連日、厳しい現実を伝えるニュースが繰り返し流れているのを見ると、とてもつらい気持ちになったり、疲れてしまいますよね。
感受性が強い人(HSP、HSS型HSP、エンパス、逆エンパス)は、特にそうだと思います。
まるで世界中の苦しみを吸い込んでいくかのようにつらい気持ちになってしまう。
それじゃ、いつかは倒れてしまいます。
今回は、「ニュースを見るのがつらい・感受性が強いへ(HSP、HSS型HSP、エンパス、逆エンパス)」ということで、少しでもそんな人たちの気持ちが軽くなるようにと、書いていきます。
是非読んでみて下さい。
感受性が強いから、つらいニュースで消耗する

あなたは、1日に何度も何度も同じニュースを見ていませんか?
そして、それは見なくてはならないものだと思っていませんか?
情報に対して鋭く反応してしまう人もいれば、鈍い人もいます。
とても感受性が強いあなたが、わざわざつらい情報を見続ける必要はありません。
状況によって、自分から情報をカットすることをおそれないようにしましょう。
HSPなど感受性が強い人は、他人ごとだと感じられない

HSPなど感受性が強い人は、つらい話を聞いたり、災害、事故、事件などのニュースを見たりすることで、それが他人ごとではなく、自分の身にも起こっていることだと感じてしまいます。
特に全世界で悲劇が巻き起こっているような状態だと、圧倒されて、どうにもならなくなってしまいますよね。
ニュースキャスターの神妙な声、表情だけでもグサグサと伝わってくるものがあるのに、現場のリアルな映像を何度も見るとなったら大変なことです。
映像は交換神経系や、ミラーニューロンを刺激する

つらい状況を映像として見てしまうと、交感神経系や、ミラーニューロンが過剰に反応し、まるで戦闘態勢にあるかのような緊張状態に置かれたり、まさに自分の身に起こっていることのような臨場感で感じてしまいます。
HSPなど感受性が強い人は、実際に直接的な被害を受けている人以上につらい気持ちになってしまうことすらありえます。
しかも、それが1人分ではなく、世界中の人の苦しみとなったら大変です。
そんな状態が続いたら、不眠やめまい、動悸、吐き気、胃痛などの症状が生じてしまってもおかしくありません。
HSPなど感受性が強い人は共感疲労に注意

つらいニュースがとびかう非常時には、「共感疲労」によって疲れ果ててしまうことがあります。
身近な人だけではなく、知らない人たちにまで、強く同情の心を傾けてしまうと、どんどん消耗してしまいます。
「見ず知らずの私がここで元気を失っても、誰も喜ばない。」
そう考えて、あなたは、今、自分にできることを淡々と行いましょう。
そのために元気を保つ工夫をすることは、世界の人々のためのあなたの役目なのです。
ニュースを見てつらい気持ちになったり、疲れてしまったときの対処法
刺激の少ない情報を選ぶ

TVのニュースを見てつらい気持ちになったり、疲れてしまったときは、刺激の少ない情報を選びましょう。
まずは、つけっぱなしのTVを消して、とにかく繰り返し流れてくるニュースを流し見することをやめることから始めましょう。
重要な情報の更新は一日に何回もありません。
TVのニュースやワイドショーは一日中、ほとんど同じ内容を繰り返します。
TVから流れてくるニュースが、ある1つのつらい出来事でいっぱいになっているのを見ると、世界がまるでそれだけのように感じてしまいます。
それは、とても苦しいことですよね。
穿った見方かもしれませんが、TVなどのメディアは視聴率を稼ぐため、また不安をあおって、CMされている商品の購買意欲を高めるために放送する傾向がある、という知識はもっておいた方が良いでしょう。
TVのニュースは必ずしも、あなたの安全の為に放送されているわけではないのです。
HSPなど感受性が強い人は文字でニュースを読もう

たとえば、文字だけで見られるネットニュースであれば、自分の意思で、自分のタイミングで検索でき、また映像も見なくてすむので、少ない刺激で必要な情報だけをおさえることができます。
HSP等、感受性が強いあなたは、刺激の少ない情報を選んで見たほうが良いのです。
また、文字だけで見ると、1日の内に、情報量はあまり変わっていないことがわかります。
TVの情報から離れるのがこわいという感覚もあるかもしれませんが、一日に情報は何度も更新されないし、たとえ少し情報の取得が遅れたところで、よっぽどのことがなければ大丈夫なのです。
ニュースが伝えるのは世界の半分だけ

つらいニュースを見たら、世界では同時に、良いことも起きていると自分に言い聞かせるのも大事なことです。
「自分がニュースで見ているのは、世界の半分だけだ」と、認識しましょう。
SNSでの情報検索は目的意識をもって、ほどほどに

TVでニュースを見なくても、TwitterなどのSNSで、つらい情報ばかりを自分で探して見てしまっていては、どんどん気持ちが落ち込み、疲れてしまいます。
こわいもの見たさや、謎の義務感から、引き寄せられるようにつらい情報を探し、結果、強い不安に襲われてしまうこともあります。
ただ、TVよりもタイムリーな情報が入ってくるので、非常時は、1日に数回はのぞくのは必要かもしれません。
たとえば、人々の混乱や不安を利用した詐欺などが出回ることもありますので、そのあたりの情報をSNSで事前に仕入れることができていれば、対処に差が出ます。
SNSには、デマや不確実な情報も混じっていますので、複数の人のコメントを見て、妥当な情報を見極めましょうね。
SNSでの情報検索は目的意識をもって行い、ほどほどにしましょう。
何かの動作や作業に集中する

何かの作業や趣味に集中するのもおすすめです。
読書をする、音楽を聞く、絵を描く、自分の趣味や好きな作業をゆっくりと時間をかけて、丁寧に行う。
何かひとつのことにゆっくりと時間をかけて取り組む。
そして、そのときの今ココの自分の心に生じている楽しさ、心地よさ、感動を味わうことを大切にしましょう。
すると、外の世界で起こっていることから少しの間、解放され、元気を取り戻すことができます。
友だちや家族と話をしよう

つらいニュースが続いて憂鬱になっているとき、また、共感疲労に襲われたときこそ、大切に思う人たちと話をしましょう。
友人や家族とコミュニケーションをすれば、身近な世界には安心があることを思い出せます。
何か大きな出来事が起こっているときは、細かな情報が新しく入ってくるのをソワソワ気にするよりも、少し大きな論点について議論したり、じっくり考えたりしたほうが落ち着きます。
実際に顔を合わせながら話すのが難しくても、今の世の中、コミュニケーションツールはいっぱいありますので、工夫しましょう!
ニュースを見るのがつらい感受性が強い人へ、おわりに

「ニュースを見るのがつらい感受性が強い人へ(HSP、HSS型HSP、エンパス、逆エンパス)」ということで書いてきました。
最後に、HSP等、感受性が強い人たちの、内緒の特権を教えます。
つらいニュースは私たちに合わせて報道されているわけではありません。
つらいニュースは、丈夫な人たちが消費してくれます。
私たちはそんなとき、最低限の情報を優しい人に教えてもらうだけでイイんです。
私たちはそんなとき、好きなものを好きなだけ見ていてイイんです。
それは、感受性が強い私たちの特権です。
大事なのは、私たちが元気を失わずに、私たちのやるべきことをやることなんだよ。
冥王、黒田明彦でした。
私のエネルギー、もらってね。