるものなのです。
共感上手になって、人間関係を円滑にしよう

このように共感の嬉しさはとても大きなものです。
その嬉しさは、自分の意識や想像を超えて、はるかに深いところから湧きあがってくる抗えないものです。
共感の嬉しさに、男性も女性も関係ありません。
人間は、共感がほしくてほしくて、たまらないのです!
そして、それがなかなかもらえないものだとわかっているから、期待しないようにすることが上手になっているだけです。
共感上手になりましょう。
そうすれば、きっと人間関係は上手くいきます。
皆が心の底で欲しがっている者を与えることができるようになるのですから。
共感のコツ
共感をするときに大事なのは、こちらで一方的に分かった気になってしまわないことです。
あくまで、相手が共感してもらえたと感じているかどうかに注目してください。
共感できる人間になるということは、人間の身体の求めに応じられる人間になるということです。
共感上手になって、社会で上手に機能していける人間になりましょう!
共感が嬉しい理由は?嬉しい共感の2つのパターン、おわりに

今回は、「共感が嬉しい理由は?嬉しい共感の2つのパターン」ということで書いてきました。
共感には、同意の共感と、理解の共感があり、それぞれとても嬉しいものだということがわかりましたね。
人間が共感に心底喜ぶのは、誰しも心の奥底では、孤独を抱えているから、ということも書いてきました。
共感の喜びは意識の枠を超えて湧き上がってくるものです。
共感上手になって、人間関係を円滑にしましょう!
冥王、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。