少し前に、心理学者アドラーの「嫌われる勇気」という本がベストセラーになりました。
日本人の「嫌われる」ということに感する関心はとても強いということですね。
単純に人に嫌われるのは嫌だし、とても辛いことですよね。
しかし、どうやら世の中には、特に理由がないのに嫌われてしまう人がいるようです。
今回はそんな人について考えてみようと思います。
是非読んでみてください。
なぜか嫌われるのは辛い

理由もなくなぜか嫌われるのは辛いですよね。
- 自分でも嫌われるようなことをやらかしたことがわかっている
- 自分で自分が大嫌いなコンプレックスまみれ
- わざと嫌われるような行動をとっている
などなど、自分で嫌われる原因が、ある程度わかっているならまだしも、特に他人と変わったところがないのに、なぜか嫌われてしまう。
それでは努力の方向性もわからず、ただ、ただ耐えるだけしかない。
はたして、理由もなく、なぜか嫌われてしまうという人は存在しているのでしょうか。
嫌われるのはどんな人?

なぜか嫌われてしまう、ということを考える前に、まずは、一般的には、どんな人が嫌われるのかをチェックしてみましょう。
嫌われる男の特徴
自慢話が多い男
自分がいかに優れているかということを自慢ばかりする男は嫌われます。
これって、結構子供のころからそうですよね。
なんであんなに自慢話を聞くときって不愉快なんでしょうね。
優位性を見せられると、劣等性が煽られるからでしょうか。
そのあたりの人の動きを想像できないと嫌われてしまうということですね。
清潔感のない男
清潔感のない、あまりにもだらしない男は嫌われます。
ワイルドと不潔は違います。
単純に嫌な臭いがしたり、汚れた格好をしている人には近づきたくないですよね。
別にオシャレじゃなくても、清潔な格好をしている人には好感がもてます。
身なりを清潔に保つのは、周りの人のためでもあるということですね。
共調性のない男
我儘で、自分の思い通りにいかないと機嫌が悪くなったり、暴言を吐いたりする男は嫌われます。
リーダーシップと協調性がないということは別の話なのでお気を付けください。
口ばかりの男、嘘をつく男
口では大きな事ばかり言っていて、行動が伴っていない男は嫌われます。
単純に嘘をつく男も嫌われますね。
期待を裏切る、信用を裏切るということは、人に嫌われるということですね。
嫌われる女の特徴

自己中心的なタイプ
自分のことばかり考えている、自己中心的なタイプの女は嫌われます。
自分の思い通りにいかないと不機嫌になったり、周りの都合を考えずに空気をよまないと嫌われてしまいます。
男の前と女の前では変わる女
女だけのときと、男がいるときで態度がガラッとかわる女も嫌われます。
男の前だけは、声色やら、性格が変わっている女は、周りの女から白い目で見られてしまいます。
八方美人な女
誰にでも良い顔をするような八方美人な女は嫌われます。
人によってコロコロと態度を変える女は、媚びていると思われ、「いい子ぶってる」「腹黒いやつ」などと思われてしまいます。
人を頼ってばかりの女
なんでも他人任せで、人を頼ってばかりの女は嫌われます。
皆で遊びに行く計画を立てても、他の人に任せっきりでなにも役割を果たさなかったり、楽ばかりしている女。
男性に甘えて、できないアピールをするなど媚び上手な女性も嫌われます。
職場で嫌われる人の特徴

- 声が大きくてうるさい人
- デリカシーがない・動作がうるさい人
- すごく馴れ馴れしい人
- 謙虚さがなく態度が大きい人
- 責任感がない人
- 清潔感がない・臭う人
- 相手によって態度が変わる人
- 仕事ができない・していない人
- 仕事ができる人
- 社内ゴシップが好きな人
- 短気・イライラしている人
- プライベートも関わろうとしてくる人
- ノリが悪い・群れない・つるまない人
- 現状を変えようとする人
- 感情が抑えられない・露骨に出す人
- 自分の仕事しかしない・手伝わない人
- 神経質で細かい人
- 人の話を聞かない人
嫌われる人の特徴、まとめ
まぁ、たくさんありますし、矛盾しているものもありますね。
空気がよめなきゃ嫌われるし、空気をよんでも嫌われるときは嫌われる。
ひっくるめると、○○な人が嫌われるというよりも、人に不快感を与え続けてしまうと、嫌われるということですね。
そして、何に不快感を感じるかは人それぞれである、ということ。
嫌われない人を目指すのも大変ですね。
なぜか嫌われる人の特徴

さて、上記嫌われる人の特徴にあてはまらないのに、なぜか嫌われてしまう人もいるようです。
- なぜか人によく悪口を言われる
- 仲良くしていたのになぜか急に距離を置かれる
- 最初は親しいのに、なぜか、だんだんよそよそしくなる
自分では嫌われるようなことをしているつもりはないのに・・・。
なぜか嫌われる人には、2種類の人がいると思います。
無自覚に嫌われる行動を繰り返してしまうタイプ

1つは、微妙に嫌われる行動を無自覚に繰り返してしまうタイプ。
共感力に乏しく、自分が嫌われる行動をしてしまうことに気が付かないタイプですね。
たとえば、上記の人に嫌われる行動を気づかぬうちに繰り返しているということはありませんか?
こういう人は、どういう行動が人に好かれ、どういう行動が人に嫌われるのかを、自分で感じて判断するのをあきらめて、パターンで覚えてしまうことをお勧めします。
現在はこの記事以外にも、人の心理をパターン化したものがたくさん転がっていますので、それらをしっかり学習することで、実践してみてください。
嫌われる行動を覚え、それをやらないようにして、好かれる行動を覚えてそれをやるようにする。
地道な努力の繰り返しで少しずつ状況は変わっていくことでしょう。
性根の悪い人に疎まれてしまうタイプ

もう1つのタイプは、性根の悪い人に疎まれてしまうタイプです。
集団の中の人間を大雑把に分けると、人を扇動するタイプの人間と、人に扇動されるタイプの人間、そして、人に扇動されないタイプの人間がいます。
人を扇動するタイプの人間は、集団の中で自分が心地よいポジションを維持するために、周りの人を巧みに扇動していきます。
集団の中に1人か2人ぐらいの割合でいます。
人に扇動されるタイプの人間は、人を扇動するタイプの人間にほとんど抵抗せず、特に問題なく上手に扇動されながら立ち回っていきます。
集団の中で、一番数が多いでしょう。
人に扇動されないタイプの人間は、意識的にか、無意識的にか、人を扇動するタイプの人間にガッツリ抵抗してしまいます。
当たり前のように、マイペースに過ごし、空気をよまない感じですね。
これは、あえてそうしているタイプの人もいれば、無意識のうちにそうしてしまっている人もいます。
こういう人は、実はとても魅力的な人が多いのですが、まず、まっさきに扇動するタイプの人間に嫌われます。
そして、扇動するタイプの人間の扇動によって、扇動されるタイプの人間もその人を嫌います。
気が付いたときには、多くの人間に嫌われてしまっているということになりますね。
扇動されないタイプの人間は集団の中に1人か2人というところでしょう。
扇動されないタイプの人間は、扇動するタイプの人間と、扇動されるタイプの人間に嫌われます。
対策としては、扇動するタイプの人間を見極め、その人との関係を向上させることです。
その扇動するタイプの人間に媚びるのではなく、一目置かれるようなポジションにいくことが理想ですね。
あとは、扇動するタイプの人間は計算高いので、「こいつを攻撃すると不利益がある」と、思わせることができると、攻撃してこなくなります。
同じ扇動されないタイプの人間を見つけて、タッグを組むのも良い手ですね。
集団の中では、このような人間のエネルギーの押し合い、取り込みあいが当たり前のように行われています。
「なぜか嫌われてしまう人」のエネルギーは純粋で、そうそう扇動されないため、扇動するタイプの人間にとって都合が悪く、排除対象になってしまうのです。
そのあたりのイメージができると、少しは対策の糸口が生まれるかもしれません。
なぜか嫌われる人は逆エンパスなのかも?
なぜか嫌われる人、その特徴と2つの理由、おわりに

なぜか嫌われてしまう人をのことを考えるために、まずは、どんな人が嫌われてしまうのかを考え、そのあとで、なぜか嫌われてしまう人のパターンを2つ挙げてみました。
人間は1人では生きていけません。
必ず、他人と協力していかないと生活はしていけません。
嫌われてしまう自分に注目して、自分をせめていてもラチがあきません。
その現象が生まれている原因を捉え、なんとか解決していきましょう。
自分の安全、安心を勝ち取っていける自分になるためにも、まずは、自分自身が、自分の味方になれると良いですね。
冥王、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。